『けものフレンズ』図鑑!「アメリカビーバー」編163 Pt.

TVアニメ『けものフレンズ』に登場するキャラクターをご紹介。今回ピックアップするのは、ネズミ目ビーバー科ビーバー属アメリカビーバーの「アメリカビーバー」。生物学上の「アメリカビーバー」も紹介しながら、フレンズ「ビーバー」さんの生態をご紹介していこう。

単に「ビーバー」とも呼ばれる「アメリカビーバー」は、「ネズミ」などの齧歯類の中では「カピバラ」に次ぐ体の大きさを持つ種。森林地帯の河川や湖などの水辺に生息し、湖などの中に泥や枯れ枝などを用いた巣を作り生活している。水かきのある後ろ足と、殆ど毛の無いオールのような平べったい尻尾を持っていて、水中ではこの尾を上下に動かす事で推進力を得ている。また、「アメリカビーバー」は潜水能力にも優れ、最大で15分も潜っていられるとも言われており、更に体に蓄えられた皮下脂肪は、水の冷たさから体温を守る役目を果たしていると考えられている。食物となる木の皮は自生している樹木から齧り取って摂取しているのだが、「アメリカビーバー」の歯は大きくて丈夫な為、直径15cm程の木なら10分程度で齧り倒してしまえるらしい。その為、一時フエゴ諸島で増殖した「アメリカビーバー」による森林破壊が問題となっていた。

自身の事を「おれっち」と言ったり、言葉の語尾などに「～ッス」と付けるのが印象的なフレンズ。建築に関するセンスが優れているようで、ログハウスの写真を見ただけでそれが家である事に検討が付いたり、構造を理解して実際に作ろうとしてみたりと知識面は充実している。しかし、妙に心配性な性格をしている所為か、やり始める前から失敗や事故の恐れなどあれこれと思案し過ぎて、踏ん切りをつけるのにだいぶ難儀していた模様。「かばん」達と出会った事でようやくログハウス作りに着手したが、それでもなかなか作業は進まなかった。