『けものフレンズ』図鑑!「トキ」編160 Pt.

TVアニメ『けものフレンズ』に登場するキャラクターをご紹介。今回ピックアップするのは、ペリカン目トキ科トキ属トキの「トキ」。生物学上の「トキ」も紹介しながら、フレンズ「トキ」さんの生態をご紹介していこう。

日本では特別天然記念物に指定されている種。現在、本国における野生の「トキ」は絶滅したとされており、「佐渡トキ保護センター」による飼育と人工繁殖で育てられた「トキ」が野生に放鳥されている。全身は白っぽい羽毛に覆われており、夏から秋にかけて翼の下部分が「朱鷺色」とも呼ばれる淡いピンク色に染まって実に鮮やか。しかし、その美しい見た目とは裏腹に鳴き声はあまり綺麗ではなく、カラスに似た濁りのある声質をしている。繁殖期の「トキ」はとても神経質になり、巣に天敵や人間などが近付くとすぐに巣から離れ移動してしまう。しかし、一方で雛や幼鳥の頃に親鳥からはぐれたりした個体は人に慣れ易く、昭和43年に保護された「キン」などは素手で捕獲された程だった。

アニメ第3話に登場する「トキ」のフレンズ。髪や衣装など、白と朱色を基調としたカラーリングが特徴的で、頭部には小さな羽のような物が生えており、作中ではこれを僅かに動かしながら飛行している様子が確認できる。歌う事が好きで作中では自作の歌を度々披露しているが、その歌声は非常に音痴であり、歌声を聞いた「ボス」を一瞬で気絶させる程の破壊力を持つ。普段はとても静かな口調で話し、また性格も割と落ち着いている為、その物腰と音痴加減とのギャップが非常に印象的な女の子であると言える。