エロス、バイオレンス、そしてギャグ！「平本アキラ」特集オススメ５選！59 Pt.

血まみれのゲンに辞めないでほしいと懇願され、ケンヂは従業員を続けることに。しかし、運送屋とは名ばかりでトラックには乗るが何を運んでいるのかは不明である。暇を持て余した二人は漫然とした日々を過ごすが、免許のないケンヂに運転を覚えさせようとしたり、新入社員の美女・月形にセクハラしまくって辞めさせようとしたりと、違法スレスレなドタバタ劇を繰り広げるのであった。ゲンは見た目や言動こそ強烈だが、トラッカーとしてのこだわりを持っており、異常な行動力で周りを巻き込むカリスマ性に溢れている。一方で、一見常識人に見えるケンヂだが、無収入に近いため彼女に養ってもらうダメなヒモ男だ。そんな凸凹な二人の破天荒な日常に笑わずにはいられない。

キヨシはひょんなきっかけでクラスメイト・栗原千代といい仲になる。デートの約束を取り付けたものの、その晩は他の4人は女子への欲望を満たすべく女風呂を覗くことを画策する。乗り気ではなかったが、雰囲気に流されるがままキヨシも参加する羽目に。しかし、計画は失敗に終わり、5人は「懲罰棟（プリズン）」に送り込まれる。彼らを制裁したのは、懲罰棟と学園を仕切る「裏生徒会」であった。千代の姉であり冷酷無比な会長・栗原万里や、セクシーな副会長・白木芽衣子の折檻に耐えながら、キヨシはデートを夢見て脱獄を決意する。本作は虐げられるキヨシたちと裏生徒会の過酷な闘争を描く一方、大量のお色気シーン満載のギャグ漫画としても楽しめる。果たして脱獄は叶うのか、どんでん返しの待つ展開に注目だ。

いわゆるピンク系の温泉コンパニオンの仕事は、セクシーなランジェリー姿で酒を注いだりお相手をして宴席を盛り上げることだ。やりすは挨拶で勢い余って転倒し、開脚でオヤジの顔面に乗り上げ喜ばれることに。しかし、調子に乗った挙句かかと落としを見舞い、大激怒されてしまう。その場から逃げ出したやりすは温泉に落ち、温泉水を口に含んだ瞬間「やりすぎコンパニオン」としてあらぬ格好に変身を遂げる。オヤジたちに襲われる寸前だったしづかたちの目の前に現れ、タオルを使った「性技」で彼らを攻略し満足させるのであった。さまざまな客がやりすたちの前に立ちはだかるが、バカバカしいまでの下ネタが面白い。深いことは考えず、明るいエロスを楽しむのにもってこいだ。

只野が率いる組織は「正管」こと警視庁正義管理部といい、特殊能力を持つヒーローたちが所属している。千秋はさっそく悪の組織である「特解戦線」に潜入捜査を命じられ、組織の幹部で抜群の戦闘能力を誇る「ジェリー・E・フィッシュ」に接触する。時を同じくして、千秋は就職祝いの場で偶然出会った漫画家志望の美女・渥美マリコとの関係を深めていく。しかし、彼女には千秋が知る由もない重大な秘密を抱えていた。潜入捜査も板につき、正義と悪の狭間で揺れ動く千秋をよそに、正管と特解戦線の最後の戦いの火蓋が切って落とされる。本作は、ヒーローと悪の組織の戦闘を軸に、恋に正義に翻弄される千秋の葛藤が描かれている。最大の敵であるジェリーの意外な正体に驚愕間違いなしだ。

半信半疑で町外れの十字路で一人ギターを奏でたRJは、悪魔と取引を交わし超絶なギターテクニックを手に入れる。しかし、引き換えに失ったものはヴァージニアとお腹の子であった。失意の中RJは故郷を出てブルーズマンとして生きることを決意し、悪魔と思しき謎の黒人・アイクと共に放浪の旅に出る。道中アイクと別れ、新たに出会った脱獄中の白人・クライド・バローと行動を共にするが彼が引き起こすさまざまなトラブルに巻き込まれていく。そして、悪魔の仕業かRJの身体にも異変が生じるのであった。本作は、ブルーズマンへの憧れから道を踏み外したRJの悲しい生き様に、さまざまなミステリー要素が絡み合っているのが特徴だ。長らく休載状態のため、再開が待たれている。