時代によって形も様変わり!! 日常生活に必須「携帯電話」がキーのオススメ漫画５選29 Pt.

傍観者でいたいと思いながら、寂しい現状が変わることを心のどこかで願っていた雪輝。そんな彼の願いを、空想の友人であるデウスが叶えた。雪輝が手放せない携帯電話を使って。ある日、雪輝が目を覚ますと、携帯電話にはまだ過ごしていない「今日」の日記が書かれていた。雪輝は自身の携帯電話に90日分の未来の日記が書かれていること、この事象の原因が空想の存在であるはずのデウスだということを知る。未来がわかるようになったことを喜ぶ雪輝であったが、実は雪輝と同じ「未来日記」を持つものは他にもおり、未来日記所有者は時空王の座をかけた殺人ゲームに巻き込まれる運命にあった。雪輝は殺人ゲームを乗り越え生き残ることができるのか。その結末から目が離せない。

露伴は創作のために様々な体験をしようと、色々な場所に行く。本作で描かれるのは、そんな好奇心旺盛な彼が実際に体験したり聞いたりした出来事だ。その中には、携帯電話にまつわる話もある。タイトルは「月曜日　天気ｰ雨」。この短編は「歩きスマホ」をテーマにしている。編集者との打ち合わせのために出かけた露伴。電車に乗ろうとした彼は、歩きスマホをする様々な人間にぶつかられ、しまいには線路に落ちてしまう。何故こうも人がぶつかってくるのか。その理由は恐るべきものだった。この短編では、「歩きスマホ」という現代の問題が見事なホラー作品として昇華されている。「月曜日　天気ｰ雨」以外にも、質の良い短編が多数収録されているため、是非ともチェックしてもらいたい。

うるさいしデリカシーがないし、お金がかかるし調子に乗っているようにも見える。だからヒロシは携帯電話が嫌いだった。けれど、道の隅に捨てられていたボロボロの携帯電話を見た瞬間、彼は「こいつとなら上手くやれる」と感じたのだ。だからわざわざ携帯電話会社に無理を言って修理してもらったのだが、届いたのは「完全完結自律型超合金携帯電話」という謎の商品。やけに大きなダンボール箱を開けてみると、そこには人間の女の子にしか見えないものが入っていた。返品したいがそうすると契約違反ということで135万円という大金が飛んでいってしまう。ヒロシは仕方なく少女にえこと名付け、一緒に暮らすことになる。ヒロシとえこのちょっぴり変わった日常を見守ろう。

本作には、森丘世利奈（せりな）という少女が登場する。彼女は携帯電話依存症で、常に携帯電話を持っていないと不安になるという人物だ。携帯電話が学生の間でも普及するようになると、世利奈ほどではないにしても携帯電話を手放せないという若者が増えた。本作では、そんな若者を象徴するバトルが登場する。それが「ケータイバトル」である。ケータイバトルには様々な形があるが、ここではそのうちの1つである「決闘」を紹介する。決闘は、バトルをする2人がスタートの合図で携帯電話を手に取り、各々が異なる小説の1ページを打ち込み、全文打ち終わった瞬間に相手の携帯電話に送信するという早打ちバトルだ。あすかの活躍はもちろんだが、作中で繰り広げられるケータイバトルにも注目したい。

神様の過失によって、死ぬ運命ではなかった冬夜が死んでしまった。強い罪悪感を抱いた神様は、元の世界に戻すことは無理だが異世界ですぐに冬夜を復活させることを約束。それに加え、罪滅ぼしとして冬夜の要望を叶えようと決める。冬夜の要望は1つ。今持っているスマートフォンを、転生先の世界でも使えるようにしてほしいというものだった。神様はそれを快諾。さらに基礎能力・身体能力その他諸々を底上げしたうえで、冬夜を異世界に蘇らせる。神様の格別の配慮を受け転生した冬夜は、チートとも言える能力を有していた。授けられた力と、スマートフォンから得られる知識をフルに使い、冬夜は異世界でたくましく生きていく。冬夜とともに、異世界での生活を堪能しよう。