新婚夫婦のラブラブな日々を描いた日常系ラブコメディ。妻の琴吹新妻(ことぶきにいづま)と夫の「だーくん」は結婚したての新婚カップル。何もかもが新鮮で、とにかく一緒に暮らせることが嬉しくてたまらない。だが、新妻は炊事も洗濯も裁縫も今までは母親に頼ってばかりで、花嫁修業もしてこなかったため、家事は慣れないことばかり。それでも愛するだーくんのために、良い奥さんを目指して主婦業を頑張る姿が描かれている。
本作に登場する新婚夫婦の奥さんの新妻は、どちらかと言うと童顔で可愛らしい顔をしているが、胸が大きくてスタイル抜群。休日なのに平日と勘違いして寝坊したことを焦るなど、おっちょこちょいな一面もあるキュートな女性だ。一方、夫のだーくんは顔立ちが解らないように描かれており、新妻の可愛さが際立つような描かれ方をしている。新妻は慣れない家事で失敗が多かったが、経験を積んでいく内に少しずつ主婦として成長していく。新しい生活を快適に送るためには、ご近所付き合いも重要だ。展開が進むにつれてお隣のなごみ夫婦をはじめとした主婦仲間が増えていき、雨の日の洗濯物の干し方などの主婦共通の悩み相談を通じて交流を深めていく。
照れ屋で不器用な夫と大胆で素直な妻が紡いでいく甘くて幸せな生活を描いた日常系ラブコメディ。主人公の奥さんは天真爛漫で素直な女性。家でも外でも変わりなく旦那さんに愛情を伝えようとし、手を繋ぎたいと思っている。しかし、旦那さんはシャイな性格で、周囲の目を気にしてなかなか素直になれない。だが、誰も見ていない場所では自分から抱きついてくる。奥さんはそんな旦那さんのことを可愛いと感じ、日々愛しさが募っていくのだった。
本作に登場する夫婦は奥さん側が旦那さんを可愛いと感じている。奥さんの初恋の相手は別にいたが、旦那さんの初恋の相手は奥さんだった。初恋の相手と結婚できたことは旦那さんにとって至上の喜びだ。だが、シャイなために人目を気にしてつい素っ気ない態度をとってしまい、奥さんにいつか嫌われてしまうのではないかという不安を抱えている。二人きりの場所では甘えてくる旦那さんのことを奥さんはとても可愛いと感じているが、奥さんも天然な一面があり、読者側からすれば二人とも同じくらい可愛いと思えてくることだろう。この可愛い二人の結婚生活に心癒され、この幸せが末永く続くことを祈らずにはいられない作品だ。
アニメオタクの旦那と仕事が大好きな非オタクな嫁が過ごす何気ない暮らしを描いた日常系コメディ4コマ漫画。十(つなし)カオルは一般の会社で働くOLで、アニメオタクの一(はじめ)と結婚している。旦那の一は漫画やアニメ中心に生きており、アニメネタのブログのアフィリエイトで収入を得ているほどの重度のアニメオタク。だが、カオルは非オタクであり、夫が話すオタク用語の意味が解らず、振り回されてばかりなのだった。2014年テレビアニメ化。
本作に登場する嫁のカオルと旦那の一は、物事の価値観や考え方が異なる共通点が少ない夫婦。カオルの上司は、何故アニメに興味が無いカオルが重度のアニメオタクの一と結婚をしたのか理解ができずにいた。カオルは一のオタク以外の部分の、包容力や優しさに惹かれて結婚したのだ。一が話すオタク言葉に翻弄されながらも、何気ない一の男らしさに赤面するカオルの姿がとても可愛い。作中には一の弟や母親など個性が強いキャラも登場し、賑やかに展開されていく。ネットスラングが飛び交っているが、その解説も掲載されており、オタク用語に詳しくない人も楽しめるようになっている。
ツンデレな少女が幼馴染の彼と結婚を前提に同棲生活をスタートさせるラブコメディ。鏑木若葉(かぶらぎわかば)は、幼馴染の湊介(そうすけ)のことが大好きな高校生。自分の気持ちを言葉にすることが苦手な彼女は、いつも湊介に対して可愛くない態度を取ってばかり。10年前は「若葉」と呼んでくれていたのに、今は名字で呼ばれることに不満を感じていた。そんな折、倒産寸前の湊介の父親の工場を助ける条件で、鏑木財閥のお嬢様である若葉は湊介と結婚することになる。
本作に登場するのは、子供の頃に遊びで結婚式を挙げ、結婚を誓い合っていた幼馴染のカップルだ。鏑木家は裕福な家柄だったため、湊介の父親の工場がピンチであることを知った若葉は、結婚を条件に工場を助けることを湊介に提案。若葉が結婚可能な16歳になるまでの1ヶ月間、結婚に先駆けて同棲生活が始まった。若葉は口では憎まれ口ばかり叩いているが、内心では昔と変わらず湊介のことが大好きだ。一方、湊介は若葉に対してどんな時もクールな態度を崩さない。温度差は広がる一方だが、若葉は結婚までに何とか自分の性格を直して湊介と両想いになろうと奮闘する。強がっていても心の中で色々葛藤している若葉はとても健気で可愛く、読者はきっと彼女を応援せずにはいられないだろう。
ミステリアスな少女と個性的な名前の少年が出会い、結婚してから愛を育んでいくラブコメディ。中学3年生の由崎星空(ゆざきなさ)が一目惚れをした相手は、月夜に出会った美少女・月読司(つくよみつかさ)。出会った直後に星空は車にはねられるが、重傷を負いながらも告白する。結婚を条件に交際の約束をするが、司は姿を消してしまう。だが、18歳になった星空の前に再び司が現れ、恋愛を始めるより前に二人は結婚生活をスタートさせる。2020年テレビアニメ化。
本作に登場する新婚の奥さんの司は、いくつもの謎を抱えているミステリアスな少女だ。例えば夫である星空との出会いの際に彼が車にひかれた時も、司は身を挺してかばうが、彼女は平気な様子で立ち去っているのだ。星空は月に向かって歩く司の姿を、かぐや姫の姿と重ねたが、まさに司はまるで平安時代から生きていたかのような言動を取ることがある。そんな司に星空が一目惚れをしたのは、「とにかく可愛い」と感じ、運命だと信じたからである。司には機械音痴だったり寂しがり屋だったりと可愛いところも沢山ある。共に暮らしながらゆっくりと愛情と信頼を深めていく二人の様子が微笑ましく、新婚生活をそっと見守りたくなることだろう。