一目惚れしたドS社長のために頑張る秘書のラブコメ漫画。秘書になることを目指している福元藍は、6度目の就職先となる「梅西呉服店」に採用された。面接の際に社長の梅西宝に一目惚れした藍は、宝のためになんでもしますと誓ってしまう。そんな彼女を待っていたのは秘書の仕事ではなく、呉服の専門知識も必要となる大量の事務作業だった。
ヒロインの藍は秘書の仕事に憧れる女性。運よく秘書として就職した先が倒産してしまう。その後も入社したらブラック企業だったり、リストラにあったりと散々だった。しかし秘書募集で応募した「梅西呉服店」の面接で、社長の宝に一目惚れ。宝の言葉もロクに聴こえない状況にも関わらず、なんでもすると宣言。見事採用となったが、翌日から厳しい叱責混じりの事務仕事が始まった。それまで呉服の知識などなかった藍だったが、秘書として正式採用されるよう必死に努力する。藍に常に厳しい宝だが、同僚から優しい面も教えられる。宝も会社のため必死で、そんな宝を支えたいと思う藍の健気さが通じ、ふたりは恋人同士に。だが梅西呉服店に存続の危機が訪れようとしていた。
新人ながら社長秘書に抜擢された主人公のドタバタ四コマ漫画。新卒で入社したばかりの中田葉子は、なんと社長秘書に抜擢される。しかし彼女に命じられた仕事は、まったく仕事をしない二代目社長が他の社員に迷惑をかけないための見張りと、社長が会社の予算を使い込んで造った幼女型ロボット「部下ちゃん」の子守りだった。
タイトルの通り主人公、葉子の仕事は「秘書」というよりも「主婦」である。主な仕事は社長の食事作りと社長室の片付け、幼女型ロボット「部下ちゃん」の育児。もともと四姉妹の長女で世話焼き型だった葉子は、家事も得意な才媛だ。しかし真面目すぎるせいか、周囲の思惑に気づくのが遅れてしまうことも。入社前研修で家事の実習があったことに疑問を持っていなかったが、社長秘書に大抜擢されたのは、そこで家事の腕を見込まれたからだった。休日も、社長が「部下ちゃん」を連れて家にやってきたりと慌ただしい毎日だ。また、葉子がセクシーなスリットスカートを履いているのも「部下ちゃん」のセンス。日々自分の仕事に疑問を持ちながらも葉子は見事にこなしている。
未来からやってきた秘書、田中誠司の闘いを描くSFバトル漫画。時岡長人は進路も決めずに毎日遊んでばかりいる高校生。ある日、長人の前に長人の秘書だと名乗る男、田中が現れる。田中は長人の命が狙われていると警告する。田中は長人を守るためにタイムマシンによって未来から来たのだという。そしてその言葉通り、長人の前に未来から次々と刺客がやってくる。
主人公の田中はメガネに七三の髪型、スーツ姿という真面目なサラリーマンの見本のような青年。長人の前に現れる刺客に対しても社会人の礼儀を重んじ、まずは名刺交換から始めるという徹底ぶり。長人は二十年後の未来で、タイムマシンを実用化して総合時間事業会社を起業、わずか三年で年商50兆円超えをした大企業なっていた。田中はそこで社長を務める長人の秘書である。しかしライバルのヴォールテクス社は卑劣な手で会社を乗っ取り、利権を独り占めするため未来の社長である長人を暗殺しようと目論む。そんな刺客たちから田中は長人を命懸けで護る。遊び人であった長人も未来の会社のために、優れた人材「人間世界宝」を探して仲間にすることを決意する。
派遣の美人秘書が、さまざまな企業を舞台に活躍する痛快ビジネス漫画。派遣秘書として働いている加賀見優は、容姿端麗、頭脳明晰の才女だ。クライアントからの指名も途切れない有能さだが、優はひとつの会社にとどまることはない。その理由は理想の男性に出会うため。今日も優はイケメンと会社の危機を救うため奮闘する。2008年TVドラマ化。
主人公の加賀見優は「ケンハー派遣秘書」に所属するスタイル抜群の美女。さらに秘書としての資格、経験、知識も完璧。その能力は高く評価されているが、優は理想のイケメンに出会うために会社を転々としていた。スケジュール能力の高さはもちろん、細かな気遣いも持ち合わせ、優れた法律知識で会社の危機を救うことも。行く先々の会社で出会うイケメンに一目惚れして、彼や彼の所属する会社のために奮闘し、あらゆる問題を解決する。そんな有能過ぎる優だが、恋愛関係だけはいつも失敗続き。イケメンに恋人がいたり既婚者だったり、毎回チャンスを逃したりしてしまう。しかしそんな失恋にもめげず、優は理想の男性を求めて、秘書としての手腕を発揮し続ける。
魔王とその秘書になった人間が織りなすファンタジックコメディ漫画。300年の封印から解き放たれた魔王は、人間世界征服を目論む。そのために人間界の事情に詳しい者を部下に命じて誘拐させた。やってきたのは先進国の王の秘書をしていた美女。彼女は腹をくくって魔王の「秘書」として人類滅亡(自分以外)の効率的な方法を魔王に示唆するのだった。
本作の主人公である魔王の秘書となった女性には名前がない。自ら人間世界でもこちらでも役職である「秘書」と名乗っている。「秘書」は魔王相手にも雇用関係を求め、逆に魔王がドン引きするぐらい的確に人間の弱点を挙げていく。そもそも「秘書」が選ばれたのは、魔王が人間世界の情報を得るのに「男はむさ苦しいからなるべく女で」とか「容姿も重要」とか「年齢は若ければ若いほど」さらに「胸は大きめ」などと言ったためだった。しかし若く美しい「秘書」は、魔王の人間像を覆す変人で、魔王のみならず魔物たちも困惑。「秘書」自身は彼らがドン引きなのも気に留めず、淡々と魔族たちを合理的な組織に再編成。さらに対勇者戦に備えて、様々な非人道的計画を提案するのだった。