日々自堕落な生活を送る主人公カイジは、ある日自身が借金の保証人になっていることを知らされ、その借金返済のためにエスポワール号という船の上で開催されるギャンブルに参加することになり、そこで繰り広げられる人間同士の心理戦や情、金への執着などに加え、作中で表現される独特の擬音の描写も人気の作品。
人気シリーズ『賭博黙示録カイジ』
シリーズの魅力満載な概要と名キャラクター利根川、大槻の名言を紹介する。
出典:賭博黙示録カイジ(1)
日々自堕落な生活を送る主人公カイジは、ある日自身が借金の保証人になっていることを知らされ、その借金返済のためにエスポワール号という船の上で開催されるギャンブルに参加することになり、そこで繰り広げられる人間同士の心理戦や情、金への執着などに加え、作中で表現される独特の擬音の描写も人気の作品。
参加するギャンブルは、後に壮絶なバトルを繰り広げることとなる金融業者「帝愛グループ」が仕切る「限定ジャンケン」というもの。
ランダムに配られたグー・チョキ・パーが書かれたカードを駆使し、参加者同士が星の奪い合いをするという、単純ながら高度な心理戦が必要とされるゲームだ。
カイジはここで徒党を組み、数の利を生かした作戦を企てるが、その味方から裏切られながらも仲間を切るに切れず、何とか生き残る術を模索し続ける。
敵は周りにいる人間か、内にいる人間か、勝負の本質を突いた非常に読み応えのあるストーリー。
どんな理由があるにしろ、返すことのできない借金を抱えた人たちが、未だ甘えた態度を示すことに叱咤した名言である。現実を突きつけることで、本来であれば「帝愛グループ」が特をする仕組みであるギャンブルだったものを、乗員者全員を参加させることに成功、金は命より重い……。」や「勝たなきゃゴミだ!!」など、数々の格言を残している。
エスポワール号での「限定ジャンケン」から何とか生きて還ったカイジは結局借金返済はかなわず、遠藤からまた新しいギャンブルを紹介される。
そこで待ち受けていたのは「人間競馬」と「電流鉄骨渡り」という二種類の鉄骨を渡るゲームだった。
人間競馬はカイジたち負債者が競走馬のように鉄骨を渡るスピードを競わされ、パーティーに参加する富豪たちがその着順を当てて楽しむというもの。
ただ、鉄骨は高い位置に架けられており、また参加者に対して少ない本数の鉄骨しか架けられていないため、参加者たちは前にいる人間を落としながら進む必要があり、そこがこのゲームの醍醐味となる。
「電流鉄骨渡り」は、その「人間競馬」の後に行われた、いわば本番ともいえるゲーム。鉄骨を渡り切った参加者全員に賞金が与えられるというもの。
つまり参加者同士が潰し合う必要がないため安全なように見えるのだが、鉄骨が架かるのは地上74m。カイジたちは命がけでゲームに挑むことになる。
ここで命をかけずに元の暮らしに戻って、地道に働いても2千万という金額を稼げる訳ではない。
そういう金額だからこそ迷っている場合では無いのだ。
このまま借金地獄に陥るのであれば、貴重な機会を求めてチャレンジするのみだと思うが、実際、この場に立ったらビビッてしまうだろう。
「食べ終わったら……奴はとりあえず満足して……こう考えるだろう……明日からがんばろう……明日から節制だ……と……!が……その考えがまるでダメ……「明日からがんばろう」という発想からは…どんな芽も吹きはしない……!
そのことに20歳を越えてまだ……わからんのか……!? 明日からがんばるんじゃない……今日……今日だけがんばるんだっ……!今日をがんばった者……今日がんばり始めた者にのみ……明日が来るんだよ……! 」
大槻の性格は、一言でいえば狡猾。
表向きは非常に物腰柔らかい、いいおやじだが、その実他人の心を掌握する術に長けた恐ろしい人物だ。
地下帝国ではビールやおつまみといった嗜好品は地上よりも遥かに高い値段で売られ、多くの者は稼いだ金をそれに使ってしまうのだが、カイジは周りの誰よりもハメを外して散財してしまうため、大槻に目を付けられる。
というのも、地下帝国の給料には前借の制度があり、借金に嵌めてしまえば再起することはほぼ不可能になってしまうからです。
カイジは初め、大槻の巧みな口車に乗せられてまんまとこの罠に引っかかってしまう。
今日だけ頑張る、身にしみることばだ。
福本作品から学ぶところは非常に多い。
これらの名言にドキリとした人は、改めてこの作品を読むことをおススメする。
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