『銀と金』は1992年から1996年までアクションピザッツで連載されていた、裏社会に生きる男たちを描いた漫画。
株の仕手戦や政治家との裏取引といった、普通のニュースなどではなかなか見ることができない裏社会を舞台に、高度な心理戦が繰り広げられます。
福本作品ならではの独自のルールを用いた勝負から情報戦、時には刃物を使った肉弾戦など、ユニークな勝負がさまざまな形で登場する。
カイジシリーズで知られる漫画家、福本伸行。
その作品の中でも、打ち切りぎみで終わったにも関わらず高い人気を誇るのが『銀と金』。
ここでは、カイジやアカギといった人気長期連載シリーズにも劣らない、ここでは、カイジやアカギといった人気長期連載シリーズにも劣らない、「銀と金」の魅力を紹介する。
出典:銀と金 (1)
『銀と金』は1992年から1996年までアクションピザッツで連載されていた、裏社会に生きる男たちを描いた漫画。
株の仕手戦や政治家との裏取引といった、普通のニュースなどではなかなか見ることができない裏社会を舞台に、高度な心理戦が繰り広げられます。
福本作品ならではの独自のルールを用いた勝負から情報戦、時には刃物を使った肉弾戦など、ユニークな勝負がさまざまな形で登場する。
物語冒頭、銀二が森田を仲間に入れるために、テストを兼ねて話をしていた際に言ったセリフ。
銀二は森田に対し、人をひとり殺めることができたら5000万円を譲るという話を持ち掛ける。
しかも、これは人殺しではなく、ただの事故、お前はその場所に行ってただ何もせず傍観し、事故が起きるのを待つだけでいいと言うのだ。
一瞬魔が差しそうになる森田だが、罪に問われるとか問われないとか、そういった問題じゃないと言って結局は拒否するのだ。その時の銀二のことばはシンプルながら非常に強力な力を持っている。
森田が5000万円を目の前にして思考がぐらついている時、銀二は森田の前で札束を500万円ずつ減らしていく。
その際に言ったことばだ。
これはおそらく実際の社会でもいえることで、耳が痛いという人も少なくないのではないだろうか。
よく考えることはたしかに必要なことですが、世の中には考えるばかりでそれを実際に行動に起こしたり、スパッと決断したりできる人間はそうは多くない。
森田は自分が決められないでいるうちに報酬を減らしていく銀二に対し、「やめろ!この金額を減らされるとまるで身を切られるよう」と言っている。
これも上の一連で銀二が放ったことばだ。
結局、人間はみな悪、そこを知るのが第一歩だと言う事なのだ。
心理描写が面白い福本作品らしい作品なので、未読の方はぜひ、読んでみてほしい。
114 Pt.
131 Pt.
230 Pt.
86 Pt.
234 Pt.
285 Pt.
109 Pt.
696 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!