『超時空要塞マクロス』より「VF-1 バルキリー」スペック詳細333 Pt.

「ゼントラーディ軍」との第一次星間大戦において登場した「地球統合軍」のVF型の初代量産機。モデルとなったのはアメリカが開発した「F-14 トムキャット」。この2機の機体の性能や特徴を紹介する。

「F-14」の特徴は「可変翼」にあり、状況により主翼の角度を変えることで、安定性や着艦時の揚力確保、マッハ2の速度にも対応することができる。また、強力なレーダー火器管制システムを搭載しており、大型の航空機であれば280km以上もの索敵能力があり、攻撃距離の長さから“最強の迎撃機”と称される程である。「F-14」を配備していたのはアメリカとイランの二か国のみ。日本も検討していたが、違う機体が選ばれたため、見送りとなった。

航空機型の「ファイター」、鳥型の「ガウォーク」、人型の「バトロイド」の3つの形態に変形することが可能であり、主翼には「可変翼」が使用されている。エンジンには「熱核反応タービンエンジン」が搭載されており、大気を高熱圧縮し推進剤として噴射するため、大気圏内であれば理論上半永久的に航空可能となった。その反面、宇宙空間では作戦行動時間が約10分しかないため、背部パックを追加するなどで代用した。「VF-1 バルキリー」はVFシリーズの始祖であり、様々なバリエーションや後継機、オプションパーツが開発された。