スポーツ記者が活躍する漫画29 Pt.

8月11日はスポーツ中継の日!アスリートと観客の間をつなぐ橋渡し役。スポーツの魅力を伝えるレポーターや記者に注目!

作成日時:2018-08-11 15:00 執筆者:マンガペディア公式

夏の風物詩である甲子園を筆頭に、夏はスポーツ真っ盛りの季節。スポーツ中継の日である8月11日は、そんなスポーツに関わる記者たちが登場する作品をピックアップ。現場の熱気を伝えるレポーター、あるいはスポーツの興奮を誌面で読者に届ける記者など、彼らの視点を通して観ることで、スポーツの新たな魅力が感じられるかも!?


『野球+プラス!』

出典:少年画報社

カープファンの新人女性記者・山口由右の活躍を描いたスポーツ記者漫画。作者である石田敦子自身が熱狂的なカープファンで、実際に広島東洋カープの主催試合において、始球式をしたこともある。それだけに、現場の描写は細かく、非常に丁寧だ。

物語の主人公・山口由右は、就職面接当日にアクシデントでスカートを破り、間に合わせとしてジャージ姿で面接に臨んだ強者。面接では、野球とカープに対する溢れんばかりの愛を語り、見事「スポーツニッポン」への入社を勝ち取った。そんな彼女は、研修で出かけた神宮球場でのオープン戦では、初体験の記者席に感激し、導入されたばかりの「コリジョンルール」判定が、現場で初めて実施された瞬間に立ち会えたことに大興奮。ところが、肝心のスコアテーブルを取っていないという、記者としてはあるまじき体たらく。かなりドジな由右だが、前向きに野球の面白さを伝えるため、記者として努力を重ねていく。


リーグジャパンフットボール1部所属のETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)は、毎年残留争いを続ける弱小クラブ。そんな状況を打破すべく、ETU首脳陣は、かつてクラブのスター選手だった達海猛を監督に抜擢する。ところが、過去の経緯からサポーターや選手たちの達海への風当たりはかなり強い。困難な状況の中、GIANT KILLING(番狂わせ)を目指し、達海は様々な策を講じていく。

選手や試合の模様だけでなく、フロントやサポーターなど、サッカーを取り巻く人々を丁寧に描いているのが本作の大きな魅力。そのため、チームとマスコミの関係なども細かく描写されている。サッカージャーナリストの藤澤は、そんなマスコミの中でも特別な存在となっている。「日本のサッカー界を面白くしてやる」と就任直後に豪語した達海の言葉に興味を抱いた彼女は、フリーライターとしての1年を賭け、ETUに密着することを決意する。ところが彼女が観戦した最初のゲームでETUはボロ負け。試合後の記者会見で、怒り混じりにコメントを求める彼女に対し、達海は「期待してくれて大いに結構」と、言い放つ。飄々とした態度を崩さない達海と、懐疑的な藤澤。二人の関係がどう変化していくのかも物語の見所の一つだ。


天才女子柔道家・猪熊柔の活躍を描いた傑作柔道漫画。本作は、女子柔道ブームの火付け役となり、社会現象を巻き起こした。その人気は、現実の柔道家である谷亮子(連載当時は田村亮子)が、本作のヒロインになぞらえて、「柔ちゃん」の愛称で呼ばれたほど。第35回小学館漫画賞受賞作。1989年10月からテレビアニメシリーズが放送された他、劇場版アニメ、実写映画など、様々なメディアで展開された。

本作には、物語のキーマンの一人として、「日刊エヴリースポーツ」の若手記者・松田耕作が登場する。主人公の猪熊柔は、ずば抜けた才能を持ちながらも柔道嫌い。普通の女の子として暮らしたいと願っている。そんな彼女が、ひったくりを巴投げで投げ飛ばす姿を偶然目にした松田は、その才能に一目惚れ。猪熊柔が日本スポーツ界のスーパースターとなることを確信し、記者生命を賭けて彼女を追いかけていく。仕事に誇りを持ち、試合の感動を読者に伝えるべく、日々努力を重ねる熱血記者だ。彼の熱意と真っ直ぐな人柄が、頑なだった猪熊柔の心を変える一因となる。柔の活躍はもちろんだが、彼女と松田の関係の行方も見逃せない要素となっている。


物語の主人公・石田凌駕は、父親が殺人罪で服役中の上に、兄までも殺人事件で逮捕。「殺人一家」として、プロテストの受験前から世間の注目を集める異色のボクサーだ。そんな彼は、服役中の父から届く手紙「チャンピオン大作戦」に従ってトレーニングを続け、脇目も振らず頂点を目指す。ダークテイストなボクシング漫画だ。

マスメディアは、スポーツの感動や熱気を伝えるだけではない。選手のプライベートをほじくり返し、興味本位でスキャンダルをぶち上げる低俗なメディアも存在する。本作に登場する写真週刊誌「HOT SHOT」も、そんなメディアの一つだ。「HOT SHOT」に所属する女性記者・木村理恵は、雑誌の方針に従って「殺人一家の次男」として凌駕を取材に訪れる。終始不遜な態度で取材に応じる彼に対する理恵の第一印象は最悪。彼女は、「キミがどんなに凄いボクサーになろうと尊敬できないと思う」と、言い放つ。だが、ボクサーとしての彼の実力は、紛れもない本物。プロテストでインターハイ王者を圧倒し、デビュー後もKO勝利を連続。凌駕の実力と、ボクシング以外を切り捨てるかのようなストイックな姿勢に興味を抱いた理恵は、彼のジムに入会し、密着取材を試みる。


中継ぎ投手・凡田夏之介を主人公として、金銭的な側面を中心にプロ野球を描いたユニークな野球漫画。タイトルの『グラゼニ』は、かつて南海ホークスを率いた名将・鶴岡一人の名言「グラウンドにはゼニが落ちている」を略したものであり、主人公の口癖ともなっている。第37回講談社漫画賞(一般部門)受賞。2018年4月にテレビアニメ化。

選手のみならず、ブルペン捕手を始めとする裏方や、フロント、スカウト、代理人など、プロ野球の周辺の様々な人々を描いているのがこの作品の特徴の一つ。野球中継のアナウンサーや解説者などの、マスコミ関係も細かく描写されている。日本放送のOBをモデルにした松本ひでおアナ、「東東スポーツ」所属の女性記者・セキネ、凡田の先輩でラジオ中継の解説者・徳永(後にコーチに転身)、「仙台パーフェクTV」の女子アナ老山花子など、数多くのマスコミ関係者が登場。物語を盛り上げるのに一役買っている。中でも女性記者のセキネは、凡田のプロポーズの行方に影響を与えるなど、物語の展開に大きく関わることとなる。


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