概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
達海 猛 (たつみ たけし)
ETUに在籍していた元プロサッカー選手で、現在はETUの監督。年齢は35歳。現役時代はETUの攻撃の中心として活躍したスター選手で、次代の日本代表を担う選手として注目されていた。しかし自分にスポットが当たりすぎるあまりチームの状況がおかしくなっていったことに悩み、イングランドのプレミアリーグへ移籍するも、プレミアのデビュー戦で足の故障が発生し、志半ばで選手生命を絶たれた。 その後、イングランドのアマチュアクラブの監督に就任し、プロ相手に勝利することさえある強豪へと育て上げていたが、渡英した後藤恒生の説得を受けてETUの監督に就任する。一見いつもふざけているような人を食った性格だが、監督として優れた戦術と観察力の持ち主であり、椿大介のような若手の発掘やチームの意識改革、相手チームの弱点をつく作戦立案などで、弱小チームだったETUをタイトルを狙えるまでに育て上げていく。
椿 大介 (つばき だいすけ)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションは主にMF。20歳で背番号は7。達海猛に見出されレギュラーとして抜擢されると、非凡なスピードと運動量を武器にETUの中心選手の一人となる。一人で試合の流れを変えるようなプレーもしばしばで、背番号が同じである現役時代の達海と重ね合わせて見られることも多い。 性格は真面目だが極端なビビり屋でもあり、そのせいで調子のムラが激しく、サッカーを始めてからPKを成功させたことがないなどプレッシャーにも弱い。
村越 茂幸 (むらこし しげゆき)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションは守備的MF。ETUのキャプテンを務めている、生真面目な32歳。達海猛に憧れてETU入りするも、1年後に達海が海外移籍してしまったため共にプレーした期間はほとんどなかった。その後のETUの低迷期を支え続けたことで、「ミスターETU」と呼ばれており、チームメイトやサポーターからの信頼は厚い。 そのような自負もあって、チームを「捨てた」過去がある達海に対しては当初反発をみせる。
ルイジ吉田 (るいじよしだ)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションは主に攻撃的MF。背番号は10。26歳でイタリア人と日本人のハーフ。パスセンスやフリーキックに才能を見せる天才肌の選手であり、ETUの攻撃の要。ただし、守備意識の低さや集中力のムラといった弱点も持っている。性格はかなりのナルシストであり、チームメイトには「王子」と呼ぶよう要求している。 達海猛を「タッツミー」、椿大介を「バッキー」など、チームの関係者を独特のアダ名で呼ぶ。
黒田 一樹 (くろだ かずき)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションはDF(センターバック)。28歳で、スキンヘッドが特徴。短気で熱い性格をしており、赤崎遼やジーノといったチームメイトと口論になることもしばしば。DFとしては小柄だが、闘志あふれるプレーで杉江勇作とともにETUの守備の中心的存在となっている。
杉江 勇作 (すぎえ ゆうさく)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションはDF(センターバック)。28歳で黒田一樹とともにETUの守備の中心的存在。同い年でポジションも同じ黒田とは仲が良いが、黒田とは対照的に常に冷静な性格をしている。高い身長を活かし、セットプレー時は攻撃参加も行う。
赤崎 遼 (あかさき りょう)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションは主に右サイドのMF。ETUのユース出身の21歳で、五輪代表候補に選出されたこともある期待の若手。上昇志向が強く、先輩相手でも臆せずズケズケと自分の意見を言うこともある生意気なほどの性格。そのため黒田一樹とは衝突することが多い。
夏木 陽太郎 (なつき ようたろう)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションはFW。26歳。怪我で試合に出れない時期が長かったにも関わらず昨季のチーム内得点王となっているエースストライカーで、簡単なシュートをよく外す代わりにここ一番という時に難しいシュートを決める勝負強さを持っている。いつもテンションが高くサッカーへの情熱も人一倍だが、時にそれが空回りすることも。
世良 恭平 (せら きょうへい)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションは主にFW。22歳。エースの夏木陽太郎が怪我で離脱していることもあって開幕からFWのレギュラーとなっているが、得点という結果がいまいち出ていないことで悩んでいる。基本的には明るく元気な性格で、自分に足りない部分を自覚し、できることを最大限行う努力家。
緑川 宏 (みどりかわ ひろし)
ETU所属のプロサッカー選手で、ポジションはGK。33歳。チーム最年長で、日本代表の経験もあるベテランであり、チームメイトからの信望も厚い。
松原 (まつばら)
ETUのヘッドコーチである太り気味の男性。達海猛より年上の45歳だが、達海には「松ちゃん」と呼ばれてよくからかわれており、あまり威厳はない。
後藤 恒生 (ごとう こうせい)
かつてETUに在籍し、達海猛と共にプレーしたこともある元プロサッカー選手で、現在はETUのGM。39歳。チーム再建のためには達海の力が必要だと思い、渡英してETU監督就任を要請した。達海の良き理解者として彼を支える。
永田 有里 (ながた ゆり)
ETUの会長の娘であり、ETUの広報担当を務めている女性。幼少時からETUの熱烈なサポーターであり、特に現役時代の達海猛のファンであった。
羽田 政志 (はた まさし)
威圧的な雰囲気を持つ男性で、ETUのサポーター集団・スカルズのリーダー。チームを愛する気持ちは人一倍だが、そのためにETUから移籍した達海猛やチームの低迷期に応援から離れた田沼吾郎に対しては、裏切りと見なしてかなり厳しい態度を取っている。チームが連敗を喫した際にはバスを囲んで監督の解任要求を突きつけたことなどもあり、ETUの上層部との折り合いも悪い。 本業は塾講師。
田沼 吾郎 (たぬま ごろう)
ETUのサポーターである八百屋。かつてはサポーター集団の中心人物だったが、息子の田沼幸太が生まれたことや達海猛の移籍などもあってスタジアムから足が遠のくようになっていた。達海の監督復帰もあって再びスタジアムに通うようになるも、現在のサポーターの中心である羽田政志らと対立する。 椿大介には現役時代の達海と似た雰囲気を感じており、横断幕を作るなど特に応援している。
田沼 幸太 (たぬまこうた)
田沼吾郎の息子で、ETUのサポーター。学校の友人とともにETUのサッカースクールにも通っている。子供ながらにしっかりしたところがあり、父の田沼吾郎のことはかなり軽蔑している羽田政志からも一目置かれている。ETU選手の中でも特に椿大介のファン。
集団・組織
イースト・トーキョー・ユナイテッド
『GIANT KILLING』に登場するプロサッカーチーム。リーグジャパンフットボール所属で、東京の下町をホームタウンにしている。中心選手だった達海猛が移籍した頃から成績が低迷しはじめ、一時は二部降格も味わった。現在は再昇格しているものの、下位に低迷し降格の危機にさらされ続けている。そのため、イングランドのアマチュアチームで監督に就任していた達海を新監督として呼び戻した。
アニメ
GIANT KILLING
ETU(East Tokyo United)は、低迷を続ける弱小プロサッカーチーム。そこへ迎え入れられたカリスマ監督達海猛だったが、チーム内はまとまらず、開幕後も敗戦続き。しかし名古屋グランパレス戦で... 関連ページ:GIANT KILLING
書誌情報
GIANT KILLING 既刊45巻 講談社〈モーニングKC〉 連載中
第1巻
(2007年4月発行、 978-4063725933)
第2巻
(2007年7月発行、 978-4063726183)
第3巻
(2007年10月発行、 978-4063726374)
第4巻
(2008年1月発行、 978-4063726602)
第5巻
(2008年4月発行、 978-4063726824)
第6巻
(2008年7月発行、 978-4063727166)
第7巻
(2008年10月発行、 978-4063727401)
第8巻
(2008年11月発行、 978-4063727531)
第9巻
(2009年1月発行、 978-4063727692)
第10巻
(2009年4月発行、 978-4063727890)
第11巻
(2009年7月発行、 978-4063728187)
第12巻
(2009年10月発行、 978-4063728408)
第13巻
(2010年1月発行、 978-4063728682)
第14巻
(2010年4月発行、 978-4063728972)
第15巻
(2010年5月発行、 978-4063729047)
第16巻
(2010年7月発行、 978-4063729184)
第17巻
(2010年10月発行、 978-4063729504)
第18巻
(2011年1月発行、 978-4063729726)
第19巻
(2011年4月発行、 978-4063729924)
第20巻
(2011年7月発行、 978-4063870237)
第21巻
(2011年10月発行、 978-4063870473)
第22巻
(2012年1月発行、 978-4063870749)
第23巻
(2012年4月発行、 978-4063870985)
第24巻
(2012年7月発行、 978-4063871272)
第25巻
(2012年10月発行、 978-4063871487)
第26巻
(2013年1月発行、 978-4063871784)
第27巻
(2013年4月発行、 978-4063872064)
第28巻
(2013年7月発行、 978-4063872286)
第29巻
(2013年10月発行、 978-4063872620)
第30巻
(2014年1月発行、 978-4063872842)
第31巻
(2014年4月発行、 978-4063883237)
第32巻
(2014年7月発行、 978-4063883503)
第33巻
(2014年10月発行、 978-4063883817)
第34巻
(2015年1月発行、 978-4063884166)
第35巻
(2015年4月23日発行、 978-4063884364)
第36巻
(2015年9月23日発行、 978-4063884746)
第37巻
(2015年11月20日発行、 978-4063885101)
第38巻
(2016年1月22日発行、 978-4063885590)
第39巻
(2016年3月23日発行、 978-4063885729)
第40巻
(2016年5月23日発行、 978-4063885958)
第41巻
(2016年7月22日発行、 978-4063886177)
第42巻
(2016年10月21日発行、 978-4063886375)
第43巻
(2017年3月23日発行、 978-4063886597)
第44巻
(2017年7月21日発行、 978-4063886948)
第46巻
(2018年1月23日発行、 978-4065107355)