キミは群馬を知っているか!? 群馬県にちなんだ漫画特集!
34 Pt.

群馬県にちなんだ漫画をピックアップ!これを読めば群馬県に詳しくなれるかも?

作成日時:2018-10-28 10:00 執筆者:マンガペディア公式

キミは群馬を知っているか!? 群馬県にちなんだ漫画特集!

出典:新潮社

鶴が舞うかのような形をしている群馬県。県庁所在地は前橋市。マスコットキャラはぐんまちゃん。いろんな漫画の舞台となった県でもある。今回は群馬県を舞台に描かれる漫画をピックアップ! 群馬県を舞台に紡がれる多彩なストーリーを堪能しよう。


『お前はまだグンマを知らない』

出典:新潮社

実在の群馬県を誇張した「グンマ県」を舞台に描くギャグ漫画。主人公・神月紀はチバ県からグンマ県に引っ越すことになった。紀が転入した真中高校は、郷土愛がとても強い生徒たちばかりの学校。他県からの刺客であることを疑われた紀だったが、次第にグンマの常識を身に着け、周囲に順応していく。

本作に登場する「グンマ県の常識」は、だいぶ誇張されているが、実在の「群馬県」に存在するエピソードだ。例えば、群馬県の学校の授業前の号令は、「起立、注目、礼」という独特のものだ。キャラクターたちが熱心に行う「上毛かるた」も、群馬県で実際に遊ばれている。本作で描かれる、グンマ県と隣接するトチギ県やイバラキ県の抗争は、流石に誇張し過ぎのギャグだ。もしかしたらそれも。群馬県民の隠れたメンタリティを表したものなのかもしれない。読むと群馬県にとても詳しくなれる、「群馬入門」にピッタリの1作だ。


F1カーレース漫画にして、親子の生きざまを描いた大河ドラマ。主人公・赤木軍馬は、巨大企業の創始者・赤木総一朗を父に持つ。軍馬は父への反発心から、F1のレーサーとなり頂点を目指す。一方、父・総一朗は「理想の日本」をつくるため、政界進出を目指し邁進する。2人とも「野心的で命知らず」な性格で、実は似た者同士の父子。彼らがときに交わり、ときに対立しながら全力で生き抜く姿を描く。

本作に登場する「ぐんま」は2つある。1つ目は主人公の「軍馬」という名前だ。軍馬は豪胆で男らしい性格であるが、自分勝手で気分屋でもある。大企業の会長である父・総一朗は軍馬のその厄介な性格に憤り、勘当した。軍馬は、これを契機にF1カーレーサーになることを決意。天才的な運転技術と負けん気で頭角を現していく。怪我や近しい人の死など、何度も壮絶な挫折を味わう軍馬だが、その度に復活。レーサーの頂点に向かって進み続ける。2つ目の「ぐんま」は、軍馬の父・総一朗の作り上げた大企業・赤木グループの本拠地が群馬県であることだ。総一朗は、自らの手でこの国を本当に良くしたいという強い使命感を持ち、群馬県議員から中央政界への進出を目指す。総一朗もまた、身内の裏切りなどで何度も苦境に追い込まれるが、必死に前へ踏み出していく。群馬県で育った2人の男が夢のために真っ直ぐに生きる、熱きヒューマンドラマだ。


『猫工船』

出典:小学館

エッセイストとしても知られる作者・カレー沢薫が手がけるシュールギャグ。群馬県の赤道直下の孤島にある「ネ工場」。猫の手も借りたい現代社会で施行された謎の新法により、日本の猫たちは、ネ工場で1年間の強制労働を義務付けられていた。FX(外国為替取引)狂いの主人公・ミケをはじめとする個性豊かな猫たちが、何の役に立つかわからない労働に従事する姿を描いた漫画だ。

プロレタリア文学「蟹工船」をベースに、現代社会の闇を暴いた社会派漫画…というわけでもなく、ただひたすらにシュールなギャグが続く本作。主人公・ミケは、群馬県の赤道直下の孤島にある「ネ工場」の従業員だ。サンドイッチ作成や基板組み立て、爪とぎや鉄肉球転がしといった、何の役に立つかわからない労働に従事している。賃金として渡されのは、ネ工場内でしか使用できない通貨「ネコジンバブエドル」だ。ミケは、ネコジンバブエドルを現金化するためにFXに手を出すが失敗。借金が膨れ上がっていく。ミケをはじめとした猫たちが織りなすダウナーなギャグに、ついつい笑ってしまう1作だ。


群馬県の高校を舞台とした吹奏楽漫画。主人公・神峰翔太は、「他人の心が見える」という特殊能力を持っている。そのため、他人と距離を置く日々を送っていた。だがある日、神峰は同級生の天才サックス奏者・刻阪響の音色に心を動かされた。そして、刻阪が在籍する吹奏楽部に指揮者として入部。神峰は「他人の心が見える」能力を活かし、部員たちの心の問題を解決し、自身も指揮者として成長していく。

群馬県にある鳴苑高校の吹奏楽部が物語の舞台。部員ひとりひとりが高い実力を持っているものの、部としてのまとまりには著しく欠けている。ここ数年は、群馬県大会で金賞は取れるが上位の大会に進めない「ダメ金」に甘んじていた。そこに現れたのが、素人ながら指揮者を目指す主人公・神峰翔太。吹奏楽部顧問は、指揮者になる条件として、神峰に「全楽器のパートリーダーから認められる」ことを言い付ける。神峰は、部員たちの心の問題に正面から向き合い、「心が見える」能力を駆使して信頼を獲得。吹奏楽部を1つにまとめ上げていく。「心が見える」能力により視覚化された音楽は、ファンタジックかつダイナミックに表現され、音の出ない漫画でありながら見事に「吹奏楽」を描いている。


群馬県の秋名山を主な舞台とする自動車レース漫画。高校3年生の主人公・藤原拓海は、ある理由により類まれな運転技術を持っていた。ある日、走り屋チームの集会に参加した拓海。これをきっかけに、拓海は様々なライバルと出会い、公道レースを繰り返していく。やがて拓海は、「プロジェクトD」という群馬選抜の走り屋チームに選ばれ、公道最速を目指すこととなる。

主人公・藤原拓海は、群馬県の秋名山の側にある豆腐店の息子。麓のホテルに豆腐を納品するのは、拓海の仕事だった。そのため、愛車のトヨタ・スプリンタートレノAE86型、通称ハチロクに乗って山道を運転していた。その際、豆腐の水をこぼさず、かつ早く届けようと努力するうち、類まれな運転技術を身に着けたのだった。そして拓海は、秋名山の走り屋チームとの出会いから公道レースを知り、その世界にのめり込んでいく。夜の群馬県を舞台に行われる、ライバルたちとの熱いレースが描かれた本作。手に汗握る、本格公道レース漫画の金字塔だ。


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