ミステリアスなアニメキャラ7選642 Pt.

出典：Amazon.co.jp

『涼宮ハルヒの憂鬱』は、ヒロイン「涼宮ハルヒ」が主人公の「キョン」を猪突猛進に振り回す物語。その中に登場する謎の転校生キャラ「古泉一樹」はまさしく謎という言葉が似合う超能力者だ。笑顔とハンサム具合が女性ファンにはたまらない「古泉」は、もっと謎そうに見える「長門有希」よりもプライベートが見えないキャラである。普段なにをしているのか、恋人の存在など、どこを取ってもミステリアスに包まれており、人当たりのよさそうな表情に隠された本当の彼が見えないところこそ、「古泉一樹」の魅力かもしれない。

出典：Amazon.co.jp

『WORKING!! 』の「相馬博臣」は、ワイワイと騒がしいメンバーの中でも一人別次元にいるような空気を醸し出している青年だ。
そもそもこの物語は「ワグナリア」というファミリーレストランを舞台に繰り広げられるドタバタラブコメディであり、12歳以上の人間に興味がないという小さいもの好きの変態である主人公「小鳥遊宗太」、男は誰だろうと殴る「伊波まひる」、元ヤンキーの店長「白藤杏子」、なぜか帯刀しているチーフの「轟八千代」などクセのあるキャラばかり。こんな一癖も二癖もあるキャラをいともたやすく翻弄してしまう「相馬」は、広域な情報ネットワークを駆使して人の弱味を握るという性格の悪さを曝している。しかし、その素性はどのキャラよりも不明瞭で、一番近しい関係にある「佐藤もなに」も知らないほど。唯一わかっているのは、妹がいることのみ。彼がどんな人間で、本当に青年なのかどうかもまた、考えさせられる魅力が「相馬」にはある。

出典：Amazon.co.jp

『ひぐらしのなく頃に』は昭和58年の夏の「雛見沢」を舞台に、連続怪死事件による惨劇に繰り広げるパラレルワールド型の物語。
可愛いキャラたちが凄惨な結末を迎えることで胸を痛めたファンも多いこの作品で、誰もが印象に残っているのが「鷹野三四」ではないだろうか。ナースとして診療所に勤める彼女は田舎村では非常に美しく、それでいて大人な雰囲気が魅力的である。この「鷹野三四」はすべてのパラレルワールドにおいての最初の犠牲者であり、どれも焼死体として発見される。「綿流し編」では死後数時間経過していて主人公の「前原圭一」が出会った時にはすでに死んでいたという、非常に恐ろしい展開。彼女のミステリアスな部分はそういったところもあるが、なにより明るいキャラたちとは一線を画した雰囲気だろう。そして美しい美貌とつい見てしまう巨乳なところも目を惹かれてしまうポイントである。

出典：Amazon.co.jp

『Angel Beats! 』 とは死後の世界を舞台に、少年少女が「死んだ世界戦線」として神に抗いながら戦っていく物語。感動的な要素が強く、各キャラが成仏するシーンやエンディングで涙したファンも多い。
そんな作品の中にはミステリアスなキャラがたくさんいるが、今回はヒロインの一人である「天使」をピックアップ。彼女は死んだ世界戦線の天敵で毎日戦いを繰り広げている。学校の生徒会長でもある「天使」は大人しく、とても素性が見えてこない。しかし、その正体は「立華かなで」という名であり、主人公の「音無」から生前、臓器提供を受けていたことがのちに判明する。何も分からない未知の存在が一気に人の顔を覗かせる瞬間は非常に素晴らしいものがあり、のちほどミステリアスではなくなる「天使」ではあるが、登場から後半にかけてとてつもなく強いけれど正体のわからない美少女として、本記事に挙げた次第である。

出典：Amazon.co.jp

『デッドマン･ワンダーランド』とは、中学生の「五十嵐丸太」が教室に突如現れた赤い男にクラスメイトを全員殺害され、唯一生き残ったことから罪人として扱われ「デッドマン･ワンダーランド」に収監される物語。いわゆる、異能力系のバトル作品である。
今作品で一番インパクトを与えるのが、収監後に出会う「シロ」という女の子だ。全身真っ白で身体のラインが見えた際どい服装の彼女は、死と隣り合わせの世界においても明るい表情を絶やさない。当初は普通の女の子と思われていた「シロ」だが、とてつもない強さを持っていることが明かされていく。彼女は何者で、なぜ「丸太」について歩くのかなどは作中の後半で判明し、他作品とは異なるミステリアスな雰囲気が売りで、逆に恐怖を抱かせるようなキャラクターだ。無邪気さゆえの恐ろしさとは、まさに「シロ」が体現している。

出典：Amazon.co.jp

『魔法少女まどか☆マギカ』は、可愛いキャラからは想像もつかないほど残酷な運命に翻弄される魔法少女たちの物語。平凡な学生である主人公「鹿目まどか」が魔法少女になるまでは一般的な作品と同じだが、理不尽な死を遂げていく魔法少女ものは放送当時、類を見ない作品となった。
その中に登場するキーパーソンなのが、「暁美ほむら」である。口数が少なく、それでいて「キュウべえ」という謎の生き物を襲うなど冷酷な一面を持つ。心が傷つきすぎたがゆえの性格なのか、そのクールな姿はミステリアスな雰囲気を放っているが、大切な親友「まどか」の危機となれば、すぐに駆けつけ、彼女のために戦うなど、友人想いな面も覗かせる。そんなつかみどころのない彼女はやはりミステリアスであり、主人公に負けないくらいの魅力を持っている。

出典：Amazon.co.jp

『PSYCHO-PASS サイコパス2』とは、心理状態などを数字で管理し街全体をシステムで制御するようになった、近未来の治安を守る「公安局刑事課」を中心とした物語。規定数値を超えた者は犯罪者予備軍、または犯罪者として扱われ事件を未然に防げるが、無罪の者も罰してしまうというシステムのもろさも突いていおり、一作目では、キャラクターたちがそのシステムで無残な死を遂げさせられたのが強く印象に残っている。
その続編である今作には、全作の執行官である「狡噛慎也」の代わりに任命された新米執行官の「東金朔夜」という、非常に興味深い男が登場する。特有のダンディな雰囲気は女性ファンのみならず男性ファンも虜にしただろうが、のちに彼の部屋からは主人公「常守朱」の写真がたくさん出てくるところから「朱」のストーカーでは、とネットを賑わせた。
なにを考えているのかわからない行動をし、その冷酷な人間性はこの作品において強く印象に残った人もいることだろう。