ジャスミン・ギュの初連載作にして代表作。現代日本を舞台に、強制的に性転換手術と全身整形を受け、女性アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューした暴力団組員、「兄貴」こと山本、「リョウ」こと立花、「カズ」こと杉原ら三人の活躍を描いた物語。兄貴は「山本アイリ」、リョウは「立花マリ」、カズは「杉原チカ」と名乗り、身内のみの控室では極道としての本性を見せながらも、ファンの前では完璧なアイドルを演じる二重生活を送る。組長が全面プロデュースする中で、グルメリポート、テレビ出演、楽曲制作などさまざまな活動を通じて、ゴクドルズは予想外の人気を獲得していく。本作は、極道の仁義とアイドル業界の理不尽さという相反する要素を融合したアイドル渡世コメディ。筋の通った生き方を求める極道の価値観と、建前を重視するアイドル業界とのギャップがコミカルに表現されている。元男性という秘密を抱えながら女性アイドルとして活動する設定により、表の世界と裏の世界の二重構造を描写している。控室での酒や賭博といった極道的な行動と、ステージ上での「ラブラブピョンピョン」なアイドル表現との対比により、建前と本音の落差が強調されている。講談社「週刊ヤングマガジン」2015年16号から2018年42号まで連載。テレビアニメが2018年7月から放送。実写映画が2019年2月8日に公開。テレビドラマが2019年2月から放送された。