世界観
世界のすべてを手に入れた海賊王ゴールド・ロジャーが処刑場で言い残した「ひとつなぎの大秘宝」を求め、多くの海賊たちが海を闊歩する「大海賊時代」。世界政府という国際組織によって統治されている中で、海の上は王下七武海・四皇・海軍という3つの大勢力で微妙な均衡が保たれている。海賊たちはその中で、時に街を襲い、船を略奪し、海賊同士で縄張り争いを繰り広げる。
この世界では「偉大なる航路」=「グランドライン」と、「赤い土の大陸」=「レッドライン」により、「東の海」「西の海」「北の海」「南の海」の4つに海が分かれている。4つの海の海賊たちはゴールド・ロジャーの残した秘宝を手に入れるためグランドラインを目指すが、その航路には不安定な気象と気候、未知の海流、想像を絶する危険な島々、そしてより強大な力を持つ海賊たちが待受け、冒険者たちの行く手を阻んでいる。
作中で会話に使われる言語は基本的には一つで、新しい国、違う種族などとのコミュニケーションを図る際にも言葉での不自由はない。
文字に関しては主人公たちの存在する時代に使われている文字のほか、はるか昔に一部の者達が使っていた「古代文字」があるが、世界政府の中でもトップ・シークレットして扱われ、これを調べるものは要注意人物に指定される。
この世界には悪魔の実と呼ばれる不思議な果実が存在する。この果実を食べると、力を強靭にしたり、動物に変身したり、自然を操ったりと、特殊な能力を手に入れることができる。その反面、海からは嫌われることになり、海に入ると通常の力さえも奪われてしまう。一般的には「悪魔の実を食べた者はカナヅチになる」といわれている。
作品が描かれた背景
連載開始の1997年には、消費税が3%から5%へ増税される。増税に伴い「平成の大不景気」と呼ばれる長い景気の低迷が始まる。
世界的には、アメリカの無人探査機が火星へ着地、インドネシアでシーラカンスの新種の発見などがあった。
アニメでは『ポケットモンスター』が放送開始され人気を博し、アニメ映画でスタジオジブリの『もののけ姫』が公開された。
「週刊少年ジャンプ」では、『遊戯王』『地獄先生ぬ~べ~』『るろうに剣心』などが連載されていたが、1995年に連載終了した人気作『ドラゴンボール』に代わる作品が求められていた。1997年後期に新連載として本作が連載開始される。同時期に新連載となった作品には現在『トリコ』を連載中の島袋光年『世紀末リーダー伝たけし!』がある。
作品構成
冒険、バトルといった少年漫画の王道を貫く作品で、往年の「週刊少年ジャンプ」が掲げる三大原則「努力・友情・勝利」が色濃く描かれている。ストーリーの各所に伏線がはられ、冒険の中に広がるミステリーの要素もある。作中にはシリアスな物語の展開もあるが、その中にもオチをつけるようにギャグを盛り込み、読者の笑いを誘うコメディ要素も散りばめられている。
現段階までの作品の大きな構成としては、「東の海」「グランドライン前半」「新世界」の大きな舞台で展開をしており、各舞台の中に幾つもの冒険や戦いが描かれる形式になっている。
戦いの流れにも前述の三大原則が盛り込まれており、「友情」から巻き起こる戦いに始まり、敵との戦いでピンチに陥り「努力」して力をつけ、最後には「勝利」を収めるといった展開になっていることが多い。
あらすじ
広大な海が広がる世界。そこには数多の海賊たちが存在していた。海賊たちは4つの海とグランドラインと呼ばれる航路で海の覇権を日々争う。東の海のフーシャ村に住むモンキー・D・ルフィは、グランドラインを制覇したと言われる伝説の海賊ゴールド・ロジャーが残したという「ひとつなぎの大秘宝」を見つけ海賊王になるため大海原の冒険へと旅立つ。
主な物語に関しては以下を参照。
サバイバルの海 超新星編
東の海 冒険の始まり編(1巻)
東の海のフーシャ村に住む少年モンキー・D・ルフィは村に滞在していた海賊シャンクスに命を救われる。シャンクスはルフィに麦わら帽を預け、いつか立派な海賊になって返しに来るよう約束させる。
そして10年後、海賊になるため身体を鍛えたルフィは単身小舟に乗り、海の冒険へと旅立ってゆく。
旅立ってまもなく大渦にのまれ遭難したルフィは海賊船の雑用係の少年コビーと出会う。気弱なコビーは金棒のアルビダという女海賊から逃げ出したいものの、恐怖から海賊団から抜けだせないでいた。ルフィは、勇気を振り絞ってアルビダのもとをぬけ出すことを決めたコビーを助ける。
東の海 海軍基地の町編(1巻)
アルビダを倒したルフィは、コビーとともに次の島を目指す。その島でルフィは仲間を求め、コビーは海兵に志願するため海軍基地を訪ねることとなる。コビーの付き添いで海軍基地を訪れたルフィは、ここで「海賊狩り」の異名を持つロロノア・ゾロと出会う。海軍に理不尽に捕えられていたゾロを仲間にすべく、ルフィは海軍大佐モーガンと戦うこととなる。
東の海 オレンジの町編(1~3巻)
ゾロを最初の仲間に迎えたルフィは、航海士を求めて次の島を目指す。その島では海賊に追われているナミという少女に出会う。ナミを追いかけていたのは道化のバギーという海賊の一味で、ナミに盗まれた宝を取り返そうとしていた。そのいさかいに巻き込まれたルフィは、ナミの策略でバギーに捕まってしまうが、そこに海ではぐれていたゾロが合流し危機を乗り切る。ルフィーたちを逃してしまったバギーは、仲間をやられた仕返しに、町を破壊することを部下たちに告げる。ルフィたちは町のピンチを知りバギーに立ち向かっていく。
東の海 シロップ村編(3~5巻)
バギーを討ち果たしたルフィは、ナミの案内のもとグランドラインへと船を進める。
途中、無人島と思われていた島でガイモンと出会う。ルフィはガイモンを仲間に誘うが、ガイモンは島を守るためルフィに別れを告げる。
次の島では村の若者ウソップと出会う。ルフィたちを村に攻め込んできた海賊と勘違いしたウソップだが、すぐ意気投合。仲間と船を求めるルフィたちに村に住む金持ちの少女・カヤなら船を所持している可能性があることを伝える。カヤの住む屋敷に船をもらいに行ったルフィたちは、その屋敷で働く執事・クラハドールがかつて東の海を荒らした海賊のキャプテン・クロであることを突き止める。クロは3年の月日をかけた謀略でカヤの持つ莫大な財産を狙っているのであった。クロの計画をはばむため立ち上がったウソップにルフィたちは協力するのだった。
東の海 バラティエ編(5~8巻)
カヤからゴーイングメリー号と名付けられた船をもらい、さらにウソップを仲間に加えたルフィは旅を続ける。航海の途中で船に海賊旗を作り船に掲げ晴れて海賊船となる。船を進めるとゾロの知り合いの賞金稼ぎ・ヨサクとジョニーと出会い、さらにこれからの航海に欠かせないコックを仲間にするためにうってつけの海上レストラン・バラティエを訪れることになる。
レストランに着くなりトラブルに巻き込まれ店を壊してしまったルフィは、店のオーナー・ゼフに1年の雑用を命じられる。そんな中、ボロボロになった海賊の一団が店にやってくる。海賊たちはグランドラインの落ち武者となった海賊艦隊提督首領・クリークの一団で、水と食料を求めていた。レストランのコック・サンジは少年時代の餓えの苦しみの経験から、仲間の反対を押し切り海賊たちに食事を与えるが、クリークたちは恩を仇で返すがごとくレストランの乗っ取りを図る。ルフィは雑用の代わりにクリークたちを追い払うことをゼフに申し出る。トラブルは重なり、ゾロの探していた大剣豪・ミホークがクリークたちを追って現れる。さらには行動をともにしていたナミが船を奪い逃走していく。そして海上レストラン・バラティエでは想像を絶する戦いの幕が切って落とされるのだった。
東の海 アーロンパーク編(8~11巻)
ウソップとバラティエのミホークとの戦いで負傷したゾロは、ゴーイングメリー号を奪って逃げたナミを追いとある島へたどり着く。そこは東の海で暴虐の限りをつくす魚人の海賊団アーロン一味の支配する島だった。不運にもアーロンの手下に囚われたゾロは、アーロンのもとでナミに再会する。自分がアーロン一味の幹部であることを告げるナミであったが、実は自分の故郷・ココヤシ村を救うためにアーロンに従属していたのである。
海上レストラン・バラティエをあとにしたルフィは新しく仲間に加わったサンジとともに、ヨサクの案内でアーロンパークへたどり着く。そこにナミが現れ、ルフィたちに島を出て行くよう話をし別れを告げる。ナミの話に迷っていたルフィたちに、ナミの義姉ノジコが島の経緯を語るのだった。
ナミの泣く姿を見たルフィと、ノジコの話を聞いた麦わらの一味の面々は、アーロンを打ち倒すべくアジトへと乗り込む。そこでは人間の10倍もの力を持つ魚人アーロンと、悪魔の実の能力者ルフィの壮絶な戦いが繰り広げられる。
東の海 ローグタウン編(11~12巻)
アーロン一味を打ち倒しフーシャ村に平和を取り戻したルフィは、ナミを仲間に迎え、東の海からのグランドライン入り口になるローグタウンへと向かう。ローグタウンは海賊王ゴールド・ロジャーが生まれ、そして処刑された町で、「始まりと終わりの町」の別名を持っていた。
町には東の海からグランドラインを目指す海賊たちと、それを阻む海軍兵が入り混じっていた。麦わらの一味はグランドラインへの準備を整えるためそれぞれ出かけるが、旅立ちを目前にトラブルへと巻き込まれてゆく。
船長であるルフィはかつて倒した海賊アルビダとバギーによって捕まり、死刑台にのせられてしまう。死を受け入れたルフィだったが、雷が死刑台を壊し危機を乗り切る。しかしその様子をうかがっていた海軍のスモーカー大佐と海兵たちに追われることとなる。
アラバスタ 偉大なる航路突入編(12巻)
ローグタウンから抜け出した麦わらの一味は「導きの灯火」の差すリヴァース・マウンテンへと舵を取る。運河に流れ込む海流に乗り山を越えグランドラインへと突入するが、そこには山のように大きなクジラ・ラブーンが立ちふさがっていた。ラブーンは数十年前にある海賊と交わした約束を信じこの場所で帰りを待っていたが、戻らぬ彼らに対しての寂寥の念からその巨大な体を赤い土の大陸の断崖に打ち付けて泣いていたのだった。ルフィは岬に住む医師クロッカスとともにバロックワークスという秘密犯罪会社からラブーンの身を守る。そしてラブーンと新たなる約束を交わしグランドラインの航海に入っていく。
アラバスタ ウイスキーピーク編(12巻~13巻)
ラブーンと別れたルフィたちは、クロッカスからもらったログポースという指針に従い船を進める。その中にはラブーンを襲ったバロックワークスの社員・Mr.9とミス・ウェンズデーの2人も同乗していた。グランドラインの航路は通常航海術は役に立たない海だった。最初の島までの航海でその厳しさを学び、バロックワークスの2人が目指していたウイスキーピークへとたどり着く。ウイスキーピークでは海賊には似つかわしくない歓迎を受けるが、この町の住人はすべてバロックワークスの社員で、麦わらの一味はその首にかかる賞金を狙われているのであった。
アラバスタ リトルガーデン編(13巻~15巻)
ウイスキーピークでミス・ウェンズデーの正体がアラバスタ王国の王女・ビビであることを知った麦わらの一味は、ビビに力を貸すべくアラバスタ王国へ船を進めることになる。
航海の途中、ゴーイングメリー号の船上にバロックワークス副社長のミス・オールサンデーが現れ、アラバスタへ直接たどり着く指針を渡される。しかしルフィは船の進路を他人に決められることを嫌いログポースの指し示す島を目指す。
グランドライン2つ目の島となったのは「リトルガーデン」。その島にはエルバフという種族の巨人が2人住み着き、誇りをかけ100年もの間戦いを続けていた。戦いを目の当たりにしたルフィたちは、何者かが戦いの邪魔をしていることに気がつく。ここにもバロックワークスの魔の手がうごめいており、麦わらの一味は戦士たちの誇りを守るため立ち上がるのだった。
アラバスタ ドラム島編(15巻~17巻)
巨人たちとの別れを惜しみながらアラバスタ王国へ舵を取る麦わらの一味だったが、航海士のナミが病に倒れる。病気を押し航海を進めようとするナミだったが、ビビがはやる気持ちを抑えナミの病気を治すことを提案する。医者のいる島を求め航海を続ける一味の前に、謎の海賊団が立ちふさがるが、ルフィに一蹴されてしまう。そしてさらに船を進め雪に覆われた島へとたどり着く。その島は海賊に襲われ、国を守るべき国王が逃げ出し滅亡した国であった。国には「魔女」と呼ばれる唯一の医者Dr.クレハがいたが、そこにたどり着くには危険な獣が住む山道を辿らなければならなかった。苦難を乗り越えDr.クレハにナミを診てもらったルフィは、悪魔の実を食べたトナカイ、トニートニー・チョッパーに出会う。さらにそこへ海で倒したはずの海賊団が現れる。その海賊団は国を捨てて逃げた国王・ワポルの一団だった。ルフィはワポルを追い払うべく、チョッパーとともに戦いを開始する。
アラバスタ 王国編(17巻~24巻)
船医としてチョッパーを迎えた麦わらの一味は、一路アラバスタへと航路を急ぐ。その道すがらバロックワークスの一人、Mr.2ボン・クレーと出会う。互いの素性を知らず意気投合するが、それは次の戦いへの序章だった。
アラバスタへ着き、港町「ナノハナ」に降り立ったルフィは、ローグタウンで戦った海軍大佐スモーカーと、白ひげ海賊団二番隊隊長のポートガス・D・エースの小競り合いに出くわす。町を離れたルフィは、仲間にエースが兄であることを伝える。ルフィと違う道を進むエースは、ルフィに再び会うことを約束する。
その後、ルフィたちは戦争を止めるため反乱軍のアジトとなる町を目指すが、すでに反乱軍は国王の住むアラバーナへ進軍を開始していた。その裏ではこれまで同様にバロックワークスが暗躍し、王国の乗っ取りを図るバロックワークス社長Mr.0が計画をすすめる。Mr.0が王下七武海の海賊クロコダイルだということを知る麦わらの一味は、国王軍と反乱軍の戦いの中、バロックワークスの陰謀を阻止するため強敵に立ち向かうのだった。
空島 ジャヤ編(24巻~25巻)
王国と国民のため麦わらの一味との別れを決意したビビを残し、ルフィたちは次の島を目指す。アラバスタから離れると、船にはバロックワークス元副社長のニコ・ロビンが乗っていた。彼女は死を望む自分を引き止めたルフィの責任を問い船への同乗を求め、ルフィはそれを許可する。さらに船を進めると、あろうことか空から巨大な船が降り落ちてきて、それとともにログポースの指針が空に向き、動かなくなってしまう。原因究明をしていると空島の存在がロビンから告げられる。その後、麦わらの一味はジャヤという町にたどり着き空島の情報を得ようとするが、町に集まる海賊たちは一笑に付し相手にしない。それでもルフィたちは、島のはずれに住むはみ出し者に空島への可能性を求め訪ねてゆく。はみ出し者の名はモンブラン・クリケット。先祖が嘘つきでないことを証明するため島の周りの海を探索していた。ルフィはクリケットの宝を海賊ベラミーから奪い返すために戦いへと出向く。
空島編(25巻~32巻)
ジャヤのハズレに住むモンブラン・クリケットの協力を得て、ルフィたちは空島へとたどり着く。
空島では空の騎士に助けられる。また空の住人コニスから、空島がゴッド・エネルと名乗る神によって支配されていることや、アッパーヤードという大地を奪還すべくシャンディアというゲリラが戦っていることを知る。そしてルフィたちはゴーイングメリー号ごとさらわれた仲間とコニスの命を守るためゴッド・エネルの用意する試練へと立ち向かっていく。そしてゴッド・エネルとの勝敗が決するとき、黄金の鐘の音により、モンブラン・クリケットとシャンディアの長年の呪縛が解かれる。
ウォーターセブン ロングリングロングランド編(32巻~34巻)
宝を手に入れ、逃げるように空島を離れた麦わらの一味は、上空一万メートルからグランドラインへと戻る。手に入れた宝の分配中、ボロボロに傷ついたゴーイングメリー号を修する話が持ち上がる。ルフィは今後の旅のため船大工を仲間にすることを提案し、仲間を探すため船を進める。
その航海中、長い体を持つ動物たちが住む島・ロングリングロングランドにたどり着く。島ではトンジットという老人と出会うが、トンジットの愛馬が海賊によって傷つけられてしまう。海賊は銀狐のフォクシー。フォクシーから「デービーバックファイト」というゲームを挑まれたルフィは、仲間を守るため勝負へ身を投じる。
激戦のあと、仲間を守ったルフィの前に海軍本部の大将・青キジが現れる。一味は青キジの前になすすべもなく敗れてしまうが、青キジは麦わらの一味を捕らえることもなくその場を去ってゆくのだった。
ウォーターセブン編(34巻~37巻)
青キジとの戦闘で受けた傷を癒やし、ルフィたちは次の島を目指す。その先にはログポースの指し示す方向とは別に灯台が現れる。そこは海列車の通るシフト駅だった。この駅でログポースが指す方向に船大工たちが集まるウォーターセブンがあるとの情報を得て船を進める。
ウォーターセブンでゴーイングメリー号の改修を依頼するルフィたちだったが、船が回収不能であることを告げられる。新しい船を手に入れることを決断したルフィに対し、ウソップは反発し一味から去ってしまう。さらに、造船会社ガレーラカンパニーの社長の殺人未遂事件や、ロビンが行方不明になるなどのトラブルが起こり麦わらの一味は巻き込まれてゆく。その裏では世界政府の諜報機関CP9が暗躍しているのだった。
ウォーターセブン エニエス・ロビー編(37巻~45巻)
ルフィはニコ・ロビンを取り戻すべく海列車に乗り込む。そこにはロビンとともに連行された船大工フランキーを慕う子分たちと、仲間に裏切られたガレーラカンパニーの船大工たちも同乗していた。向かう先は世界政府の直轄地で「司法の島」と呼ばれるエニエス・ロビー。そこにはCP9と裁判員たちが待ち受けていた。ロビンの助けを求める声を受けたルフィたち麦わらの一味は、CP9との激闘を繰り広げる。その戦いの最中、ロビンが恐れていたバスターコールのスイッチが押されてしまうのであった。
スリラーバーク編(45巻~50巻)
エニエス・ロビーでの戦いに勝利を収め、ニコ・ロビン、ウソップが仲間に戻る。そして新たに船大工フランキーと海賊船サウザンドサニー号が一味に加わったルフィたちは、魚人島へと船を進める。
しかし「魔の三角地帯」と呼ばれる海域で王下七武海の一人ゲッコー・モリアに遭遇してしまう。モリアによって仲間を誘拐されたルフィは、モリアの船に乗り込んでゆく。ヨミヨミの実によってガイコツ状態で生き返ったブルックとともにモリアに立ち向かうルフィだったが、モリアのカゲカゲの実の能力によって影を奪われてしまう。しかし影を奪われモリアの船・スリラーバークに隠れ住んでいた海賊たちの協力を得てモリアに再び挑んでゆく。
頂上戦争 シャボンディ諸島編(50巻~53巻)
ゲッコー・モリアを撃破した麦わらの一味は、その後に現れた七武海バーソロミュー・くまとの遭遇をなんとか切り抜け、魚人島へと船を進める。そこには影を取り返した音楽家ブルックも一味に加わり同乗していた。
そしてルフィたちは長い航海の末に偉大なる航路を半周し、再び赤い土の大陸の断崖を前にする。魚人島への道を探すルフィたちは怪獣に食べられた人魚の少女ケイミーと出会う。ケイミーの案内で魚人島へ行くための準備ができるシャボンディ諸島に辿り着いた一味だったが、そこは海賊が闊歩し、人身売買も許される無法地帯だった。
ルフィたちはこの地でかつてゴールド・ロジャーの船の副船長を務めたシルバーズ・レイリーと出会う。レイリーの協力によって魚人島への準備が進む中、ルフィたちは世界貴族・天竜人とのトラブルに巻き込まれる。さらにスリラーバークで遭遇したバーソロミュー・くまが現れ、麦わらの一味は崩壊の危機に陥ってしまうのであった。
頂上戦争 女ヶ島編(53巻~54巻)
バーソロミュー・くまの能力の前になすすべもなくシャボンディ諸島から飛ばされてしまったルフィは、女だけが暮らす島・女ヶ島にたどり着く。そこは七武海ボア・ハンコックの治める島だった。ハンコックは自身の持つ暗い過去をルフィに見られ、その罪でルフィを処刑しようとする。しかし、ハンコックの妹達がルフィに救われる姿を見て和解する。さらにハンコックはルフィに恋心をいだいてします。
そんな中ルフィは兄であるポートガス・D・エースが海軍に囚われ公開処刑されることを知る。ルフィは兄を助けるため、囚われの地インペルダウンを目指すのだった。
頂上戦争 インペルダウン編(54巻~56巻)
ボア・ハンコックの助けもあり、ルフィは大監獄インペルダウンへの潜入に成功する。エースの囚われている檻を探す中で、ルフィはかつての敵バギーと再会する。バギーとともにインペルダウンで騒ぎを起こしながらエースのもとへ向かうルフィだったが、監獄署長マゼランに敗れ投獄されてしまう。しかし、インペルダウンに潜んでいた伝説のオカマ・イワンコフに救い出される。イワンコフの協力を得て再びエースのもとに向かうルフィだったが、すでにエースは処刑の地・マリンフォードへと連行されていた。ルフィはその後を追い、囚人たちとともにインペルダウンからの脱獄を図るのだった。
頂上戦争 マリンフォード編(56巻~59巻)
多くの犠牲を伴いながらもインペルダウンを脱獄したルフィは、元七武海となったジンベエ、クロコダイルや、革命軍の幹部であったイワンコフらとともに、エースの待つマリンフォードを目指す。
そんな中、マリンフォードではエースの公開処刑の演説が始まる。ルフィたちの到着を待たずエースに死の刃が落とされるかに思われたが、エースが父親と慕う四皇・白ひげがマリンフォードに現れる。そして海軍・七武海・四皇が入り乱れる戦いの火蓋が切って落とされた。
戦いが膨れ上がる中、ルフィたちはマリンフォードへたどり着く。まさに世界を変える戦いの中にルフィは飛び込みエースの救出を図るが、その先には意外な結末が待っていた。
頂上戦争 終決編(59巻~60巻)
マリンフォードでの戦いは終わり、ルフィは兄エースを喪ってしまう。四皇・白ひげも「ひとつなぎの大秘宝」についての存在を示唆しながらこの地で命を落としてしまう。微妙な均衡で保たれていた世界は波乱の渦に巻き込まれてゆく。
エースを助けられなかった自責の念にかられるルフィは、エースと過ごした少年時代に心をはせる。
しかしジンベエの言葉に落ち着きを取り戻したルフィは仲間の存在に気づき、再会の地・シャボンディ諸島を目指すことを決意する。そんなルフィの前にレイリーが現れ、修行の提案をする。レイリーの言葉に従い、ルフィは仲間たちへ2年後の再会を示唆するメッセージを送るのであった。
最後の海 新世界編
シャボンディ諸島の再会編(60巻~61巻)
頂上戦争から2年の月日が経ち、シャボンディ諸島に麦わらの一味の航海士ナミが姿を見せる。ナミのもとに一味の狙撃手ウソップが合流する。コックのサンジやロビン、チョッパー、ゾロも到着。歌手として活躍していたブルックもコンサートツアーでこの地に来ていた。船大工フランキーはサウザンドサニー号の整備にあたり皆を待ってた。そして最後にルフィが到着し、ここに麦わらの一味が再集結する。シャボンディ諸島には(偽)麦わらのルフィの存在を聞きつけた海軍も集結しており、町は2年前を再現するかのようであった。しかし2年間の修業を経た麦わらの一味の面々は、その力を見せつけながら新世界の入口・魚人島へと旅立っていくのだった。
魚人島編(61巻~66巻)
大ダコ・クラーケンや海底火山の爆発などのトラブルに巻き込まれながらも、麦わらの一味は魚人島へとたどり着く。魚人島では人魚のケイミーと再会し、魚人の町を案内される。しかし一見美しい魚人島にも暗い過去があり、さらにその過去がもととなった危険な陰謀が迫っていた。ルフィたちは元七武海のジンベエとともに魚人島の危機へと立ち向かってゆく。
パンクハザード編(66巻~70巻)
魚人島の危機を救ったルフィたちは、名残惜しまれながらも魚人島を後にする。向かうは「偉大なる航路」後半の海「新世界」。当初新しく手に入れた新世界用のログポースの指し示す島を目指していたが、深海から浮上していく途中で大きな海流に巻き込まれ航路を大きくそれてしまう。そして船がたどり着いたのは炎が渦巻き、凍てつく吹雪が吹き荒れる島・パンクハザードだった。
パンクハザードは頂上戦争後、海軍大将青キジと赤イヌが海軍司令の座をかけ争った決戦の地で、いまは封鎖された無人島のはずであった。しかし、ルフィたちはこの島からの救難連絡を受け乗り込んでいく。そこにはガスガスの実の能力者で、大量殺戮兵器の製造をするシーザー・クラウンが隠れ住んでいた。シーザーは実験のため、周囲の島から子どもを誘拐していた。助けを求められた麦わらの一味は、パンクハザードでドンキホーテ・ドフラミンゴの失脚の機をうかがっていた海賊トラファルガー・ローと手を組み、パンクハザードで行われている陰謀の壊滅を図る。
ドレスローザ編(70巻~79巻)
パンクハザードを壊滅させたルフィはトラファルガー・ローと同盟を組み、新世界に君臨する四皇に対峙することを決める。ルフィはローの計画に従いドンキホーテ・ドフラミンゴの治める国ドレスローザへ向かう。そこはパンクハザードで出会ったワノ国の侍・錦えもんが目指す場所でもあった。
一行は人間と動くおもちゃ、そして妖精と呼ばれる小人族が暮らすドレスローザの裏側で、ドフラミンゴが張り巡らした悪の組織の壊滅と、人造悪魔の実「SMILE」の工場破壊に乗り出す。
そしてそこでは、かつてドレスローザを治めた王族と、小人のトンタッタ族、海軍の新戦力・大将の藤虎、革命軍、ドンキホーテファミリーなど、それぞれの思惑が混ざり合う大事件が勃発する。
特殊背景
作中に登場する主人公モンキー・D・ルフィーをはじめとするキャラクターの多くは海賊で、その他王族・国民などが登場する。科学が未発達の世界が描かれており、服装や建造物などのイメージから、実世界で15世紀から17世紀にかけてヨーロッパ諸国が船で海外進出をはかった時代をベースにしているものと考えられる。海賊たちにはその凶暴性や危険性などによって懸賞金がかけられているのも、中世の世情を色濃く出しているものである。
また「世界観」でも記述した悪魔の実を食べ特殊な能力を得たキャラクターが数多く登場し、強大な力を持つ海賊や海軍の上級将校の多くは悪魔の実の能力者である。
悪魔の実には特徴があり、「超人系(パラミシア)」「自然系(ロギア)」「動物系(ゾオン)」の3系統に分けられる。超人系は主に肉体の変形・強化などに特化される。自然系はその名の通り自然を操ることができ、肉体をも自然そのものに変え特殊な状況下を除き物理攻撃は効かない。動物系は肉体を動物に変身させ、その動物の特徴や能力を引き継ぐことができる。
悪魔の実の能力者は同時期に同じ能力を持つものが出現することはない。これは悪魔の実の特殊な存在形態に起因するもので、果実を切り分けた場合でも悪魔の実を最初に口にしたものがその能力を得ることになる。能力者の死とともに悪魔の実が世界のどこかに発生し、次に果実を食べたものがその能力を得ることになる。
悪魔の実の能力者への対抗手段として覇気という能力があり、この能力も「見聞色」「武装色」「覇王色」の3系統に分けられる。見聞色は周囲の気配を読み、敵の位置や数の認知、攻撃予測などが高くなる能力。武装色は肉体や使用する武器の強化が可能で、守備では体を鎧のように強固にし、攻撃では脆い木なども鋼鉄の棒のように変化させる。武装色の覇気の使い手は悪魔の実の能力者へも有効な攻撃ができるようになる。見聞色・武装色の覇気は訓練で習得することが可能で、個人の資質によって得手不得手が見られる。また見聞色は先天的にその能力を持つものも存在する。覇王色は覇気の中でも特殊な能力で、数百万人に1人の王の資質を持つものにしか発現しない覇気とされる。周囲を威圧し、実力差の大きな相手はその気勢だけで気絶させることが可能。しかしコントロールが難しく、未熟なものが発動したときには敵味方関係なくこの能力の効果を受けてしまう。
派生作品
ギネスにも認定されるほどの人気作品のため、数多くの派生作品が存在する。作者が雑誌のために描いた扉絵を彩色しまとめた画集『COLOR WORK』や、設定などが読み込めるデータブック『ONE PIECE RED GRAND CHARACTERS』などがある。その他、作中の名言をまとめた『ONE PIECE STRONG WORDS』や、同じく作中に登場する料理を再現できる『ONE PIECE PIRATE RECIPES 海の一流料理人 サンジの満腹ごはん』など多数の派生作品が展開されている。
メディアミックス
TVアニメ
1999年10月より放送開始。子どもを中心に幅広い年齢層から支持を得て長寿番組となった。アニメーション制作は東映アニメーションが担当しており、映画も同社が担当することとなる。
世界40カ国以上で放送され高視聴率を得ているが、表現規制などで修正が施されている場合もある。
漫画本編が完結していない作品でアニメの進行が追いついてしまうため、漫画では描かれていない内容やアニメオリジナルの物語なども加味されている。
映画
2000年に東映アニメフェアのメイン作品として公開開始。2003年からは単独作品として上映されている。2019年までに14作品が公開されている。映画オリジナルの作品のほか、TVアニメとは違った視点で新作として制作された作品もある。
玩具
アニメのメインスポンサーである玩具メーカーのバンダイをはじめ、多くのメーカーとライセンス契約を交わし、ヌイグルミ・フィギュア・ジグソーパズル・トレーディングカードなどが展開さている。フィギュアは精巧なものが作られ、作中のポーズやシチュエーションが忠実に再現されている。その他、女性キャラクターをプリントした抱きまくらや、胸の膨らみを再現したマウスパッドなども展開されている。
ゲーム
プレイステーションシリーズで発売された『ワンピース 海賊無双』や、ニンテンドーDSシリーズで発売された『ワンピース ギガントバトル』など、作中に登場するキャラクターを操作して戦う格闘ゲームがシリーズ展開されている。また原作やアニメの物語をたどるロールプレイングゲームなども発売されている。その他、スマートフォンなどのアプリゲームとしてクイズやトランプなどのゲームもある。
舞台
2015年10月に、スーパー歌舞伎の演目として公演。漫画の頂上決戦編をもとにした物語を、市川猿之助が主人公ルフィに扮し演じた。
ファッション
作中で主人公のルフィがかぶっている麦わら帽子や、一味のチョッパーの帽子などを模した商品が発売されている。また、ユニクロをはじめ多くのアパレルメーカーがキャラクターをプリントした服や、作中に登場する衣装を販売している。その他、イメージアイテムとして、メガネやライター、ピアス、ネックレスなどとのコラボレーションも展開している。
登場人物・キャラクター
モンキー・D・ルフィ (もんきー・でぃー・るふぃ) 主人公
キャラクター紹介『ONE PIECE』の主人公。海賊・麦わらの一味船長。幼い頃に悪魔の実である、ゴムゴムの実を食べており、全身がゴム状へと変化したゴム人間。優れた身体能力と高い格闘センスを持ち、伸縮自... 関連ページ:モンキー・D・ルフィ
ロロノア・ゾロ
キャラクター紹介海賊・麦わらの一味の戦闘員。三本の刀を操る三刀流の使い手。鍛錬に余念がなく、強敵との戦いを己を強くするものとして望んでいる。大けがをしても、睡眠のみで回復したりと常人離れした生命力を持... 関連ページ:ロロノア・ゾロ
ナミ
キャラクター紹介海賊・麦わらの一味の航海士を担当する女性。肌で天候を判断する航海士として天性の才能を持ち、予測不可能と言われているグランドラインのストームも的確に察知する。また非常に的確な海図を描くこ... 関連ページ:ナミ
ウソップ
キャラクター紹介麦わらの一味の狙撃手。スリングショットを武器とし、百発百中の腕を持つ。父親のヤソップは、シャンクス率いる赤髪海賊団の狙撃手であり、尊敬の対象。父親のような勇敢な海の戦士になることを目指... 関連ページ:ウソップ
サンジ
キャラクター紹介 海賊・麦わらの一味のコック。金髪に特徴的な眉毛を生やしており、無類の女好き。かなりのヘビースモーカー。海上レストランバラティエの副料理長で、卓越した料理の腕を持ち、限られた食料で航海... 関連ページ:サンジ
トニートニー・チョッパー (とにーとにーちょっぱー)
麦わらの一味の船医。トナカイではあるが、悪魔の実、ヒトヒトの実を食べて半獣半人となった。青い鼻をしており、それが元で群れからいじめをうけていたが、半獣半人となってからは迫害されるようになり、群れから追い出されてしまった。その後、死にかけていたところをヤブ医者のDr.ヒルルクに助けられ、医者を目指すようになる。 名前もヒルルクからもらっており、トナカイという意味と、木を切り倒す立派な角という意味を持つ。麦わらの一味に勧誘され、最初は断っていたものの、ルフィの強い意思に心を動かされて加入。自身がなんでも治すことが出来る医者になることが夢。ヒトヒトの実の能力で人型・獣型・獣人型の三パターンの形態へと変化出来る。 更に自身で開発した薬、ランブルボールを服用することで、多種類の変化をすることができ、形態それぞれの特徴を活かして戦う。海軍からは麦わらの一味のペットだと思われており、懸賞金は一味の中で極めて低い。仲間と離れた二年間の間に変化能力を大幅に強化した。 必殺技は刻蹄 桜(こくてい ロゼオ)や、刻蹄 椰子(こくてい パルメ)など。
ニコ・ロビン (にころびん)
麦わらの一味の考古学者。悪魔の実、ハナハナの実を食べた能力者であり、身体の一部をあらゆる場所から花のように咲かせることができる。考古学の聖地、オハラに生まれ、若干8歳ながらも考古学者の試験に合格し、資格を得る。しかし、同時期にオハラの考古学者が政府が禁断としている空白の100年を調べていることを世界政府に嗅ぎつけられてしまう。 オハラは住民ともども破壊され、政府は生き残ったロビンも危険視、多額の懸賞金がかけられる。以来幼いながらも、政府から追跡をさけつつ、空白の100年の謎を追い続けることになる。グランドラインに入ったころ、クロコダイルから勧誘を受けバロックワークスの副社長に就任、麦わらの一味の敵として立ちはだかる。 その後クロコダイルの裏切りを受けて死にかけるも、モンキー・D・ルフィに強引に救出される。ルフィに生きながらせたことに責任を取らせることを口実に麦わらの一味となった。知識が豊富で、また世界情勢にも詳しく、知識面で重要な役割を担う。 必殺技は九輪咲き「ツイスト」、六輪咲き「クラッチ」、百花繚乱「竜胆(リンドウ)」など。
フランキー
麦わらの一味の船大工。コーラを燃料として動く、サイボーグ。確かな船作りの腕を持っており、ゴーイングメリー号の後継機、サウザンド・サニー号を作った。過去、自分の作った戦艦が悪用され、濡れ衣を着せられた恩人が連行されそうになった。それを阻止する為に戦艦を止めようと体を張ったが、失敗。 重症を負い、自ら肉体をサイボーグ化することで命を保っている。その後は解体屋フランキー一家を立ち上げ、 賞金稼ぎとして、自分のいる町を賊から守っていた。麦わらの一味とも最初は敵対したが、世界政府の諜報機関との戦いで共闘する。戦いの後、兄弟子アイスバーグに説得され、麦わらの一味に入ることを決意した。 モンキー・D・ルフィやウソップとふざけることも多いが、年長者故冷静な面や、常識的部分も多い。仲間とはぐれた後は、自身の改造、兵器化を更に推めていた。必殺技は風来砲(クー・ド・ヴァン)や、フランキーデストロイ砲など。
ブルック
麦わらの一味の音楽家。長身で、アフロが特徴的な骸骨。悪魔の実、ヨミヨミの実によって一度きりの蘇生能力を持っていた。過去に敵対する海賊団との戦闘で一度死亡している。能力によって蘇ろうとしたが、霧が濃かったために体の捜索に時間がかかり、その間に肉体が白骨化していたため、骸骨として復活した。 陽気な性格で、自分が骨になっていることもジョークのネタにしている。また、スケベで、綺麗な女性を見ると下着を見せるように頼みこむ。一頭のクジラと、グランドラインを制覇して戻ってくるという約束をしており、そのクジラと再開したときに分かるようにとトレードマークの アフロをとても大切にしている。 武器は仕込み杖。あまりにも早く鋭い剣撃であるため、相手は斬られたことに気が付かないこともある。必殺技は鼻唄三丁矢筈斬りや、眠り歌・フラン(ねむりうた・フラン)など。
ネフェルタリ・ビビ (ねふぇるたりびび)
アラバスタ王国の王女。誰よりも強く自国と自国民を愛している。行動力に溢れ、国内で起こっている反乱に犯罪組織バロックワークスの影があると知ると、国を抜けだしてバロックワークスに潜入した。相棒である俊足のカルガモ、カルーに跨がり、バロックワークスに潜入中はコードネームを与えられるほどの強さを持っていた。 モンキー・D・ルフィ達の力を借りて、アラバスタに平和を取り戻した後は、麦わらの一味の仲間に誘われるも国民の為に残ることを決意した。
シャンクス
赤髪海賊団の船長。細かいことを気にしない器の大きな人物であり、四皇の一人にあげられる。脳天気に見えるが、部下達からの信頼は厚く、仲間や友人を傷つけるものには怒りを露わにする。モンキー・D・ルフィの幼い時、彼のいるフーシャ村をしばらく拠点にしており、ルフィが海賊に憧れるきっかけとなった。 ルフィが山賊に連れ去られ、海に捨てられた際、そこのいた近海の主からルフィを守るために、左腕を無くしている。フーシャ村を離れる際に、愛用の麦わら帽子をルフィに託し、立派な海賊になって返しに来ること約束させた。隻腕になってなお、世界を動かしうる力を持つ男と言われ、海賊王に最も近いと言われる白ひげとも渡り合える。 過去にゴールド・ロジャーの元で見習いをしていた。
ゴールド・ロジャー (ごーるどろじゃー)
故人。かつて全ての海を制覇し、この世の全てを手に入れたと言われる海賊王。世界の果てに財宝ワンピースを置いてきたと言われる。不治の病にかかりながらもグランドラインを制覇後、自首し処刑される。処刑間際に放ったセリフが、世の中を大海賊時代に導いた。
マーシャル・D・ティーチ (まーしゃる・でぃー・てぃーち)
ゼハハハハと奇妙な笑い方をする巨漢。黒ひげ海賊団の船長。元白ひげ海賊団の隊長だったが、白ひげ海賊団で最も重い罪、仲間殺しを行い離脱した。野望の塊で、目的の為に手段を選ばず、悪逆の限りを尽くす。悪魔の実、ヤミヤミの能力の持ち主。その実を手に入れるために白ひげ海賊団の一味となっていた。 ヤミヤミの実は歴史上で最も凶悪な自然系の能力とされ、闇の能力であらゆる物体を引き寄せることができ、他の悪魔の実の能力を無効化する。凶悪な男だが、海賊としての信念は非常に強い。
バギー
バギー海賊団船長。悪魔の実、バラバラの実を食べたバラバラ人間。体を分離させることができ、ナイフ等を使って攻撃する。斬撃が効かず、回避性能に優れる。ピエロのような容姿をしているが、特徴的な赤く巨大な鼻を指摘すると激怒する。ノリの良い性格だが、基本的には残虐であり、特製の強力な大砲の弾バギー玉で町を破壊することを楽しむ。 強力な部下を多数抱え、王下七武海の一角を占めるようになる。元はゴールド・ロジャーの元で見習いをしており、シャンクスとは同期だった。
ポートガス・D・エース (ぽーとがす・でぃー・えーす)
白ひげ海賊団の隊長。悪魔の実、メラメラの実を食べており、体を炎に変える事が出来る。モンキー・D・ルフィの義兄。高い戦闘能力を持ち、ルフィですら喧嘩に勝てたことはない。白ひげを親父と呼び尊敬しており、白ひげ海賊団の中で最も重い罪、仲間殺しをした黒ひげを追っている。
白ひげ (しろひげ)
白ひげ海賊団船長。悪魔の実、グラグラの実を食べた能力者。その力は凄まじく、世界を破壊しうると称され、海賊王に最も近い男とされている。しかし、本人には海賊王に興味はなく、かつてゴールド・ロジャーにワンピースまでの道のりを教えられようとしたが断っている。自分たちの部下を息子とよび、海賊団全体を家族と、仲間を殺す者を許さず、最も重い罪としている。
サー・クロコダイル (さーくろこだいる)
元王下七武海の一人。悪魔の実、スナスナの実を食べたスナ人間。体を砂にし、相手の体から水分を抜き取ったり、砂を鋭い刃として斬りつける、砂嵐を引き起こしたりと多彩な技を持つ。また能力以外にも、猛毒を仕込んだフックも武器としている。砂であるためにあらゆる攻撃が通用しないが、水をかけられると固まってしまうため攻撃が通るようになる。 王下七武海としてアラバスタ王国にやってくる海賊を退治しており、英雄視されているが、裏の顔は犯罪組織バロックワークスの社長で、陰で社員を操って、アラバスタ王国への反乱を煽り、国を乗っ取ることを目的としている。頭の回転が早く、野望のためなら手段を選ばない残虐非道な性格。
エネル
グランドラインの遥か上空1万m存在する空島の中心、スカイピアを支配していた。悪魔の実、ゴロゴロの実を食べた能力者で、電気を操り、広範囲に高威力の攻撃を出来る。傲岸不遜で残虐な人物であり、故郷に伝わる伝説の聖地を目指し、そこで自らが神として君臨する王国を作ろうとした。
モンキー・D・ガープ (もんきー・でぃー・がーぷ)
海軍中将。モンキー・D・ルフィの祖父。「ゲンコツのガープ」とも呼ばれ、腕っ節が非常に強く、大砲の弾を砲撃よりも速く投げることが出来る。ルフィを立派な海兵にするために鍛えており、ルフィが海賊になったことを嘆いているものの、その活躍を応援してる節もある。大将への昇進を何度も受けてきたが、自由に動くことを理由に昇進を固辞している。 人情味に溢れる豪快な人物であり、数々の功績から「海軍の英雄」とまで呼ばれている。
ジュラキュール・ミホーク (じゅらきゅーるみほーく)
『ONE PIECE』に登場する人物。王下七武海の一人。世界最強の剣士。巨大な黒剣を操る。駆け出しだが、海賊狩りとして名を馳せていたロロノア・ゾロを首飾りの刃物で圧倒するほどの力量を持つ。ゾロが二年間の修業を乞うた相手であり、最初は突っぱねたものの、熱い情熱に打たれて指導するとこになった。
ボア・ハンコック (ぼあはんこっく)
王下七武海の一人。女性戦士のみで構成された九蛇海賊団の船長。世界一美しい女海賊。悪魔の実、メロメロの実を食べた能力者で、自分の魅力に取りつかれたものを石化させる能力を持つ。また、邪心のある相手を石化させるメロメロ甘風(メロウ)という技も持つ。他人を見下すことになれており、傲慢でわがままな性格。 しかし、自分の能力が効かないモンキー・D・ルフィの器の大きさと優しさに魅力を感じるようになり、その後はルフィを全面的にサポートしている。
ゲッコー・モリア
魔の三角地帯を拠点とする海賊で、超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者。世界最大の海賊船スリラーバークの主。王下七武海の一人であったが、マリンフォード頂上戦争の後、真偽は定かでないが死亡が発表された。
シルバーズ・レイリー
元ロジャー海賊団副船長。ゴールド・ロジャーの右腕と呼ばれた相棒だった。海賊を引退してからは、シャボンディ諸島で船のコーティングを行う職人となっている。覇王色の覇気の持ち主で、老いてなお強さを保っている。モンキー・D・ルフィやニコ・ロビンに己の持つ知識を伝えた。
トラファルガー・ロー
ハートの海賊団船長。優れた医療技術を持つ青年。超人系悪魔の実「オペオペの実」の能力者。麦わらの一味と同時期にシャボンディ諸島に現れた、11人の超新星のひとり。
ジンベエ
ジンベエザメの魚人。魚人空手の達人。タイヨウの海賊団の2代目船長。王下七武海の一人だったが、盟友白ひげ海賊団のポートガス・D・エースの公開処刑に際して強制召集をかけられた際、これを拒否。インペルダウンに収監されていたところをモンキー・D・ルフィによって解放され、その後起きた白ひげ海賊団と海軍本部との戦い(マリンフォード頂上戦争)では白ひげの側について戦った。
モンキー・D・ドラゴン
革命軍の総司令官。モンキー・D・ルフィの父親。
バーソロミュー・くま
王下七武海のひとりで、革命軍の幹部。超人系悪魔の実「ニキュニキュの実」の能力者。かつては「暴君」の異名を持つ残虐な海賊としても知られていた。王下七武海となる際、世界政府となんらかの取引をし、人間兵器パシフィスタの原型となるべく改造手術を受けた。謎の多い人物。
エンポリオ・イワンコフ
カマバッカ王国の女王。革命軍幹部。化粧をした女装のオカマ。超人系悪魔の実「ホルホルの実」の能力者。インペルダウンに収監されて行方不明になったとされていたが、LEVEL5.5に「ニューカマーランド」を作り上げ、密かに同志を集めていた。モンキー・D・ルフィが革命軍の司令官モンキー・D・ドラゴンの息子であることを知り、協力者となる。
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
ドンキホーテ海賊団船長。王下七武海のひとり。王下七武海の中でも世界政府とは特別な協定を結んでおり、密命を受けて暗躍することも。裏社会での人身売買など、闇の商売に手を染めている。超人系悪魔の実「イトイトの実」の能力者。
サカズキ
海軍本部大将のひとり。自然系悪魔の実「マグマグの実」の能力者。
センゴク
海軍本部元帥。動物系幻獣種の悪魔の実「ヒトヒトの実 モデル“大仏“」の能力者。
クザン
海軍本部大将のひとり。自然系悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者。
ボルサリーノ
海軍本部大将のひとり。自然系悪魔の実「ピカピカの実」の能力者。
集団・組織
麦わらの一味 (むぎわらのいちみ)
『ワンピース』に登場する海賊。モンキー・D・ルフィを船長とした少数精鋭のルーキーで、その成長速度から海軍に警戒されている。麦わら帽子を被ったドクロを海賊旗としている。
王下七武海 (おうかしちぶかい)
『ONE PIECE』に登場する集団。政府公認の海賊。政府に収穫の何割かを献上する代わりに、指名手配を解除されている。世界最強の剣士ジュラキュール・ミホークをや海賊女帝、ボア・ハンコックなど、七組みの強者が揃う。任命されるには、他の海賊への抑止力となるために、強さに加えて知名度も重要になる。また、立場上海軍の戦力として戦う場合もある。
四皇 (よんこう)
『ONE PIECE』のに登場する集団。主に新世界を中心に活動する、4組の海賊団を指してこう呼ぶ。船長を始め、船員も高い戦闘能力を持ち、またその規模も大きい。
海軍
『ONE PIECE』に登場する組織。世界政府に属する軍隊。主に海上での治安維持を目的としてる。中でもその中心である海軍本部は、王下七武海と四皇に並ぶグランドライン三大勢力のひとつとされている。
世界政府
『ONE PIECE』に登場する国際組織。世界中170ヶ国を超える加盟国を持つ。本部は聖地マリージョアにある。五老星と呼ばれる5人の最高権力者がトップに立ち、海軍をはじめとした軍隊の元帥などを統括している。海賊などに懸けられる懸賞金の設定をしているのもこの世界政府。
バロックワークス
『ONE PIECE』に登場する組織。サー・クロコダイルが王下七武海所属時に興した秘密結社。暗殺、諜報などの犯罪をその主な仕事とし、最終目的として理想国家の建設を謳っていた。
革命軍
『ONE PIECE』に登場する組織。世界政府の転覆を狙っている。彼らを率いる総司令官は、モンキー・D・ルフィの父親モンキー・D・ドラゴン。幹部にはエンポリオ・イワンコフ、バーソロミュー・くまなどの実力者が揃っている様子。
場所
空島 (そらじま)
『ONE PIECE』に登場する地名。グランドラインの遥か一万メートル上空、積み上がった雲の上に存在している島。下界から行く方法が限られているため、地上の人から単なる伝説と思われている。
グランドライン
『ONE PIECE』に登場する海。天気や海の調子が通常と大きく異なり、更には王下七武海を始めとする強大な海賊、それを管轄する海軍本部などがあり、並みの海賊では太刀打ち出来ないことから、別名「海賊の墓場」とも言われる。磁石が役に立たず、航海をするには記録指針という特別なコンパスが必要になる。世界の中心を分かつように流れ、一周しており、その両側を巨大な海王類が生息し、風の吹かないカームベルトに挟まれている。
新世界 (しんせいかい)
『ONE PIECE』に登場する海。グランドライン後半の海を称してこう呼ぶ。大物海賊の四皇が君臨し、気候の変動も激しくなる、この世で最も航海が困難な海。
その他キーワード
覇気 (はき)
『ONE PIECE』に登場する力。全ての人類に潜在している能力だが、発現させることは用意ではなく、長期の鍛錬が必要となる。例外的に、外的要因から目覚める可能性もある。体を硬化させたり、武器の威力を上げることが出来る武装色の覇気。気配を強く感じれるようになる見聞色の覇気。周囲を威圧し、圧倒する覇王色の覇気がある。
ゴーイングメリー号 (ごーいんぐめりーごう)
『ONE PIECE』に登場する船。麦わらの一味の航海初期から、長い間冒険を共にしていた船首に羊の頭を付けた海賊船。幾度と無く破損し、その度に狙撃手のウソップが修理をしてきたが、戦いの途中で船体が真っ二つに割れてしまった。新世界を迎えることなく、葬らる。その船首はフランキーによって、ミニメリー2号という小型船になって蘇っている。
ワンピース
『ONE PIECE』に登場する財宝。この世の富と名声と力の全てをひと繋ぎにした財宝と言われている。所在地や、存在の有無すら明らかではないが、多くの海賊がこぞって狙っている。その正体を知っている白ひげは、見つかれば世界がひっくり返るものと形容した。
悪魔の実 (あくまのみ)
『ONE PIECE』に登場する果物。海の悪魔の化身とされ、一口囓ると能力を得ることが出来るが海に嫌われてしまい、海に入るか海の成分を含んだ物に触れると力が出なくなり、カナヅチになる。味はまずい。得る能力は系統ごとに、体がゴムになる等、超人的能力、超人系(パラミシア)。動物へ変化することが出来る動物系(ゾオン)。 体を自然物に変化させることが出来る自然系(ロギア)の三つに大別される。悪魔の実の能力は、同時に二つ以上存在せず、能力者が死ぬと、その能力の実が発生する。
記録指針 (ろぐぽーす)
グランドラインの航海に必要な特殊なコンパス。グランドラインに存在する島は、それぞれ特別な磁気を発しており、それ故に通常のコンパスは正常に北を指すことがないが、ログポースは、個々の島の磁気を記録して、次の島への方角を正確に示す。記録が貯まる速度は島によって異なり、場合によっては数年かかることもある。 形は球体で、東西南北だけでなく上空の空島や、海の下の海底をも指し示すことが出来る。また、一つの島のみを指し続ける特別なものもあり、こちらは永久指針(エターナルポース)と呼ばれる。また新世界ではグランドライン前半とは違った電波が流れているため、新世界用のログポースが必要となる。
サウザンドサニー号
麦わらの一味が乗る海賊船。最初の船ゴーイングメリー号が航行不能となったことを受けて作られた。設計者はフランキー。
関連
食戟のサンジ (しょくげきのさんじ)
尾田栄一郎著『ONE PIECE』のスピンオフ。一話完結形式の読み切り全6話。『食戟のソーマ』を手掛けた附田祐斗と佐伯俊のコンビがストーリーと作画を担当。また、料理研究家の森崎友紀が協力している。多く... 関連ページ:食戟のサンジ
ONE PIECE学園 (わんぴーすがくえん)
尾田栄一郎『ONE PIECE』の公式スピンオフ。グランド市という架空の街にある「新世界中学校」が舞台。古今東西のワルや悪魔の実の力を持った奴らが集まった学校で、転校生のコビーはドタバタ騒動に巻き込ま... 関連ページ:ONE PIECE学園
ONE PIECE episode A (わんぴーす えぴそーど えーす)
尾田栄一郎著『ONE PIECE』の公式スピンオフであり、ノベライズ『ONE PIECE novel A』のコミカライズ。ネーム構成は『歪のアマルガム』の漫画家、石山諒。作画は『Dr.Srone』など... 関連ページ:ONE PIECE episode A
書誌情報
ONE PIECE 109巻 集英社〈ジャンプコミックス〉
第1巻
(1997-12-24発行、 978-4088725093)
第45巻
(2007-03-02発行、 978-4088743141)
第46巻
(2007-07-04発行、 978-4088743820)
第47巻
(2007-09-04発行、 978-4088744117)
第48巻
(2007-12-04発行、 978-4088744421)
第49巻
(2008-03-04発行、 978-4088744858)
第50巻
(2008-06-04発行、 978-4088745213)
第51巻
(2008-09-04発行、 978-4088745633)
第52巻
(2008-12-04発行、 978-4088746029)
第53巻
(2009-03-04発行、 978-4088746401)
第54巻
(2009-06-04発行、 978-4088746623)
第55巻
(2009-09-04発行、 978-4088747279)
第56巻
(2009-12-04発行、 978-4088747613)
第57巻
(2010-03-04発行、 978-4088700106)
第58巻
(2010-06-04発行、 978-4088700458)
第59巻
(2010-08-04発行、 978-4088700830)
第60巻
(2010-11-04発行、 978-4088701257)
第61巻
(2011-02-04発行、 978-4088701752)
第62巻
(2011-05-02発行、 978-4088702179)
第63巻
(2011-08-04発行、 978-4088702704)
第64巻
(2011-11-04発行、 978-4088703015)
第65巻
(2012-02-03発行、 978-4088703671)
第66巻
(2012-05-02発行、 978-4088704166)
第67巻
(2012-08-03発行、 978-4088704760)
第68巻
(2012-11-02発行、 978-4088705316)
第69巻
(2013-03-04発行、 978-4088706146)
第70巻
(2013-06-04発行、 978-4088706603)
第71巻
(2013-08-02発行、 978-4088707815)
第72巻
(2013-11-01発行、 978-4088708331)
第73巻
(2014-03-04発行、 978-4088800226)
第74巻
(2014-06-04発行、 978-4088800691)
第75巻
(2014-09-04発行、 978-4088801711)
第76巻
(2014-12-27発行、 978-4088802190)
第77巻
(2015-04-03発行、 978-4088803265)
第78巻
(2015-07-03発行、 978-4088804224)
第79巻
(2015-10-03発行、 978-4088804965)
第80巻
(2015-12-28発行、 978-4088805788)
第81巻
(2016-04-04発行、 978-4088806488)
第82巻
(2016-07-04発行、 978-4088807263)
第83巻
(2016-11-04発行、 978-4088808017)
第84巻
(2017-02-03発行、 978-4088810027)
第85巻
(2017-05-02発行、 978-4088810706)
第86巻
(2017-08-04発行、 978-4088811987)
第87巻
(2017-11-02発行、 978-4088812250)
第88巻
(2018-03-02発行、 978-4088813622)
第89巻
(2018-06-04発行、 978-4088814964)
第103巻
(2022-08-04発行、 978-4088831909)
第104巻
(2022-11-04発行、 978-4088832876)
第105巻
(2023-03-03発行、 978-4088834368)
第106巻
(2023-07-04発行、 978-4088836447)
第107巻
(2023-11-02発行、 978-4088837857)
第108巻
(2024-03-04発行、 978-4088840130)
第109巻
(2024-07-04発行、 978-4088841960)