「ヘタレ」は主人公の証? 様々なヘタレ主人公7選!376 Pt.

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第二次世界大戦中の世界の国々を擬人化したアニメである。その国の人柄や風土やエピソードを人格として模したキャラクターの性格がユーモラスに描かれている。主人公は「イタリア」であり、題名は「ヘタレなイタリア」を意味する。泣き虫で、「敵が怖い」などの理由ですぐに白旗を振る「イタリア」だが、スキンシップ大好きでどこか憎めなく、愛嬌のあるキャラクターとして描かれている。

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臆病で、他人と距離を置いて生きてきた主人公「天野雪輝」は、未来日記をめぐるデス・サバイバルに巻き込まれていくが、基本的に「ヘタレ」である。サバイバルにおいても、傷つくことを恐れて傍観者に徹するといった姿勢を見せる。基本的に「雪輝」のストーカーである「由乃」に助けてもらってばかり。時折ダーツの腕をいかした活躍をすることもあるが、最後まで「ヘタレ」な一面を払しょくすることはない。

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主人公である「森野亮士」は、辺境地で育ったためか極端に人の視線に弱い。見つめられ続けると、パニックを起こしてしまう対人恐怖症であり、視線恐怖症である。典型的な「ヘタレ」として描かれてはいるが、ヒロインである「涼子」を守る際には、男らしい態度で得意のパチンコを駆使した立ち回りを見せる豹変型の「ヘタレ」である。元々の性格はマタギの祖父に育てられたこともあるのか男らしいのだが、視線恐怖症がある為、普段はその男らしさを発揮できていない。ある意味、限定的「ヘタレ」ともいえる。

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「逃げちゃ駄目だ」という名ゼリフと、自身に言い聞かせて奮い立たせる姿はあまりにも有名である。自分の思い通りにならない事態に巻き込まれ、流されるままに使途との戦いに身を置いてはいるが、序盤はそれに対しても使命感ではなく惰性として戦っているように描かれている。中盤以降は成長を見せ、使命感を持って戦うようになる。彼の性格や、その思想に関するバックグラウンドは、14歳の中学生が立ち向かうには厳しすぎる現実であることも理解できる。

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背が小さく、肥満体形という外見的コンプレックスから「ヘタレ」となってしまったタイプの主人公である。よくパシリをさせられるといった典型的ないじめられっ子であり、内向的な性格のまま高校生活を送っていた「ハルユキ」だが、ゲームの腕はピカイチ。そこで培われた反射神経を活かすことで加速世界における加速能力者「バーストリンカー」として活躍する。「バーストリンカー」として様々な事件や出会いを経験していくにつれ、前向きな性格に成長していく成長型の「ヘタレ」である。見た目はほぼ変わらないが、中身の成長によって、いかにして人間関係が変化していくのかも見どころの一つである。

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人とのコミュニケーションを嫌い、ほぼ外出をしないネット依存症の引きこもりである。思い込みが激しく、重度の妄想癖がある彼は、引っ込み思案も極まってネガティブな方向へ思考が暴走してしまうこともしばしば。辛い現実に直面すると、逃げ出すために妄想に浸ったり、しまいにはそれを責任転嫁することも多く、典型的なダメ人間として描かれている。ストーリーの展開の中では、その「ヘタレ」っぷりを一転させることもあり、「ヘタレ」からの転身は見ていて爽快である。

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主人公「羽瀬川小鷹」は日本人の父とイギリス人の母から生まれたハーフであるが、父親譲りの外見で日本人にしか見えない。唯一、母から受け継いだ金髪も「髪染め損なったヤンキー」として周囲に誤解をされている。クラスメイトに話しかけるだけで怖がられるせいで、友達がいないことを切実に悩んでおり、後に「隣人部」設立の動機となる。見た目以外は気遣いができ、料理もできる好青年なので非常にモテるのであるが、いざ他人から向けられた好意を恐れてしまい、あえて相手からの好意的な言動や行動を無視してしまう。人を求めるくせに、いざ近寄られると距離を置いてしまうという様は、また一つの「ヘタレ」の形を提示している。