新しい扉が開いてしまいそう……。女装が似合ってしまった男子たち!!189 Pt.

「男の娘」や「女装少年」といったワードが一つのジャンルになって久しい。その中でも女装が似合いすぎるイチオシの男子を紹介したい。

主人公の幼馴染であった美少年。登場時は間違いなく男の子であったはずなのだが、一年近くストーリーに登場しなかった彼が再登場した時には何故かゴスロリファッション姿の美少年になっていた。不思議なことに、理由についてほとんど触れることなく女性かの如く物語は進んでいく、控えめにして最高の女装キャラである。しかも彼は造り酒屋の息子であるため日本酒に関して非常に熟知している。賢い! 頼りになる! 可愛い!! と実に魅力的な登場人物だ。本作は「菌」を中心としてお酒に関するストーリーがメインとなっており、ゆるキャラのようなキュートな「菌たち」や農大の日常を綴った斬新な作品となっている。

本作の主人公にして天才魔法使いである彼が女装をさせられてしまった。イギリス人の彼が和服、狐耳と尻尾、ニーソ、萌え袖とは実に盛りすぎである。だがそれがいい‼ あまりの可愛さに不意をつかれた読者も多いのではないだろうか。しかし彼の本職は先生であり魔法使い。魅力的に描かれている美少女たちがたくさん登場し、ストーリーも実に素晴らしい王道ファンタジーなので是非ともチェックしていただきたい。

男子校での生活を華やかにするため設けられたぶっ飛んだ制度が「姫」である。見た目が麗しい男子生徒を美しい女性のような格好をさせイベントなどに駆り出したりする。かなりの好待遇となっており、女装に向けて脱毛するなどの美貌やイメージの維持など、芸能人同様のプロ意識が要求される。ノリノリな子もいれば嫌々な子もいて読んでいて実に飽きがこない。アニメやドラマ化もされており、ドラマ版は俳優「佐藤健」が主演を演じていたこともあり、そこからマンガの存在を知ったという方も少なくはないだろう。

女装をしている腐男子の彼は大学のオタクサークルの新入生。女装を続けていくうちに腐男子ではなく腐女子としての「第二人格810ちゃん」が誕生しており、ちょっと変わった二重人格者のようにもなっている。声も訓練によって女装時は女性らしい高音を出せるようにもなっており、並並ならぬ努力だ。喋り方も平時はタメ口、女装時は丁寧口調であり分かる人には分かる魅力が些細なところにも詰まっている。

本記事で、一番オススメしたいマンガは実はこの『ブロッケンブラッド』 である。女装少年という点もさることながら、ギャグの勢いや作画の素晴らしさが全てのジャンルを通してもトップクラス。主人公の「守流津 健一」は現役女子中学生アイドル「ノイシュヴァンシュタイン桜子」、またある時は謎の美少女「クリスチーネ幸田」として活動をする。しかしブロッケンの血族の本家の末裔である彼の真の正体は、いわゆる変身魔女っ子ヒロインなのだ。非常にくだらない理由で攻めてくる敵と戦う主人公の姿は、悲しさと愛らしさで包まれており、読み出すとスラスラっと最終巻まで到達してしまう。