もやしもん

もやしもん

菌が肉眼で見え会話ができる沢木直保が、入学した某農業大学で、教授の樹慶蔵や研究室のメンバーたちが起こす騒動に巻きこまれる。 第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞受賞。

正式名称
もやしもん
ふりがな
もやしもん
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

沢木直保は、菌が肉眼で見え会話ができる不思議な能力の持ち主。沢木は幼なじみの結城蛍と一緒に東京の某農業大学に入学する。そこで祖父の友人で菌などの微生物に詳しい樹慶蔵教授と研究室の個性的な学生たちと出会う。農業や微生物について学びながら、樹教授の造った発酵蔵のメンバーとして参加することになる。

登場人物・キャラクター

沢木 直保 (さわき ただやす)

某農大1年生。背が低いのがコンプレックス。沢木家の次男で沢木もやしの跡取り。菌を肉眼で見たり、直接話せたりする。家業は継ぎたくないと思っている。惣右衛門は実家の屋号。蛍とは幼なじみ。

結城 蛍 (ゆうき けい)

某農大1年生。沢木の幼なじみ。結城酒造の跡取り息子で、日本酒に詳しい。美少女のようなかわいい容姿をしている。入学早々休学し、日吉酒店で日本酒販売について勉強する。休学してからは、なぜかゴスロリの女装をしている。

樹 慶蔵 (いつき けいぞう)

沢木の祖父とは昔からの知り合い。某農大教授。菌について語らせると話が長い。惑星のテラフォーミングについて研究している。実学派で、様々な発酵食品を集め、自ら食している。発酵についてさらに研究するため、発酵蔵を学内に造る。

長谷川 遥 (はせがわ はるか)

某農大院生。樹ゼミの助手。実家が金持ちで、許嫁がいる。結婚を先延ばしにするため、博士課程に進んだ。いつもボンテージを着ている高飛車な美人。樹教授を尊敬している。酒癖が悪いのを自覚していて、あまり飲みたがらない。

美里 薫 (みさと かおる)

某農大2年生で寮生。背が高く、無精髭をはやしている。川浜と組んで、寮生から資金を集めて密造酒を作り、金儲けを狙っていた。日本酒が好き。校舎を破損して借金を作り、借金と引き換えに発酵蔵のメンバーに加わった。意外の後輩の面倒見が良い。

川浜 拓馬 (かわはま たくま)

某農大2年生で寮生。背が低い。虫マニアで、飼育するのも食べるのも好き。美里とよくつるんでいる。メキシコからの帰国子女。校舎を破損して借金を作り、借金と引き換えに発酵蔵のメンバーに加わった。意外に後輩の面倒見が良い。

武藤 葵 (むとう あおい)

某農大3年生。樹ゼミの生徒。ミス農大に選ばれた美人。お酒が好きで不摂生。底なしに飲めるが、翌朝後半の記憶がなくなっている。樹ゼミの学生。長谷川の命令で、世界中を旅して発酵食品を集めていた。発酵蔵のメンバー。

及川 葉月 (おいかわ はづき)

某農大1年生。入学当時は除菌マニアだったが、長谷川に諭されて、神経質ではなくなった。セミロングのかわいい女性。いつも単車で登校している。沢木の能力を信じていない。入学当時は日本酒嫌いだった。発酵蔵のメンバー。

日吉 菊二 (ひよし きくじ)

某農大の近所にある日吉酒店のご隠居。つねに大量の菌を身に纏っていて、沢木には菌のかたまりにしか見えない。樹教授と仲良し。蛍からは「おじいちゃん」と呼ばれている。蛍や沢木をやさしく見守る。

日吉 友春 (ひよし ともはる)

日吉菊二の孫。小太りの男性。某農大の近所にある日吉酒店の店長だったが、蛍が来てからしばらくして、全国の酒造巡りを開始。蛍からは「お兄ちゃん」と呼ばれている。キレイ好き。

A・オリゼー (あすぺるぎるす・おりぜー)

『もやしもん』によく登場する菌。沢木に住み着いている。コミックの中で、菌類解説の時、解説役を務める。醤油や味噌に入っている日本ではポピュラーな黄麹カビ。日本酒にも使われる。デンプンを糖に分解する能力をもつ。「かもすぞ!」が口癖。

宏岡 亜矢 (ひろおか あや)

武藤の同級生。背が高く、美人。某農大の近所にあるバーでバーテンのバイトをしている。チアリーダー部所属。面倒見が良く、みんなの相談役。世界の酒に詳しい。

金城 優 (かねしろ ゆう)

沖縄県在住。沖縄の大学卒業後、某農大の沖縄農場で働いている。蛍と容姿が瓜二つの女性。ショートヘアでボーイッシュな格好をしている。底なしに酒が飲める。祖父が樹教授と仲良し。

マリー

金髪碧眼のフランス人女性。ブルゴーニュのワイン蔵の娘。ワインやブドウ畑について詳しい。日本語を話せる。蛍と容姿が瓜二つで服装はいつもロリータファッション。頑固で実家のワインに誇りを持っている。

沢木 直継 (さわき ただつぐ)

沢木もやしの長男。家業を継ぐのを嫌い、大学卒業後渡米した。現在ニューオリンズに住んでいる。背が高く、イケメン。バイトで何とか暮らしている。

集団・組織

某農業大学

東京にある農業大学。沢木と蛍が第1話で入学した。農業について学ぶので、実習が多い。田畑や牧場が学内にあるので、敷地はとてつもなく広い。寮や発酵蔵も学内にある。

場所

沢木もやし (さわきもやし)

『もやしもん』の主人公沢木直保の実家で、種麹屋。室町時代創業の老舗。蛍の実家の「結城酒造」に麹を出荷している他、味噌などを販売している。長男が出て行ったため、父親は次男の直保に期待している。惣右衛門は屋号。

発酵蔵 (はっこうぐら)

某農大の中にある。樹教授が発酵について研究するために造った。日本酒やビール、味噌、醤油などのさまざまな発酵食品を造っては試食する。発酵の具合で作業が発生するので、泊まり込みで見張りをすることも。メンバーのたまり場。

日吉酒店 (ひよしさけてん)

『もやしもん』に登場する酒屋。某農大の近所にある。秘密の立ち飲みバーを併設している。夜はシャッターを閉め、常連相手にバーの営業している。昔は蔵元だったので、地下に蔵がある。店長は日吉友春だが、蛍が通うようになってからは実質蛍が店長になった。

その他キーワード

かもすぞ!

『もやしもん』に登場する菌たちのセリフ。発酵させる、腐らせるの意。当然沢木にしか聞こえない。

アニメ

もやしもん

菌が肉眼で見える主人公 沢木惣右衛門直保は農大に入学し、その能力ゆえに教授の樹慶蔵や院生の長谷川遥、学生の美里薫、川浜拓馬らに興味を持たれ、菌を使った食物の研究や金儲けなど、彼らの起こす騒動に巻き込... 関連ページ:もやしもん

もやしもんリターンズ

菌が肉眼で見える主人公沢木惣右衛門直保は農大の一年生として、樹慶蔵教授の指導のもと長谷川遥、美里薫、川浜拓馬及川葉月武藤葵結城蛍らとともに、菌の力で酒や味噌などを作る発酵蔵を運営し始め、チームワークを... 関連ページ:もやしもんリターンズ

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