「ジブリ」名作映画厳選7選3,633 Pt.

日本を代表するアニメーション制作会社「スタジオジブリ」。必ず見ておきたい不朽の名作を集めてみた。

作成日時:2017-05-03 20:00 執筆者:マンガペディア公式

「ジブリ」名作映画厳選7選

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概要

「宮崎駿」&「高畑勲」の2大巨匠によって打ち立てられたと言っても過言ではない「スタジオジブリ」。『思い出のマーニー』が「ジブリ」最後の作品となるはずだったが、2016年に『レッドタートル ある島の物語』を作成、以後の動向が気になるところ。今回は名作がまた生まれることを信じ、「ジブリ」不朽の名作を7つに厳選して紹介する。

『天空の城ラピュタ』

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原作・脚本・監督:「宮崎 駿」
「ジブリ」といったら誰もが真っ先に思いつくであろう『天空の城ラピュタ』。キャッチコピーは「ある日、空から少女が降ってきた…」。
“青い石”を持った謎の少女が空からゆっくりと落ちてきた。その女性を助けた少年「パズー」は家に匿うことに。だが、その石を狙って海賊「ドーラ」一家が襲撃してきた。「パズー」たちは命からがら海賊から逃げ切ることができたが、軍の特務機関に捕まってしまう……。
やはり『天空の城ラピュタ』の魅力といえば作中に登場するラスボス「ムスカ」の強烈なキャラクターであろう。「ジブリ」作品には、“悪役”そのものを描くことはあまりなく、どちらかと言うと「ドーラ」のように仲間になる。もしくは和解するパターンが多い。その中でも最後まで冷酷非情を貫き、数々の名言を残していったあのキャラクターは、多くの年齢層に多大な印象を残していったと言えるだろう。

『火垂るの墓』

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原作:「野坂昭如」(新潮文庫版)
脚本・監督:「高畑 勲」
以後、本作のほどシリアスな作品は最初で最後となる『火垂るの墓』。原作者「野坂昭如」の体験を元に執筆されており、日本人よりも海外の人たちにとって、とても影響力のある作品となった。キャッチコピーは「4歳と14歳で、生きようと思った」。
1945年(昭和20年)9月21日、駅構内でひとりの少年が衰弱死していた。少年の所持品はドロップ缶1つのみ。その缶の中には「節子」と言う妹の骨片が入っていた……。太平洋戦争末期、神戸大空襲により家を無くした「清太」と「節子」、2人は叔母の家に預けられるが――。
本作は、戦争そのものではなく、戦時~戦後の戦争孤児を描いたもの。身寄りのない4歳と14歳の少年少女が必死に生きようとした切なくも悲しい物語。まだ見ていない初見の方は、必ずティッシュを忘れずに!

『となりのトトロ』

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原作・脚本・監督:「宮崎 駿」
子供から大人まで誰もが大好きな作品『となりのトトロ』。「スタジオジブリ」の名を全国に響き渡らせるきっかけとなったと言っても過言ではないだろう。キャッチコピーは「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」
子供の時にしか会えないとされる“もののけ”。田舎に引っ越してきた「草壁」一家の長女「サツキ」と「メイ」は、不思議な生き物「トトロ」と出会う。不思議な乗り物、不思議な体験をする「サツキ」たちだったが、突如お母さんの病態が悪化したとの一報を受けた。心配になった「メイ」はお母さんのところに向かおうとするのだが――。
「スタジオジブリ」の王道とも言える本作を見て育った若者も多いのでは? 舞台が夏であるため、夏を想起させるアニメとしても度々名前が挙がる。「小トトロ」、「ネコバス」、「まっくろくろすけ」など、可愛いもののけも存在し、田舎の風景と共に和やかに見ることのできる外せない名作のひとつだ。

『平成狸合戦ぽんぽこ』

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原作・脚本・監督:「高畑 勲」
舞台は昭和40年、東京都の多摩地域南部にある多摩市において、人間が開発を進め自然を破壊していくのに対し、タヌキたちが化けることで対抗する様子を描いた作品である。キャッチコピーは「タヌキだってがんばってるんだよォ」。
多摩市に住むタヌキたちは、多摩ニュータウンの開発により、居場所を無くしつつあった。ある日、多摩のタヌキたちは、人間にこれ以上の自然破壊を思いとどまるように伝統的変化術「化学(ばけがく)」を習得するため、四国と佐渡のタヌキを呼び、抵抗運動を始めるようになる。だが、どんなに化けたところで人間はそれを面白がるばかりであった――。
あらすじ通り、自然破壊を続ける人間に対しての戒めを含めた作品となっているが、同時に伝統を重んじるものでもある。そのため、本作のタヌキたちの声優には、多くの落語家やベテラン俳優などが起用され、味のある声を聴くことができる。
見た目の雰囲気とは裏腹に、何をやっても通じないタヌキたちの身になると、なんとも悲しい話だ。

『耳をすませば』

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原作:「柊あおい」
製作プロデューサー・脚本・絵コンテ:「宮崎 駿」
「スタジオジブリ」初となる少女マンガを原作とした作品『耳をすませば』。キャッチコピーは「好きな人が、できました」。
読書が好きな中学3年生の少女「月島雫」は、図書館で借りた本の貸出カードに「天沢聖司」という名前が度々書かれていることに気づき、見ず知らずの彼に淡い思いを感じていた。学校で友人の恋愛相談に乗っているうちに、ベンチに本を忘れて行ったことに気づき取りに戻るが、そこで知らない男子生徒が「雫」の本を読んでいた――。
本格的な青春学園ストーリーとなっており、きっと昔の甘酸っぱい気持ちを思い出すこと間違いなし! 挿入歌の「カントリー・ロード」も時代を感じさせる名曲である(原曲は「Take Me Home,Country Roads」)。2002年に放映された『猫の恩返し』は、主人公「月島雫」が書いた小説という設定がなされているため、本作に続けて『猫の恩返し』を見るのもいいだろう。

『もののけ姫』

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原作・脚本・監督:「宮崎 駿」
「宮崎 駿」が長年構想して製作された名作『もののけ姫』。キャッチコピーは「生きろ」。
エミシの村に住む少年「アシタカ」は、村に襲い掛かってきた祟り神を退治するが、同時に呪いを右手に宿してしまった。村のしきたりにより、村からでることとなった「アシタカ」は呪いを解くため、祟り神が来た西の方へと向かった。その道中、巨大な山犬と謎の少女と出会うが――。
戦いの描写は、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』などでも見られたが、本作は人体破壊や大量殺戮など、これまでの作品の中ではやや苛烈な表現がされている。これも、キャッチコピーである「生きろ」を題材としており、山犬に育てられた「サン」が、人として生きるか、獣として生きるかなど、随所にキャッチコピーが散りばめられた作品となっている。

『千と千尋の神隠し』

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原作・脚本・監督:「宮崎 駿」
2001年に放映され、興行収入300億円を超えて日本歴代興行収入第1位を記録した「スタジオジブリ」最大の成功作。キャッチコピーは「トンネルの向こうは、不思議の町でした」。
引っ越しに向かう途中だった10歳の少女「千尋」は、その途中で道に迷い、ある不気味なトンネルへと辿り着く。トンネルを抜けると不思議な街並みが続き、一緒にいた両親が途中の店で夕食をたべることに。「千尋」はその街中を探検するうちにある少年と出会った。その少年に「ここへ来てはいけない、すぐ戻れ!」と言われその場を立ち去るが、両親の元に戻ると、何と豚の姿にされていた――。
「千尋」は八百万の神々が集うと言われる湯屋で働くこととなるが、本作の見所は礼儀も何も知らなかった少女が、“働く”ことを通して徐々に大人へと育っていく様子であり、凛々しくなっていく表情に感銘を受ける。昨今ではお仕事アニメなどが人気であるが、その火付け役となった存在なのかもしれない。ネットでは、意外とホワイトな会社であると評されることもあるため、怖い存在である「湯婆婆」ではあるが、現在の職場と見比べてどちらがホワイトか考えてみるのも面白いだろう。

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