シナリオライター「虚淵玄」が携わったアニメ作品5選857 Pt.

アニメ、ゲームの脚本やストーリー原案だけではなく、特撮テレビドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』の脚本も手掛けた「虚淵玄」。今回は、彼が携わったアニメ作品を紹介する。

作成日時:2017-06-03 16:00 執筆者:マンガペディア公式

シナリオライター「虚淵玄」が携わったアニメ作品5選

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概要

趣味趣向から作中には銃や車が頻繁に出てきたり、映画愛好家でもあるため、自分の作品にオマージュとして挿入することも多い。また、熱い展開の物語以外にも、暗く重い鬱屈としたハードなストーリー展開も「虚淵玄」の持ち味である。今回は、『魔法少女まどか☆マギカ』など彼が携わったアニメ作品を紹介する。

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』

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「東映アニメーション」と「ニトロプラス」合作のフルCGアニメ。「虚淵玄」と、『交響詩篇エウレカセブン』『機動戦士ガンダム00』などの監督を務めた「水島精二」がタッグを組んだ。作品の舞台は「ナノハザード」により廃墟とした地球。その後、西暦2400年、大半の人類は地上と肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。ある日、地上から「フロンティアセッター」と名乗る人物から「ディーヴァ」がハッキングされ脅威に晒される。真相解明のため、「ディーヴァ」の捜査官「アンジェラ」は生身の体を身にまとい、地上へ降り立つ。「アンジェラ」は地上調査員「ディンゴ」と共に、「フロンティアセッター」と世界の謎に迫る。肉体を捨てて電脳世界に生きる「アンジェラ」と、肉体を捨てず荒廃した地球に住む「ディンゴ」という対照的な2人のキャラクターがメインであり、はっきりとしたテーマを視聴者の心に深く訴えかけ、フルCGを駆使した戦闘シーンも迫力があり手に汗握る。難解な言い回しが多いものの、テンポのよいストーリーで「フロンティアセッター」の謎や世界が明かされていく構成も素晴らしい。これまでの「虚淵玄」のイメージから不吉なラストを勘繰るかもしれないが、この作品は「お子さんを連れてきてもらっても気まずくなったりしない」と「虚淵玄」本人が言及している。

『PSYCHO-PASS』

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総監督は『踊る大捜査線』の「本広克行」、キャラクター原案は『家庭教師ヒットマンREBORN!』の「天野明」が担当したアニメ作品。「虚淵玄」はストーリー原案者である。脚本も担当したが、小説家の「深見真」「高羽彩」がシリーズ構成を元に書いた草稿を、「虚淵玄」が脚本に書き下ろす、という形で行われた。なお、2期にあたる『PSYCHO-PASS2』ではシリーズ監修を務めた。『PSYCHO-PASS』の舞台は、西暦2112年の日本。人間の心理状態や性格傾向を計測、数値化する「シビュラシステム」が導入された社会。厚生省管轄の警察組織「公安局」の新任監視官として配属された「常守朱」が、「潜在犯」の執行に立ち会うところから物語は始まる。近未来SFの警察もので、群像劇という形を取っている作品。特殊能力を駆使して戦うものではなく、知恵比べといった描写が多い。また、「公安局」の刑事課一係のメンバーの活躍と葛藤、善悪を問うような心理描写も特徴的だ。控えめとはいえ、遺体や犯罪行為など、猟奇的な描写も含まれ、人によっては「グロい」と感じるかもしれない。しかし、それを差し引いても見応えのある警察ものアニメであり、例え犯罪者でも、暗躍するキャラクターでも非常に魅力的。色々なことを考えさせられるアニメではないだろうか。

『魔法少女まどか☆マギカ』

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2011年1月から放送されていた作品。同年9月「第16回アニメーション神戸賞作品賞・テレビ部門」を受賞。その後も多くの賞に輝き、作品だけではなく、作品に携わった声優やスタッフ、主題歌を担当したアーティストもそれぞれ受賞している。この作品は、『ひだまりスケッチ』の「蒼樹うめ」がデザインした可愛いアニメキャラクターと、暗く重いシナリオが特徴の「虚淵玄」が脚本と異色の組み合わせであるのが特徴だ。アニメ放送前は、ストーリーに関わることは徹底的に伏せられており、放送が始まってみれば、可愛いらしいオープニング映像やヒロイックなストーリーの「正統派魔法少女アニメ」そのままであった。「虚淵玄」が脚本担当だということを忘れそうになるが、それは制作側の目論見通りだったのかもしれない。この作品を知らない人に「まずは3話まで見て」と薦めることがいいのか、それとも事前情報なしに薦めるのがいいのかが悩みどころだ。「虚淵玄」作品を全く知らない人に手っ取り早く作風を教えられるアニメが、この『魔法少女まどか☆マギカ』かもしれない。

『Fate/Zero』

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「TYPE-MOON」の「奈須きのこ」がシナリオを執筆した『Fate/stay night』のスピンオフ作品。『Fate/stay night』で断片的に語られた、10年前の「第四次聖杯戦争」について描いたものが『Fate/Zero』であり、『Fate/stay night』の主人公「衛宮士郎」の養父「衛宮切嗣」が主人公として活躍する。彼は名家「アインツベルン」から委嘱を受け、妻の「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」、従者「久宇舞弥」、召喚した英霊「セイバー」と「聖杯戦争」に参加することになるのだが……。決して明るいとは言えないストーリーで、凄惨な出来事や予想を裏切る展開が多い。それでも視聴者を惹きつける理由としては、『Fate/stay night』にも登場するあのキャラクターの意外な秘密、過去なども判明する点や個性的な魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)のそれぞれの関係の違いが明らかになってくる点なども考えられ、本作を視聴することで、『Fate/stay night』の世界により浸ることができるのが魅力のスピンオフ作品といえる。

『アルドノア・ゼロ』

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『Fate/Zero』の監督「あおきえい」と「虚淵玄」が再びタッグを組み、王道を目指して作られた作品だ。本作の舞台は、実際の歴史とは違う歴史を歩んだ世界である。様々な経緯から、火星に移住した人類と地球の人類が対立し、戦争が勃発。しかし、とある事故から火星・地球共に大惨事に遭い、両惑星は休戦協定を結ぶ。以降、14年間平和が続くが、それはある日を境に破られたのだった……。本作には主人公にあたるキャラクターが3人存在する。地球側の主人公、火星側の主人公、その中心に位置する主人公と群像劇を意識している。また、火星と地球のロボットのデザインは対照的で、「古代の超技術を導入した火星側のロボットを、地球側の工業的なリアルロボットが倒していくのか」が作品のコンセプトとなっている。シリアスなアニメだが、「虚淵玄」は原案及び1期の3話までの脚本を担当したので、全話を執筆したわけではない。作品はどんでん返しのようなことはせず、世界観をしっかり固定して、人間ドラマを描くようにしていると雑誌のインタビューで「虚淵玄」本人が答えている。

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