交通事故がキーとなる漫画5選61 Pt.

「秋の全国交通安全運動」は毎年9月に実施!交通事故に関連した漫画特集

作成日時:2018-09-23 15:00 執筆者:マンガペディア公式

交通事故がキーとなる漫画5選

出典:amazon

本人だけでなく、相手や家族など、多くの人を不幸にする交通事故。秋は日没が早くなり、事故が増加傾向となるので、「秋の全国交通安全運動」が実施される。漫画作品にもさまざまな形で交通事故が取り上げられている。作品の中で交通事故が大きな意味を持つものを紹介しよう。


1980年代に盛り上がったバイクブームを背景に、バイクとレースに青春をかける若者達を描く。同じ時刻に同じ病院で産まれ、同じ「鷹」という名前を付けられた2人の青年が、バイクを通じて知り合い、お互いの数奇な運命に翻弄されながらもライバルとして成長し、世界耐久選手権の制覇を目指す。1984年にテレビアニメ化された。

主人公2人が同じ「鷹」という名前を持つことが、本作のタイトルの由来だ。物語の冒頭、主人公の1人である沢渡鷹は、街道レースで四輪の走り屋に逆恨みされる。その後、彼を慕う後輩が沢渡と同じバイクを買い、沢渡本人のヘルメットを借りて慣らし運転に出たところ、勘違いした走り屋に絡まれ、事故死してしまう。沢渡は、事故の第一報を聞いて駆けつけた病院で、もう1人の鷹・東条鷹と出会う。東条は、レーシングチームに所属するレーシングライダーだった。世界耐久選手権など、リアルなレースの世界を舞台に描かれる”シリアスなストーリー”と、車種すら問わない「無差別最速王決定戦」といった、荒唐無稽なレースの世界を舞台に描かれる”強烈なギャグ”。この2つが絶妙に両立しているのが、本作の魅力だ。


交通事故鑑定人を生業とする主人公・環倫一郎が、数々の交通事故と向き合い、真実を解明していく社会派サスペンスだ。倫一郎は、筋金入りのカーマニアで、物語の後半ではレーサーとしてもチャレンジしていく姿が描かれる。2011年に実写ドラマ化された。

舞台はアメリカのボストン。会社の金を横領した事を同僚に知られた男は、交通事故にみせかけて同僚を殺し、その妹を我が物にしようとしていた。警察は男の供述を信用し、その同僚が酔っぱらって交通事故を起こしたものとして、事件は片付けられようとしていた。だが、そこに交通事故鑑定人・環倫一郎が登場。彼は、残されたわずかな手がかりから、事件の全容を解明していく。被害者が亡くなってしまった場合、加害者に都合の良いように事実がねじ曲げられる事もあるのが交通事故。「交通事故鑑定人」は日本ではなじみのない職業だが、秘された事件の裏側を明らかにしていくという物語構成は、普遍的な面白さがある。


1951年、当時の人気少年誌であった「少年」に連載された『アトム大使』に登場したロボットを主人公として、1952年から同誌に連載された。人間の心を持ち、少年の姿をしたスーパーロボットが、人間や同胞のロボット達の為に大活躍をする。1959年に実写版テレビドラマが、1963年には日本初の30分テレビアニメが放映された。日本のみならず全世界で人気となり、数多くのリメイク、映画化などが行われている。

科学省長官で天才科学者・天馬博士は、溺愛していた1人息子、飛雄を交通事故で亡くしてしまう。天馬博士は科学省の総力を結集して、息子にそっくりのロボットを作り上げ、トビオと名付ける。天馬博士はトビオを息子同様にかわいがったが、いつまでたっても成長しないことに腹を立て、サーカスに売ってしまう。サーカスでアトムと名付けられたロボットは、お茶の水博士と出会って自由となり、人間とロボットの為に活躍することになる。痛快活劇のSFアクションにとどまらない、作品の根底には作者・手塚治虫の人間や自然に対する愛情、マイノリティに対する理解などが脈々と流れている。ぜひこの作品の奥深さをじっくりと味わって欲しい。


永禄大学附属病院に勤務する研修医・斉藤英二郎は、各医局を巡るなかで医療の現場の過酷な現実を目の当たりにし、理想とのギャップに悩みながらも成長していく。前作となる『ブラックジャックによろしく』は2003年にテレビドラマ化された。

本作のメインテーマは「臓器移植」だ。主人公・斉藤英二郎は、自分が以前世話になった看護師・赤城カオリが、重い腎臓疾患であることを知る。彼女を救うために、腎臓移植ができるように奔走する斉藤。しかし、臓器移植の現実を知れば知るほど、その問題の多さに驚かされることになる。腎臓移植には、その臓器を提供する「ドナー」が必要となる。そしてある日、交通事故で脳死状態となった青年・浩が運び込まれる。ドナーカードを持っていた浩の遺志、浩の家族の苦しみ、移植を待つ患者の思いなど、複雑な感情と、手術に関わる様々な現実の問題が交錯する。現代医療の問題点を精緻に描き出しているだけではなく、人の生き方についても深く考えさせてくれる作品だ。


かつてアフリカの戦場で、何度殺されても蘇る不死身の新人類・亜人が発見された。死に至る瞬間まで普通の人間と区別がつかず、本人にもその自覚が無いために、亜人達はひっそりと社会生活に溶け込んでいた。しかし、不死の特性を利用しようとする人間側と、迫害を怖れる亜人側との関係は悪化の一途を辿り、やがて全面的な抗争へと発展していく。2015年にアニメ映画化、2016年にテレビアニメ化され、2017年には映画化された。

本作の主人公である男子高校生・永井圭は、下校途中に赤信号を見落として、トラックに轢かれてしまう。血だらけで立ち上がった圭を見て、同級生達は圭が亜人であることに気がつくのだった。この事故が報道されたことで、圭は亜人として人々から追われるようになり、逃亡生活を余儀なくされることとなる。「車に轢かれた」ところから物語が始まり、何気ない日常が非日常へと変化する物語の王道ともいえる展開。冒頭から手に汗握るスリリングな展開に引き込まれるだろう。


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