コメディでもエース!ギャグでコメディーなガンダム漫画5選65 Pt.

「ガンダム」シリーズ作品は、戦争について描かれたシリアスなものが多い。しかしそのシリアスな作品をもとに、ギャグでコメディーなガンダム漫画がいくつも生み出されている。今回はそんな、笑えるガンダム漫画を5つ紹介していく。

作成日時:2021-03-14 19:00 執筆者:マンガペディア公式

コメディでもエース!ギャグでコメディーなガンダム漫画5選

出典:KADOKAWA


『トニーたけざきのガンダム漫画』

『トニーたけざきのガンダム漫画』

出典:KADOKAWA

トニーたけざきが描くガンダム史上最高のギャグ&パロディー漫画。本作は「機動戦士ガンダム」の作画監督を務めた安彦良和の画風そっくりの絵で展開される、1話完結で構成された物語。作中で使われるネタは、そのほとんどがファーストガンダム関連のネタで、「機動戦士Zガンダム」以降のキャラクターやモビルスーツはほとんど登場しない。ファーストガンダムをリアルタイムで観ていた世代にはたまらない、ツボを押さえたネタが満載だ。

本作を完璧に楽しめる者は、選ばれし者たちのみ。選ばれし者とは、ファーストガンダムの熱狂的なファンのこと。もっと言うならば、リアルタイムでファーストガンダムにハマっていた人々のことだ。ではそれ以外の人たちはお断りなのかというとそうでもない。ファーストガンダムを知らない人たちは本作を読むことで本編に対する興味を煽られ、アニメ「機動戦士ガンダム」を観たくなるはず。そうしてファーストガンダムを履修したあとにもう一度本作を読み直せば、最初はわからなかったネタがわかり、まるで別の漫画を読んでいるような感覚に襲われるだろう。ファーストガンダムファンはもちろん、ガンダムを知らない人にも思い切って手に取ってもらいたい作品だ。


『アクシズのハマーンさん』

『アクシズのハマーンさん』

出典:KADOKAWA

漫画『機動戦士ガンダムC.D.A. 若き彗星の肖像』のパロディー&ギャグ漫画。舞台となるのは小惑星基地アクシズ。主人公はアクシズで暮らす14歳の少女、ハマーン・カーン。通称ハマーンさんだ。ハマーンさんはジオン軍のエースパイロットであるシャア大佐が大好き。シャア大佐のハートを射止めるべく、彼女は日々猛烈なアタックを繰り返していた。そんなハマーンさんの周囲では、彼女が起こしたものから別の誰かが起こしたものまで、毎日様々なトラブルが発生する。

シャア大佐のことが大好きなハマーンさんが彼を見つけてまずやることは、笑顔で飛びかかることだ。彼女にとってそれは最早、挨拶のように当たり前のこと。そして大佐に「付き合ってください」と懇願するまでがいつもの流れだ。しかし毎回文字通りのアタックを受けているのであろう大佐の対応は慣れたもの。時にハマーンさんの額に強烈なチョップをかまし、時に車で容赦なく轢いて彼女のラブアタックを躱していく。どれだけすげなく求愛を断られても、ハマーンさんはめげない。そんな彼女を支えるのが、ハマーンさんの世話役であり親友でもあるアクシズの女性士官、ナタリー中尉だ。だが実は彼女もシャア大佐に好意を抱く一人。シャア大佐を巡る女同士の戦いも見逃せないポイントだ。


『シャアとアムロと老いと -安らぎの地平へ-』

『シャアとアムロと老いと -安らぎの地平へ-』

出典:KADOKAWA

シニア世代に捧げるガンダムのパロディーコミック。宇宙世紀を駆け抜けた歴戦の勇者、アムロ・レイ。そしてシャア・アズナブル。2人の男の魂は時空を超え、現代に転生していた。舞台となるのは、静かな時間が流れる養護施設。戦いのない安息の日々の中で、老人となったアムロとシャアは余生をまったりと過ごす。戦い続けてきた2人は、戦いのない穏やかな日々の中向き合い、何を思うのか。ガンダムネタとシニアネタの笑いが調和したコメディー作品だ。

かつて宇宙世紀を駆け抜け、様々な戦いをくぐり抜けてきたアムロとシャア。彼らは宇宙世紀の記憶を保持したまま現代に転生し、すっかり老いて養護施設で生活していた。平和な世界で暇を持て余した2人がやることといえば、将棋。アムロとシャアはのどかな空間の中、向き合って将棋を指し、盤面での戦いを続けている。しかし歴戦の勇者も寄る年波には勝てないらしく、駒を指す手は覚束ないうえに、記憶力も判断力も全く役に立たない。そんな彼らの姿には哀愁が漂っており、どこかコミカルだ。物忘れがひどい、明け方に自然と目が覚めるなど、高齢者のあるあるとガンダムの名言などのネタが絶妙に入り交じった本作は、不思議な魅力を放ち読者を惹きつけている。


『アッガイ博士』

『アッガイ博士』

出典:KADOKAWA

水陸両用モビルスーツ「アッガイ」の開発にスポットを当てたコメディー漫画。ジオン公国に本社を置く機械メーカー・ジオニック社。ジオニック社は史上初めてモビルスーツ(MS)という兵器の開発に成功した企業だ。そしてこのジオニック社は、水陸両用MSの一つであるアッガイを開発した企業でもある。アッガイ開発の陰には、個性豊かな設計部員たちと、彼らが織り成す奇想天外な物語があった。アッガイを開発する男たちの情熱が、今ここに描かれる。

地球の7割を占める海は主戦場の一つであり、海で活動できる水陸両用MSの開発は軍の急務だった。そのため、軍の水陸両用MS試案は、広く国内メーカーによる競争が行われていた。その競争に名乗りを上げた会社の一つがMIP社だ。MIP社の設計部員であるソースケ・カトーは、各メーカーが集まる試作機の評価試験で、虚ろな目をした不思議な男と出逢う。この男こそ、ジオニック社水陸両用MSの設計主任、ヨハン・スウィネンだった。スウィネンは何を考えているのかわからないエキセントリックな人物。そんなスウィネンが手掛けた試作機の名前は「アッガイ」と言い、「霊長類最強」をコンセプトに造られていた。アッガイがいかにして正式採用に至ったのか、自分の目で確認しよう。


『機動戦士ガンダムさん』

『機動戦士ガンダムさん』

出典:KADOKAWA

アニメ「機動戦士ガンダム」の様々な名シーンがパロディー化された4コマギャグ漫画。シャアさんことシャア・アズナブルは素っ裸になり、アムロさんことアムロ・レイは思春期真っ最中で情緒不安定。もとになった「機動戦士ガンダム」の一年戦争もニュータイプの革新もどこへやらの状態で、親しみやすくなった人気キャラクターたちが、ゆるいガンダムワールド内を縦横無尽に暴れ回る。2014年7月に「ガンダムさん」としてミニテレビアニメ化された。

本作は、アニメ「機動戦士ガンダム」の登場人物たちを極端にキャラ崩壊させた作品だ。本編であるファーストガンダムのファンならば、キャラクターたちの本編とのあまりのギャップに呆気に取られ、次いで爆笑するだろう。本編のシリアスなシーンも、本作に登場するキャラクターたちにかかれば途端に抱腹絶倒のギャグシーンへと早変わり。誰もが知っている有名なシーンだけでなく、マニアックなエピソードもネタとして取り上げられているため、ファーストガンダムの熱心なファンであればあるほど「わかる」という快感をより多く得られるはずだ。話が進むにつれて徐々に加速していくキャラクターたちの暴走は、いっそ清々しいほど。シリアスな本編と平行して楽しめば、良い息抜きになるだろう。


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