ガンダム宇宙世紀オススメマンガ7選255 Pt.

映像化されているものもいないものもマンガ版のガンダム作品には魅力がたくさんある。その中で今回は宇宙世紀を舞台にしたオススメ作品を7つ紹介する。

ガンダム宇宙世紀オススメマンガ7選

出典:Amazon.co.jp

概要

映像化されているものもいないものもマンガ版のガンダム作品には魅力がたくさんある。その中で今回は宇宙世紀を舞台にしたオススメ作品を7つ紹介する。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインや作画監督に携わった「安彦良和」氏が『機動戦士ガンダム』の設定の見直しと外伝エピソードの大幅追加を行いコミカライズした作品だ。基本的な話の流れは『機動戦士ガンダム』に準拠しているが、新規キャラクターの追加や現代の価値観に合わせたリメイクなども行われており、メカデザインや主人公「アムロ・レイ」の所属する「ホワイトベース」隊の兵員や「モビルスーツ」運用に至るまでの経緯などが詳しく描かれている。今日でも高い人気を誇り他の「ガンダム」作品にも影響を与えた永遠のライバル「シャア・アズナブル」の生い立ちを詳細に記載した事で、ただのカリスマでない重い背景を抱えた一人の復讐鬼として見事に描いている。本作はアニメ化もされ、この「シャア・アズナブル」に焦点を当ててメディア化に至っている。人間描写も大人向けになっており愛憎満ち溢れる内容になっているので、往年の「ガンダム」ファンも納得の出来なので迷わず全巻購入してみよう!

『機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー』

『機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー』は「一年戦争」の外伝としてゲームソフトとしてリリースされた『機動戦士ガンダム外伝l THE BLUE DESTINY 戦慄のブルー』を原作としたコミカライズ作品だ。「地球連邦軍」に所属する新兵器である「モビルスーツ」運用部隊に配属となった主人公「ユウ・カジマ」が作戦中に青い塗装の機体に急襲され、辛くもこれを退けるも基地に帰った後彼を待っていたのは、自身を襲った機体への搭乗命令であり、この機体をめぐって「ジオン公国」特殊部隊との因縁が始まる。本作最大の特長は主人公機が「ガンダム」ではなく、いわゆるやられメカとしての存在が大きかった「ジム」を主人公機に抜擢した事が大きい。本機は「ガンダム」シリーズに登場する「ニュータイプ」と呼ばれる進化人類を殲滅するための特殊プログラムである「EXAM」を搭載しており、これは機体性能を飛躍的に向上させる代わりにパイロットの命に関わるような負荷を与えるデメリットを有しているのだ。人間離れした闇に葬られた「ジム」シリーズである「ブルーディスティニー」の活躍を本作は約20年の月日を越えて描かれているので若い世代にこそ是非呼んで頂きたい。

『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』

『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』はゲームを原作としたメディアミックスマンガであり、本作はいわゆる歴史にのこらなかった名も無き戦士たちの戦いの一つとして描かれている。小隊長を務める主人公「マット・ヒーリィ」を中心に彼の部下とオペレーター達の各戦場での戦いを基本1話読みきりで掲載しており、理想主義を貫く彼の葛藤や試練とそれでも激化していく中でそれぞれの登場人物が対立や協力をし作戦を遂行していく姿が繰り広げられている。登場人物達は基本的に「一年戦争」内で使用されていた量産機をメインに構成されており、機体の性能ではなくパイロットの技量が物を言う戦い方をマンガでは見事に描いている。内容はなかなかハードな展開が多いが近年発売されたゲームでは本作もリメイクされておりストーリーもこのマンガ版からも引用されている。

『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』

『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』は『機動戦士ガンダム』の部隊である「一年戦争」を従来敵役として描かれてた「ジオン公国」の一少年兵士である「フレデリック・ブラウン」の視点から開戦初期から終戦までを徐々に劣勢になっていく過程を読者が追体験しているような描き方で表現している。本作では原作『機動戦士ガンダム』の敵役で勇猛なイメージが選考していた名だたる「ジオン公国」のエースパイロット達との邂逅が一つの魅力であり、新兵である「フレデリック」に時に厳しく、時に優しく接しているシーンがキャラの人間味を描写している。また、本作最大の特徴はたびたび敵として登場する「ガンダム」との戦いだ。従来英雄的象徴として描かれる「ガンダム」を一兵卒にとっては恐怖の象徴である事が本作を通して体験する事が出来、これは他の「ガンダム」作品ではみられない珍しい試みと言えよう。「ジオン公国」贔屓のファンはもちろん、「地球連邦軍」側が好きな方にも是非観て欲しい。そして、本作に登場し戦っている全てのキャラクターが一人の人間なのだという事を自覚させてくれる、戦争へのアンチテーゼなのだとわかってくれるはずだ。

『機動戦士ガンダムさん』

『機動戦士ガンダムさん』はアニメ『機動戦士ガンダム』を基にしたギャグマンガであり、登場人物も全くといって良いほど姿形以外中身は跡形も無くギャグ化されている。元々は作者である「大和田秀樹」氏自身のHP上で非公式マンガとして掲載されていたが、「月刊ガンダムエース」で連載が決まり、晴れて後任パロディマンガとなった経緯がある。主人公には『機動戦士ガンダム』のライバルである「シャア・アズナブル」が添えられ、原作のクールな哀愁漂う男の姿はなく、隙あらば裸踊りに興ずるような完全下ネタ要因にまでなっている。長年「シャア・アズナブル」の声を当てていた「池田秀一」氏を持って「ぜったいにやりたくない役」とまで単行本巻末で言わしめる始末。しかし、テンションを落さず、往年の「ガンダム」ファンすら敵に回すようなブラックジョークを作中で次々と発していくその姿にこの「池田秀一」氏も「これもありなんじゃないか」と認識を変えさせ後にCM版で同氏の声を当てるまでになっている。本家が認めてしまうような作品であるので、ギャグマンガという事で選り好みをせずためしに1巻だけでも見てほしい。

『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』

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『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』は非公式ながらも「宇宙世紀」を題材とした作品であるため紹介させてもらう。本作は『機動戦士ガンダムΖΖ』と『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の間の期間を描いた作品であり、端的に言うと「富野由悠季」氏の手がけた『機動戦士ガンダム』対『伝説巨神イデオン』というぶっ飛んだ構想から成っている。しかし、物語の内容は非常に練られており『機動戦士ガンダムΖΖ』の主人公「ジュドー・アーシタ」が戦いを終え、木星へ旅立った後彼を追ってやってきた「アムロ・レイ」に「ジオン公国」の残党が古代遺跡から巨人と呼ばれる超兵器を掘り出し悪用しようとしている事を聞かされ、新旧の主人公がタッグを組んでこの撃滅に向かうという構成で、物語中盤では「ネオ・ジオン」の総帥となっていた「シャア・アズナブル」もこれに合流してくるというあまりにも豪華すぎる競演となっており、ファン垂涎の内容となっている。現在書籍を見つけるのはやや難しいが、是非とも入手して頂きたい。

『機動戦士ガンダムF90』

『機動戦士ガンダムF90』は劇場映画『機動戦士ガンダムF91』の前機体である「ガンダムF90」の開発試験と、それを狙う「ジオン残党」との「火星圏」での戦いを描いた物語だ。『機動戦士ガンダム』の舞台となった「一年戦争」のころに使用された「モビルスーツ」達に突如襲われ、2機ある擬似人格コンピュータ「Type-A.R」を組み込んだ「ガンダムF90」のうち1機を強奪されそれを奪還するためにテストパイロットだった主人公「デフ・スタリオン」ら仲間達で独立部隊を編成し火星の敵本拠地を目指す内容となっている。本作には過去の『ガンダム』作品を知っている人ならにやりとしてしまうような設定や人物が散りばめられており、ただのスピンオフとは思えないようなボリュームのある構成となっている。そして、最終決戦のラストシーンなどは『機動戦士ガンダム』をオマージュした内容となっており一番の見所だ。本作は唯一ゲーム版でのみ実際に動く姿などが描かれ、登場人物らにも声優が割り当てられている。「ガンダム」ファンならもちろん、単体でも楽しめる作品となっているので気軽に手にとって欲しい。

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