イメージの強い人気キャラクター名から逆引きすることで出演作、及び声優本人への関心を持ってもらいたい。
京都アニメーション制作のTVアニメ『氷菓(原作 角川文庫)』に登場する「千反田える」を演じた声優「佐藤聡美」さんが声を当てているアニメキャラを10選出した。「千反田える」は清楚や楚々といったイメージを持つキャラクターだが、「佐藤聡美」さんの役柄は穏和な少女から活発な少年少女役まで、時にはキャスト名を見るまで気付かないほど幅広い。あのキャラクターとこのキャラクターは同じ人が演じている。声優さんの持つ声質や演技力に注目すると、また違った角度からアニメを楽しむことができる。これを機に視聴済の作品でも再び楽しんで見れ欲しい。
イメージの強い人気キャラクター名から逆引きすることで出演作、及び声優本人への関心を持ってもらいたい。
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声優「佐藤聡美」の知名度が飛躍的に上がったきっかけとなった作品。原作は『まんがタイムきらら』をはじめとする芳文社から刊行されている4コママンガ。今現在も含めて音楽ジャンルとのタイアップも多く、初回放送から9年が経とうとしている今でも多方面から根強い人気を持つため、作品名を耳にしたり、キャラクターを街のどこかで目にした人も多いだろう。その名前や放送局がTBS、深夜に30分枠という放送時間などの理由から『音楽番組だと思って視聴したらアニメだった。けど面白かったからそこからハマった』という人も多い(通称 軽音詐欺)。
「佐藤聡美」さん演じる「田井中 律(通称 りっちゃん)」は、それまで穏和や物静かなキャラクターを演じることが多かったため、周囲だけでなく本人も配役に驚いたと話すほど。
「佐藤聡美」といえば「りっちゃん」。1話からテンポの良い日常シーンとキャラクターの掛け合いが高い評価を受けており、その脚本の軽妙さはアニメ好きのみならず万人が共感できる構成なので、友人や知人、あるいは家族にアニメの面白さを紹介する際にもおすすめ。
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少年マガジンで2006年~2017年まで長期連載されていた人気マンガを原作としたアニメ。原作は完結しているが、アニメでは原作マンガの50巻(アニメ277話)ほどまでしか消化されていない。2018年にアニメファイナルシリーズの放送が決まっている。マンガ原作未消化分はおよそ13巻分となるが、原作ストーリーにプラスしてTVアニメオリジナル要素が盛り込まれる可能性が高いので残りの話数がどれだけ広がるか注目が集まっている。
「佐藤聡美」さん演じる「ウェンディ」はメインメンバーの中に含まれるが、そのメインメンバーの数が多いこともあり、登場するのはアニメ版52話からとなる。「佐藤聡美」さんの声目的で視聴するにはやや遠い話数ではあるが、原作マンガではウェンディの初登場は16巻となる。15巻までを原作マンガで消化することにより、アニメ版は52話から視聴する、といった力技もできなくはない。
「氷菓」で共演した「中村悠一」も主人公に一番(実質2か3番目)近いキャラクターで出演しているため、「氷菓」夫婦の共演も楽しめる。
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ライトノベル原作のアニメだがアニメ版では原作エピソードは少ないので、アニメで世界観に興味を持った人は原作も追ってみるとまた新しい気持ちで楽しめるだろう。ジャンルは学園ラブコメディだが、どちらかというとコメディ色が強く、お色気要素も含むんでいるので見る人をやや選ぶ点には注意。
「佐藤聡美」さん演じる「都築 乙女」は主人公の姉として1話の終盤から登場する。ヒロインではないものの、主人公と近しいこともありアニメ版全13話の中でも登場回数は多い。重度のブラコンキャラクターであるため、「佐藤聡美」さんの透明感溢れる性質を存分に堪能できる。
途中で打ち切りとなっているが、「To LOVEる」を手掛ける「矢吹健太朗」氏が作画を担当した単行本も出ているので、「矢吹健太朗」氏のイラストが好きな方はチェックしてみると良いだろう。巻数は少ないものの、エピソードがしっかりまとめられているだけでなく、「To LOVEる」のパロディも多く登場するなど見どころは多い。
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少年マガジンで連載中の4コマギャグマンガが原作。ギャグの8割(ほぼ10割)が下ネタで展開される。ギャグのネタゆえにソフトなエロワードが飛び交うが、会話や展開の軽妙さは『気が付くと20分経っている』と様々な層に人気を博している。
「生徒会役員共」というタイトルの通り、物語は学園の生徒会勧誘された主人公「津田 タカトシ」が個性豊かな生徒会役員達に振り回されながら進行していく。「佐藤聡美」さん演じる「七条アリア」は生徒会の書記として登場する。基本的に主人公以外がボケに回るため、当然「アリア」もボケる。おっとりとしたお譲様キャラクターである「アリア」と「佐藤聡美」さんの声質は相性が良く、肩の力を抜いて聞くことができる。その自然帯な「しゅがぁ(声優本人の公式愛称の1つ)ボイス」で下ネタが繰り出される違和感は声優ファンなら必見と言える。
2017年には劇場版も放映されるなど、そのギャグのキレと人気は未だ広がりを見せている。PG-12指定がついたのはご愛嬌。7月22日・23日の日本国内映画ランキングはで15位、小規模公開作品を対象としたミニシアターランキングでは2週連続1位を記録している。TVアニメ3期も噂されており、マガジンで連載されている原作と合わせて非常に長く楽しめる作品。
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主人公の幼馴染として登場する「田村麻奈実」役として出演。物語の題材として扱われている、世間一般的には受け入れられていない趣味とは全くの無縁の『世間一般側』のキャラクター。のんびりとした性格で、やや天然な役柄は「佐藤聡美」さんが多く担当してきた穏和な女性キャラクターに分類され、ある種真骨頂ともいえる。
「田村麻奈実」というキャラクターにも触れておくと、ヒロインである主人公の妹「高坂桐乃」と真逆、対比を生み出すキャラクターとして登場する。とある理由から「桐乃」から敵視されている。
作中で度々登場する美少女ADVゲームにならい、TV放送とは別(if)の結末、ルート分岐を描いたDVD/BD版がある。
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「とらドラ!」で爆発的な人気を博した『竹宮ゆゆこ』氏のライトノベル原作のアニメ。「とらドラ!」と同じく『J.C.STAFF』がアニメーション制作を担当している。
大学生になったばかりの主人公「多田 万里」と、「万里」へ暴風雨のような勢いで迫る、『堀江由衣』さん演じるヒロイン「加賀 香子」が学園ラブコメディ作品。「佐藤聡美」さんは「NANA先輩」という主人公が所属することになるサークルの元先輩。「佐藤聡美」さんの役柄の中では珍しいほどのクールタイプなキャラクターで時に男っぽい話し方さえする。
主人公「万里」が呼んだ少女マンガのキャラクターに容姿が似ているとされるが、おそらくその少女マンガは「NANA」であり、「大崎ナナ」であると推察されている。というか本当にそっくり。
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イギリスからの転入生「アリス・カータレット」と、「アリス」のイギリスの自宅にホームステイしていた経験を持つ主人公「大宮 忍」、「忍」のクラスメイトである「綾」、「陽子」、更には「アリス」の幼馴染である「九条カレン」を交えたメイン5キャラによるゆるふわな日常を描いたほのぼの日常アニメ。
1期、2期合わせて24話ありながら、特にシリアスな展開があるわけでもないので、肩の力を抜いて気楽に眺めることのできる作品。
「佐藤聡美」さんは「忍」の担任として登場し、英語教師でもあるため「アリス」らとも接点が多い。穏やかなで、やや天然な大人の女性は「佐藤聡美」さんならではの落ち着きがある。メインキャラではないが、「佐藤聡美」さんらしい配役なので安心して楽しめる。
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『きんいろモザイク』同様、芳文社から刊行されている『まんがタイムきらら』系統で連載された4コママンガを原作としたアニメ。「まんがタイムきらら」系統の中でも「けいおん!」等と比肩するほど知名度の高い作品で、タイアップしたグッズは軒並み売りきれるほどの人気っぷり。2014年春アニメのDVD/BD1巻の初動売上数においても『ラブライブ!2nd Season』に次いで2位となっている。
「佐藤聡美」さん演じる「宇治松千夜」はメインキャラクター5人のうちの1人で、和菓子店を営む和服美人。おっとりとして穏和な物腰だが、幼馴染の「シャロ(cv 内田真礼)」をからかうなど、基本的にほのぼのと進行する劇中において、刺激を与えるスパイス役にもなっている。
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美少女ゲームを制作、販売することを目的とした少年少女が、激しい競争が繰り広げられている美少女ゲーム業界を『荒野』と例え、進んでいく青春群像劇で、全年齢を対象としたPCゲームを原作としている。
原作は『結城友奈は勇者である』の企画・シナリオを担当したシナリオライター「タカヒロ」氏が企画し、「人類は衰退しました」などの他、さる筋では超実力派とされるシナリオライター「田中ロミオ」氏がシナリオを担当した作品。
アニメでは主人公「北条文太郎」が、美少女ゲーム制作、販売を目指す「黒田 砂雪」にシナリオライターとして勧誘され、制作メンバーを集め、苦心しながらもゲームの完成を目指す様子が描かれる。
PCゲームだが全年齢対象ゲームなのでゲーム、アニメどちらも同じ声優が担当している。「佐藤聡美」さんは制作メンバーの原画を担当している。12話という尺の関係からPC版でいる個別ルートは描かれないため、メンバーそれぞれとの話を知るにはPCゲームをプレイする必要がある。アニメでキャラクターや『ゲームシナリオ』というものに興味を抱いた人は手に取ってみると良いだろう。
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10年以上続くRPGシリーズが原作のアニメ。シリーズといっても1作毎に完結しているので基本的にどのシリーズから入っても問題ないタイトル(ナンバリングがついているシリーズを除く)。アニメは2015年に発売された『テイルズ オブ ゼスティリア』と2016年に発売された『テイルズ オブ ベルセリア』両作品のキャラクターが登場する。
「(両タイトルのゲーム、アニメ含めて)物語をクロスさせる」とゲームプロデューサーが話す通り、序盤から『ゼスティリア』、『ベルセリア』両面から物語が進んでいくため、アニメだけだと世界観をやや把握しづらい。「佐藤聡美」さん演じる「マギルゥ」は『ベルセリア』のゲーム本編ではパーティーキャラクターとして操作できるプレイアブルキャラクターであるため、アニメの補完としてゲームをプレイすると良いだろう。
演技のタイプは「佐藤聡美」さんの役柄としてメジャーな穏和タイプではなく、「けいおん!」で務めた「りっちゃん」のような快活タイプ。「マギルゥ」のキャラクター性は人を食ったような老獪さを孕む性格だが、ゲーム中の収録されている術技(バトルスキルのようなもの)ボイスではその片鱗を窺い知ることができるだろう。
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