類稀なる才能とそれ以上の努力で突き進む主人公を描いた野球漫画。主人公が少年時代のリトルリーグから、プロ野球選手として活躍するまでを描く長編作品。野球選手の父を持つ主人公の茂野吾郎(しげのごろう)は、幼い頃に尊敬してやまない父を試合中の事故が原因で喪った。吾郎は父のような野球選手を目指し、努力を重ね邁進していく。2004年TVアニメ化、第41回小学館漫画賞少年部門受賞。
本作の主人公である茂野吾郎は、尊敬する父親の影響から幼い頃より野球選手を目指している。吾郎は速球を誇るエースであり四番の資質も持つ優れた選手だが、怪我をしても悪化を承知で投げ続けるなど無茶なプレイスタイルをすることもある。リトルリーグのでも激戦の中無茶をしたため、右肩を壊してしまった。そのためサウスポーとして特訓した吾郎は、右投げ時代に劣らない優れた選手として成長していく。この後、彼の代名詞ともなるジャイロボールを習得。投手としてはサウスポーとして定着したが、打席は右利きのままで、珍しい「左投げ右打ち」選手として活躍する。
天才テニス少年の活躍と青春を描いたスポーツ漫画。父親から英才教育を受け、アメリカ各州のテニスJr.大会で4連続優勝の経歴を持つ主人公の越前リョーマ。彼は帰国してテニスの名門校である青春学園中等部に入学する。そこで彼は仲間やライバルたちと切磋琢磨し、全国大会優勝を目指していく。2001年TVアニメ化、2003年にされた舞台化は社会現象にもなった。
本作の主人公である越前リョーマは左利きで、本気でない相手や遊びの時、技によっては右手を使う。彼はテニスの名門である青春学園(通称「青学」)に入学するなり、スーパールーキーとして注目を集めた。そんな彼の強さの秘密は、プロテニスプレイヤーだった父親の英才教育。南次郎は現役時代、全試合に勝ち世界ランク1位を目前に引退した伝説のプレイヤーであった。そんなリョーマがテニスをする理由は、父親を倒すこと。しかし青学の部長である手塚国光から「青学の柱になれ」と言われ、新たな闘志を燃やすようになる。最終回でリョーマは全国優勝を果たすが、続編『新テニスの王子様』でもさらなる激しい闘いを繰り広げている。
錬金術師である兄弟の、葛藤と闘いを描いたファンタジー作品。物体を作り替えたり形を変化させる魔法のような技術「錬金術」が存在する世界。主人公のエドワード・エルリックは、史上最年少で国家錬金術師の資格を得た。彼は過去の過ちを清算するため、弟のアルフォンスと旅をしている。冒険と戦いを続ける彼らに、大いなる陰謀が降りかかるのだった。2003年TVアニメ化。第49回小学館漫画賞、第42回青雲賞、他多数受賞。
本作の主人公である15歳の少年、エドワード(通称エド)は右腕と左足が機械になっている。その姿から、彼は「鋼の錬金術師」の二つ名で呼ばれている。また彼の弟であるアルフォンス(通称アル)は、中身のない金属鎧の姿である。彼らがそのような姿になったのは、亡き母親を蘇らせようと禁忌であった人体練成を行ったため。その時にエドは左足を、アルは全身を練成の対価として持っていかれてしまう。エドはアルの魂だけでも救おうと、右腕を対価にしてアルの魂を全身鎧に定着させたのだった。本来エドは右利きであったが、右腕が義手になってしまったためにペンを使うなどの主な作業は左で行っている。
女子高生たちのゆるい日常を描いたほのぼのコメディ。女子高生の泉こなたには、柊つかさ、つかさの双子の姉のかがみ、高良みゆきという3人の友達がいる。こなたはアニメやゲームが好きなオタク、つかさは真面目だが天然ボケ、かがみはしっかり者でツッコミ役、みゆきはおっとりとしたお嬢さま。それぞれ全く違う個性を持つ4人だが、今日も楽しく日常を過ごしてく。2007年TVアニメ化。
本作の主人公のこなたは両利きだが、やや左利きの傾向がある。とても運動神経が良く、運動部に入れば活躍できると言われているが、ゴールデンタイムのアニメが見られなくなるという理由で拒否している。合気道の経験もあるのだが、趣味がインドア派なためにあまり運動神経の良さを発揮する場面に合わない。そんなゲームやアニメが大好きなこなたは、勉強よりも趣味優先な生活を楽しむ。また外見は小柄で小学校六年生の時から変化のない体型なのだが、アニメやゲームの影響からその体型を「ステータス」だと誇っている。本作には他にも多くの個性豊かな登場人物が登場し、賑やかな日常を彩っている。
2011年に放送されたTVアニメのコミカライズ作品。幼い頃に亡くなった少女の幽霊が現れ、残された友人たちとの絆を深めていくハートフルストーリー。宿海仁太(やどみじんた)は幼い頃、5人の仲間と共に「超平和バスターズ」と名乗るグループを結成し、秘密基地で遊んでいた。だが仲間のひとりだった少女、本間芽衣子(ほんまめいこ)の事故死をきっかけに皆疎遠になってしまう。無気力な日々を過ごす仁太の前に、死んだはずの芽衣子が幽霊となって現れた。
本作の主人公である仁太は左利きで、作中でもペンや箸を左手で使っている描写がある。仁太はかつて芽衣子、鳴子、集、知利子、鉄道という幼なじみの6人グループ「超平和バスターズ」でリーダー的な存在だった。そんな子どもの頃、芽衣子の言葉に照れ隠しから心にもない暴言を言ってしまった後に芽衣子が事故死してしまう。暴言を取り消すことも出来ずに芽衣子が死んだことは、仁太の中で大きなトラウマとなってしまった。そんなある日、高校生になった仁太の前に、彼らと同じように成長した姿で芽衣子の幽霊が現れる。芽衣子は成仏するために彼女自身が忘れてしまった「お願い」を叶えてほしいと仁太に頼みこむ。仁太や仲間たちは芽衣子の「願い」を叶えようと奔走し、彼女の死による後悔やトラウマと向き合っていく。