稲川淳二もゾッとする！？ホラー漫画特集140 Pt.

異世界に飛ばされた小学校児童たちのサバイバル物語。みんなに襲いかかってくる異世界の怪異も恐ろしいですが、極限状況下における人間たちの愚かな振る舞いの方が、より怖さを感じてしまいます。

強烈な腐臭を発しつつ細い足で陸上を歩く「歩行魚」たちの不気味さ、その歩行魚が保有している細菌に感染した人間のおぞましい変化など、伊藤潤二らしいグロテスク描写が光る作品。

心霊事件を扱う心霊探検部が、黒首島で鉄一族と戦う心霊バトル漫画。残虐で異能の力を持ち、辻翔平の姉を殺した悪霊を「ミダレガミ」として崇拝している鉄一族との戦いは、序盤のギャグテイストとは違うシリアスなものに。

書かれた怪事件は現実となり、「一度読むと、寿命が100日縮まる」という「恐怖新聞」。ポルターガイストに魅入られ、毎晩真夜中に恐怖新聞を送りつけられる鬼形礼の運命と、新聞を軸とした怪異な事件を描く。

吸血鬼に支配された「彼岸島」を舞台とした、人間と吸血鬼の戦いを描いたホラー漫画。吸血鬼は頭を潰せば死ぬ存在かつ丸太による攻撃が有効であるため、ホラーではなくバトル漫画として読む読者も少なくない。