「多生児」が登場する漫画37 Pt.

双子、三つ子、もっとたくさん!? 個性豊かな多生児が登場する漫画を紹介

作成日時:2019-03-28 10:00 執筆者:マンガペディア公式

「多生児」が登場する漫画

出典:講談社

五つ子のヒロインが登場する『五等分の花嫁』が、2019年1月にテレビアニメ化。今回は、それにちなんで多生児のキャラクターが登場する5作品を紹介する。生まれた時は一緒でも、それぞれが個性的なキャラクターたちが彩る作品に注目だ。


『五等分の花嫁』

出典:講談社

貧乏苦学生と五つ子ヒロインの多生児ラブコメディ。主人公の男子高校生・上杉風太郎は、貧乏だが成績優秀。学食でいかに安くお得に食べられるかを研究している。そんな風太郎の元に、割の良い家庭教師のバイトが舞い込んできた。相手は、風太郎が学食でケンカをした女の子・中野五月。だたし、彼女は五つ子。風太郎は、同時に5人の女の子の家庭教師をすることになる。前途多難なバイトだが、親の作った借金を返済するために奮闘する。2019年1月にテレビアニメ化。

本作に登場する多生児は、ヒロインである中野家の五つ子だ。主人公・上杉風太郎は、勉強が出来るが家が借金持ちの貧乏学生。そこに「お金持ちの家の家庭教師」という割の良いバイトを紹介され、借金を返済するために、それを受けることになる。だが、相手は風太郎が学食で揉めた転入生・中野五月だった。中野家の娘は、一花、二乃、三玖、四葉、五月という、一卵性五つ子の姉妹。彼女たちは全員、勉強が苦手で学習意欲も低く、さらに五月は、初対面から風太郎とは仲が悪い。しかし、そんな彼女たちと徐々に信頼を築き、風太郎は家庭教師として真摯に向き合っていく。本作の冒頭は、風太郎が五人姉妹のうちの1人と結婚式を挙げる場面から始まるが、果たしてその相手は誰なのか。主人公が多生児相手に奮闘するラブコメ展開から、目が離せない作品だ。


サタンの血を引く多生児と、悪魔との闘いを描いたファンタジーバトル物語。主人公である双子の兄弟・奥村燐と奥村雪男は、神父・藤本獅郎に育てられた。真面目で成績優秀な弟・雪男に比べ、兄・燐はケンカ三昧の日々を過ごしている。そんなある日、燐は己がサタンの子であることを知った。そして、育ての親である藤本が、サタンから燐を守って命を落とす。燐は、藤本と同じ祓魔師になるため「祓魔塾」に入る。そこで待っていたのは、教師となった弟・雪男だった。2011年と2017年にテレビアニメ化された。

本作に登場する多生児は、二卵性の双子である、主人公の奥村燐と奥村雪男だ。彼らは、サタンが人間の世界「物質界」を手に入れるために、人間の女性との間に作った子どもである。だが、弟・雪男は体が弱く、サタンの力を受け継ぐことなく産まれた。一方の兄・燐は、サタンの力を受け継いだが、養父である藤本により、長い間その力を封印されていた。藤本の死後、燐は仇を討つために祓魔師を目指し「祓魔塾」へ入学する。そこで、担任として現れたのは、雪男だった。以前から「サタンの子」であることを知っていた雪男は、兄の役に立つため、祓魔師の修行をしていたのだ。多生児である主人公2人の、すれ違いと成長が描かれる作品だ。


『おそ松さん』

出典:集英社

ギャグ漫画界の巨匠・赤塚不二夫の『おそ松くん』を元に制作されたテレビアニメ「おそ松さん」のコミカライズ。かつて「おそ松くん」と呼ばれていた松野家の六つ子たち。彼らは成人を過ぎても、全員が親のすねかじりのニートだった。6人とも個性が強く、やることなすこと大騒ぎ。母・松代におやつを要求するだけでも、意見が全く合わずに大騒ぎ。両親は、六つ子にほとほと手をやいていた。そんな彼らの、愉快で騒がしい日常を描いた多生児ギャグ物語。テレビアニメ「おそ松さん」は2015年、2017年に放送された。

本作に登場する多生児は、松野家の六つ子であるおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松だ。彼らは、子どもの頃は見分けがつかないほど似ていた。しかし、大人になった6人は、それぞれ個性が出てきている。計画性がなく「奇跡のバカ」と言われるおそ松。ナルシストだがメンタルが弱いカラ松。常識的だが優柔不断なチョロ松。ネガティブで排他的な一松。ハイテンションな野球好きの十四松。あざとく腹黒な一面を持つトド松。彼らは全員がニートで怠惰な日々を送っており、毎回くだらないことでケンカしては、様々な騒動を引き起こす。テレビアニメのコミカライズ版だが、基本設定と多生児ギャグはそのままに、オリジナルのストーリーが楽しめる作品だ。


個性的な3姉妹の日常を描いたギャグ漫画。小学校6年生の丸井家の3姉妹・みつば、ふたば、ひとは。彼女たちは多生児だが、「日本一似ていない」と言われるほど,それぞれが個性的だ。やることなすこと規格外の丸井家3姉妹に、担任教師・矢部智は毎日振り回されている。元気なクラスメイトたちも加わって、教室では戦場のような光景が繰り広げられる。2010年、2011年にテレビアニメ化された。

本作に登場する多生児は、丸井家の3姉妹であるみつば、ふたば、ひとはだ。長女・みつばは「ちょっとおませなサドガール」と称される、女王様タイプ。次女・ふたばは「ちょっとスケベなマッスルガール」と呼ばれる肉体派。三女・ひとはは「ちょっと不思議な暗ガール」と言われる無口な女の子。それぞれ凄まじく個性的で、三つ子なのに外見も性格も似ていない。姉妹は上尾市立鴨橋小学校の6年3組に在籍しており、クラスで飼うハムスターに「乳首」と名付けたり、担任教師の恋を叶えようとして「下半身を露出させる」というとんでもない計画を立てたりと、何かと騒動を巻き起こす。そんな姉妹とクラスメイトたちの騒がしい日々を描く多生児日常ギャグ漫画だ。


『タッチ』

出典:小学館

高校野球を題材にした、多生児である双子とヒロインの青春を描いた作品。双子の達也と和也は、隣に住む南と幼馴染同士でいつも三人で遊んでいた。真面目な和也は野球に打ち込み、そんな南は和也を応援する。だが達也だけは、怠惰な毎日を過ごしていた。そして高校へ進学した和也は、南のために甲子園を目指すが、試合に向かう最中交通事故にあい命を落としてしまう。南を甲子園に連れていくという和也の夢を継いだ達也は、野球部に入り練習に打ち込むのだった。第28回小学館漫画賞を受賞。1985年にアニメ化、1986年から1987年にかけて3タイトルが映画化。

本作に登場する多生児は、主人公の達也と和也だ。彼らは双子の兄弟だが、弟の和也は成績優秀で野球部のエースとして活躍している。ヒロインの南も成績優秀で運動神経抜群の美少女で、達也は不真面目な日々を過ごしていた。しかしそれは達也がふたりを大事に思い、和也が南のことを好きだと知っていたからこその振舞いだ。だが、和也が「甲子園に行く」という南の夢を叶える直前で事故死。達也は和也の願いを叶えるため、天性の才を活かし野球に打ち込むのだった。多生児の強い絆が物語の根幹を担う、80年代を代表するヒット作品だ。


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