青の祓魔師

青の祓魔師

悪魔と人間の間に生まれた奥村燐を中心に、祓魔師と悪魔との戦いを描く加藤和恵の代表作。

概要

生まれてすぐ孤児となった双子の奥村燐奥村雪男は、育ての親である藤本獅朗が神父を務める南十字男子修道院で育った。中学卒業後の進路に悩んでいた奥村燐は、ある日悪魔の存在を知り、自身が魔神・青焔魔(サタン)の息子であると祓魔師の藤本獅朗から告げられる。奥村燐サタンの追っ手から逃そうとする藤本獅朗だったがサタンに憑依され命を落としてしまう。

奥村燐は藤本獅朗の仇を討つために正十字学園にある祓魔師養成機関祓魔塾に通い、仲間とともに祓魔師として成長していく。

登場人物・キャラクター

主人公

人間の母と魔神・青焔魔(サタン)の間に生れた子ども。覚醒後は黒く長い悪魔の尻尾と尖った耳、鋭い牙などの悪魔の特徴が表れる。素行不良で喧嘩っ早いが、根は優しく情に厚い。サタンによって殺された育ての親であ... 関連ページ:奥村 燐

主人公

祓魔師養成機関の祓魔塾に通う塾生で、奥村雪男が通っている祓魔師御用達の用品店の一人娘。手騎士(テイマー)の素質を持ち、使い魔・緑男(グリーンマン)の幼生を使役している。祓魔師を目指す理由を見つけられず... 関連ページ:杜山 しえみ

奥村燐の双子の弟。眼鏡を着用しており、左目下と口元にほくろがある。悪魔のことを知らなかった奥村燐と違い、出生時に兄から魔障を受け、悪魔の姿が見えていた。当初は悪魔の存在に怯えていたが、13歳の時に史上... 関連ページ:奥村 雪男

藤本 獅郎

奥村燐と奥村雪男の育ての親。南十字男子修道院で神父を務めていた。祓魔師の中でも最強の称号である聖騎士(パラディン)を唯一与えられていた存在。奥村燐を狙いにやってきたサタンに体を乗っ取られるも、強靭な精神力で家族を傷つけないよう自ら命を断つ。

クロ

『青の祓魔師』に登場する猫又(ケット・シー)。元々は藤本獅郎の使い魔で、正十字学園南裏門の門番だったが、藤本獅郎の死を受け入れられず暴走してしまう。その後、奥村燐に説得され和解した。現在は奥村燐の使い魔として生活している。普段は子猫の姿をしているが、巨大化して人を乗せて走ることもできる。

勝呂 竜士

祓魔師養成機関の祓魔塾に通う塾生。金のメッシュやピアスをしている見た目とは裏腹に、真面目な努力家で成績優秀。京都の由緒ある寺の後継で、祓魔師集団の明王陀羅尼宗の座主血統者である。志摩廉造と三輪子猫丸の二人とは幼馴染で、彼らには「坊(ぼん)」と呼ばれている。

志摩 廉造

祓魔師養成機関の祓魔塾に通う塾生。戦闘時は分解型の錫杖(キリク)を使用する。 明王陀羅尼宗の僧正血統である志摩家の七人兄姉の五男坊。勝呂竜士の父・勝呂達磨の弟子にあたり、勝呂竜士や三輪子猫丸とは幼馴染の関係。基本的には面倒くさがりで、本性を見せないような飄々とした性格をしている。

三輪子 猫丸

祓魔師養成機関の祓魔塾に通う塾生。聖職者たちが大量虐殺された怪事件「青い夜」によって身寄りを失い、勝呂竜士の父である勝呂竜司の寺に保護される。明王陀羅尼宗の僧正血統で三輪家の現当主。奥村燐がサタンの子だと発覚した際は恐れと怒りをあらわにしていたが、今は良好な関係を築いている。

神木 出雲

祓魔師養成機関の祓魔塾に通う塾生。ぱっつんのツインテールで、まろ眉がチャームポイント。負けず嫌いで気が強い性格だが、根は律儀で可愛いものが好きな女の子らしい一面も。白狐のミケ(御饌津神)とウケ(保食神)の二体を使役している。悪魔との混血の血筋を持つ、稲生大社の分家・神木家の出身。

宝 ねむ

祓魔師養成機関の祓魔塾に通う塾生。睫毛の長い糸目の無口な少年。奥村燐たちよりも一年先輩で、祓魔塾へは二年生から編入。また玩具会宝ホビーの社長の息子であり、左手に持った人形を腹話術のように扱いながら言葉を交わす。称号がないだけで、一般の祓魔師以上の実力を持っている。

霧隠 シュラ

ヴァチカン本部に所属する上級祓魔師。サタンの息子である奥村燐を監視するため日本支部へ派遣された。胸元の八俣遠呂と書かれた部分から魔剣を取り出して使用する。藤本獅朗の弟子だった人物。当初は祓魔塾の塾生を装っていたが、現在は祓魔塾講師、また奥村燐の師として塾生たちの成長を見守っている。

『青の祓魔師』に登場する、虚無界(ゲヘナ)を統べる魔神・青焔魔。悪魔の創造者であるその力は未知数で、サタンに取り憑かれた物質界(アッシャー)の生き物は強い魔力に耐えきれず崩壊してしまう。サタンの血を引... 関連ページ:サタン

メフィスト・フェレス

『青の祓魔師』に登場する正十字騎士團の日本支部長。藤本獅朗の古くからの友人。藤本獅朗亡き後奥村燐と奥村雪男の後見人となる。正十字学園の理事長および祓魔師養成機関祓魔塾の塾長を務めている。物質界(アッシャー)へと移って来た悪魔で、その正体は悪魔の王族・八候王(バール)の一人にして、時の王・サマエル。

アマイモン

『青の祓魔師』に登場する悪魔。人間のような容姿をしているが、その正体は悪魔の王族・八候王(バール)の一人である地の王。また、サタンの息子の一人であるため、奥村燐とは異母兄弟にあたる。奥村燐が覚醒するための相手として、兄だと慕うメフィスト・フェレスにより虚無界(ゲヘナ)へ呼び寄せられた。

ルシフェル

『青の祓魔師』に登場する悪魔。光の王と呼ばれる悪魔の王族・八候王(バール)の一人で、虚無界(ゲヘナ)の最高権力者。サタンの復活と虚無界(ゲヘナ)・物資界(アッシャー)の融和を企む啓明結社イルミナティの総帥。「苦悩から解き放たれた真に平和な世界」を目的に掲げている。

藤堂 三郎太

『青の祓魔師』に登場する上二級の祓魔師。元々正十字学園最深部の部長を務めていたが、悪魔落ちしてサタンの復活を企てる啓明結社イルミナティの一員となる。また、過去の自身と同じく内に秘めた悩みを抱える奥村雪男に目をつけており、彼を取り込もうと誘惑している。

『青の祓魔師』に登場する生物。人間たちが住む物質界(アッシャー)の対となる虚無界(ゲヘナ)に住んでおり、物質界(アッシャー)へは虚無界の門(ゲヘナゲート)を通して出現している。物質界(アッシャー)のさ... 関連ページ:悪魔

集団・組織

祓魔塾

『青の祓魔師』で、主人公・奥村燐たちが通う祓魔師の養成機関。正十字学園の内部にあり、塾生たちは学園に通いながら放課後になると祓魔塾へと向かう。授業科目は悪魔薬学、悪魔学、体育・実技などさまざま。奥村雪男は悪魔薬学を担当している。

正十字騎士團

『青の祓魔師』に登場する、あらゆる宗教の祓魔師たちが集まる世界組織。本部はヴァチカンにありサン・ピエルパオロ大聖堂の地下に、日本支部は正十字学園の地下に所在している。対悪魔組織として活動しており、日本支部長は学園理事長のメフィスト・フェレス。

明王陀羅 尼宗

『青の祓魔師』に登場する、魔を祓うことに特化した祓魔師集団。現在長を務めているのは、祓魔塾に通う塾生の一人・勝呂竜士の父親である勝呂達磨。正十字騎士團の日本支部の出張所にあたる京都出張所の構成員の多くは、明王陀羅尼宗の祓魔師たちが参加している。

志摩家

『青の祓魔師』に登場する志摩一家のこと。明王陀羅尼宗の僧正血統の血族。九人家族で、祓魔塾に通う塾生の一人・志摩廉造は志摩家の七人兄姉の五男坊。聖職者(祓魔師)たちをサタンが大量虐殺した事件・青い夜で、長男の志摩矛造が死亡している。

啓明結社イルミナティ

『青の祓魔師』で、サタンの復活を目論む組織のこと。一年以内にサタンを復活させるべく行動を起こすテロ組織で、虚無界(ゲヘナ)の実質的な最高権力者といわれている光の王・ルシフェルが総帥を務めている。元正十字学園最深部の部長・藤堂三郎太も所属している。

場所

物質界/虚無界

『青の祓魔師』の作中に存在する二つの世界。人間が住む世界を物質界(アッシャー)、悪魔の住む世界を虚無界(ゲヘナ)と呼ぶ。合わせ鏡のように存在している二つの世界はお互いに干渉することはできないが、悪魔た... 関連ページ:物質界/虚無界

正十字学園

主人公・奥村燐たちが通う名門私立校。東京の正十字学園町にあり、敷地内のどこかに祓魔師養成機関の祓魔塾も存在する。学園理事長のメフィスト・フェレスの力によって、中級以上の悪魔の出入りを防ぐ結界が張られている。学園の地下には正十字騎士團日本支部の基地が所在する。

イベント・出来事

青い夜

『青の祓魔師』の作中で起きた事件。世界中の有力な聖職者(祓魔師)たちをサタンが大量虐殺した事件のことで、犠牲者たちは全員サタンの力である青い炎を発しながら亡くなっていった。犠牲者の中には勝呂竜士の祖父や、志摩廉造の家の長兄、三輪子猫丸の両親なども含まれている。

その他キーワード

祓魔師

『青の祓魔師』に登場する職業。悪魔を祓うことができる者たちの名称。祓魔師として認定されるには、悪魔祓いの技術である資格・称号(マイスター)を取得することが必要。階級は上から上一級、上二級、中一級、中二... 関連ページ:祓魔師

称号

『青の祓魔師』の祓魔師に必要な技術の資格。資格は騎士(ナイト)竜騎士(ドラグーン)手騎士(テイマー)詠唱騎士(アリア)医工騎士(ドクター)の五つに分かれ、一つでも得ることができれば祓魔師として認定される。奥村燐は刀剣で戦う騎士(ナイト)の称号を得るため、師である霧隠シュラとともに修行をしている。

魔障

『青の祓魔師』の用語。悪魔から受ける傷や病のこと。魔障を一度でも受けると悪魔が見えるようになるため、祓魔師になるためには必ず魔障を受ける必要がある。奥村雪男は悪魔の力を封印される前の双子の兄・奥村燐から魔障を受けており、幼少期から悪魔の姿を認識していた。

倶利伽羅

『青の祓魔師』で主人公・奥村燐が使う魔剣。悪魔を憑依させて使う剣・降魔剣の一種で、倶利伽羅には正十字騎士團の日本支部長であるメフィスト・フェレスによって奥村燐の炎が封印されている。刀を抜けば奥村燐は青い炎をまとった悪魔の状態になる。

錫杖

『青の祓魔師』で明王陀羅尼宗の祓魔師たちが使う武器。特に志摩家の人間が使用しており、祓魔塾に通う塾生の一人・志摩廉造は分解して制服の中に隠し持っている。自身の使い魔の加護を受けて、錫杖へ特殊な力を宿すことも可能。

アニメ

青の祓魔師

奥村燐は、双子の弟である雪男と養父の藤本獅郎と共に修道院で暮らす15歳の少年。ある日悪魔たちにその身を狙われた燐は、祓魔師である獅郎によって悪魔の存在と悪魔の王サタンの息子という自身の出生の秘密を知ら... 関連ページ:青の祓魔師

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