駆けろなでしこ!女子サッカー漫画特集オススメ5選50 Pt.

東京2020オリンピックでもメダルが期待される「なでしこジャパン」。サッカーは走行距離が多くスタミナ消費が激しいが、世界中で男女問わず人気がある競技だ。今回は、恋とサッカーに燃える女子、妄想癖が激しい女子などが主人公の、女子サッカー&フットサルを題材に描いた漫画作品を紹介しよう。

作成日時:2021-02-27 19:00 執筆者:マンガペディア公式

駆けろなでしこ!女子サッカー漫画特集オススメ5選

出典:amazon


『マイぼーる!』

『マイぼーる!』

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妄想癖のある女子が想い人である幼馴染と、サッカーを通じてその淡い恋心を育んでいくスポーツラブコメディ。高校生の宮野舞は元々サッカーが好きな訳ではなかったものの、大好きな蓮賀国光(はすがくにみつ)の練習相手をする内に自らのサッカー技術も上達していった。2人の通う高校では男子中心の部活が多い中、文武両道の才女・舶来レイカが女子サッカー部を設立。舞と一緒にサッカーをしたいと考えていた国光は女子サッカー部のコーチをすることに。舞もその部の一員となり、サッカーの魅力に気付いていく。

サッカーでは、如何にして相手の行動を先読みして動けるかが重要なポイントとなり、想像力が優れているほど有利と言える。主人公の舞は妄想癖があり、頭の中で常日頃想像を巡らしている内に先読み能力やトレース能力が芽生えるに至った。欠点は極度のあがり症であること。しかし、幼馴染で想い人の国光がしてくれるキスのおまじないによってパワーが漲り、頭で妄想を繰り広げながらもスーパープレイを行えるようになる。舞が入部することになった女子サッカー部の部員たちは全員、負けず嫌いであるものの、古典的王様タイプや楽天家など、個性派揃い。本格的なサッカーの描写、適度なお色気、ユニークな設定に加え、国光を巡る恋の行方も気になり、読み応えのある内容になっている。


『パフェが好きでもいいじゃない』

『パフェが好きでもいいじゃない』

出典:小学館

女子プロサッカーチームを引っ張るキャプテンの趣味であるパフェ巡りを描いたコメディ漫画。伊勢裕香(ゆうか)は、フランス帰りの優秀なサッカー選手。地元のチームでキャプテンに就き、1部昇格を目指してチームを引っ張る存在だ。凜々しい姿に憧れる選手が多かったが、プライベートでは意外な一面を持っていた。それは大のパフェ好きであるということ。厳しい練習を終えた後には、普段は決して見せないような緩んだ表情で口いっぱいにパフェを頬張っているのだった。

スポーツ選手は普段から食生活に気を使っているイメージがあるが、中には甘いもの好きという者も少なくない。本作の主人公の裕香は、普段は地元女子サッカーチームのキャプテンとして全力を尽くしている女性だ。しかし、プライベートでは好物のパフェを何よりも大事にしている。キャプテンとしてフィールド上で仲間に指示を出す凜々しい表情とパフェを前にした幸せそうな笑顔とでは180度印象が変わるが、サッカーもパフェも彼女にとっては譲れない大切なもの。また、登場する店やメニューは新宿の「らんぶる」、高田馬場の「茶々工房」など、実在するものばかり。そのパフェの具体的な特徴や魅力が描かれており、スイーツ好きにも是非一読してみて欲しい作品だ。


『ふろーれす』

『ふろーれす』

出典:amazon

元女子サッカーU-17代表選手がライバルを倒すためにフットサルに舞台を移し、仲間とともに最弱から最強を目指す、女子フットサル部の成長を描いたスポーツ漫画。立花はるかは女子サッカーU-17日本代表として将来を期待されていた現役高校生。しかし、フットサルでどうしても倒したいライバルがいるために自らもフットサルに転向する。だが、転校先の女子フットサル部が強かったのは去年までで、現在の部員数は僅か1名。目的を果たすために、まずは部員集めに奔走する。

サッカーとフットサルは似て非なるスポーツ。フットサルは試合時間も人数もサッカーより少なく、コートも狭い。ルールや戦術も大幅に異なるのでサッカーに慣れていてもフットサルで通用するとは限らない。それでも主人公のはるかがサッカーからフットサルへ転向したのは、実の兄の健(たける)や、ライバルが関係していた。普通なら転向してから慣れるまでに時間が掛かるものだが、流石はサッカーU-17日本代表選手。フットサルでもサッカーで培ったドリブルとシュート力にはキレがあり、凡人とは違うところを見せつけ、その実力を発揮していく。ギャグを織り込みつつもフットサルの魅力やサッカーとの共通点が解る箇所が随所にちりばめられた本格的なスポーツ漫画と言えるだろう。


『恋までとどけ!』

『恋までとどけ!』

出典:講談社

キャプテン同士の争いが恋に発展するスポーツ恋愛漫画。三井阿弥(あみ)は男勝りな中学3年生。女子サッカー同好会のキャプテンを務めていたが、男子サッカー部のキャプテンである住友佳吾(けいご)とは犬猿の仲。女子に対し横柄な態度を取る佳吾に怒りを覚えていたが、大事な試合の直前に何故か彼の笑顔に心動かされ、試合中も彼の姿を目で追ってしまい、いつもの調子が出せずに困惑する。中学生の淡い恋心がサッカーを通じて深まっていく様を描いた表題作の他、短編2作も収録されている。

中学や高校には様々な部活が存在しているが、全ての運動部が同時にグラウンドを使用するのはよほど大きなグラウンドでなければ困難であり、活動時間に関するルールが必要となる。本作の舞台となる緑風学園のグラウンドは男子サッカー部が週3日、女子サッカー同好会は週1日のみ使えることになっていた。しかし、阿弥と佳吾がそれぞれキャプテンに就任してからは男子サッカー部がルールを守らず、遂に試合で決着をつけることとなる。主人公の阿弥は三井グループ、佳吾は住友グループとしてそれぞれ仲の良い3人組でつるんでおり、本作でメインカップルとなる阿弥と佳吾の恋の行方とサッカーの試合が中心に描かれるが、一瀬桃(いちのせもも)と岩井剛次、二宮百合と丸紅省一(しょういち)の2組の関係についても触れられている。


『いちごのA』

『いちごのA』

出典:集英社

幼馴染に恋する女の子の淡い恋心とサッカーへの情熱を描いた青春漫画。高校生の羽柴苺(はしばまい)は可愛くいつも元気で、男子の人気が高くアイドルのような存在だったが、彼女自身は幼馴染の相馬一平に思いを寄せていた。自ら立ち上げた女子サッカー部の初めての練習試合が決まり、一平にも見に来て欲しいと願っていた。試合中の怪我で動きが鈍っていた苺だったが、一平の不器用な方法での応援を受け、力を取り戻すのだった。

サッカーはボールを巡って選手同士で接触することが多く、怪我をしやすいスポーツでもあることは否めない。怪我の重さによってはそのまま引退に追い込まれることもある。主人公でヒロインである苺の想い人の一平は、無理がたたってじん帯を痛めたことでサッカーを諦め、吹奏楽部員となった。苺は一平との約束通り、高校入学と同時に女子サッカー部を設立。部員を集め、サッカーの練習に勤しんできたが、頑張りすぎて怪我をすることも日常茶飯事。怪我の恐さを知っている一平は厳しい言葉を投げかけるが、それが優しさの裏返しであることは苺が一番解っていた。読み進める内に、試合中に傷を負っても健気に頑張る苺の姿に応援したい気持ちがわき上がってくることだろう。


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