婚活で自分を見失いかけたOLが、先輩OLの意外な一面を知って自分を見直すラブコメディ漫画。派遣OLの倉橋朱里は、自分の将来のために婚活に力を注いでいた。朱里はある日、ペルシャ料理店でセクシーなベリーダンスを踊る女性に見とれてしまう。その女性は会社の先輩OLで、有能だが地味で行き遅れだと噂されているアラフォーの「田中さん」だった。
本作の「秘密の趣味を持つ人」は仕事の上では高く評価されているが、若い女の子たちからは「ああはなりたくない」と噂される年配のOL、田中京子。そんな田中の葛藤や生き方が後輩OLの朱里の視点で描かれている。田中は長い手足や、女性的な丸みの無い体にコンプレックスを持ち、自信のなさから猫背になっていた。しかし一念発起した田中は、自分を変えるために派手な化粧をし、露出の高い衣装で踊るベリーダンスを始める。そんな姿を会社の人には知られたくないと思っていた田中。しかし密かに彼女に注目していた朱里は、その趣味に気づいてしまう。婚活のために自分を押し殺して男受けする会話や服装を心がけていた朱里は、そんな田中に憧れを抱き、彼女と友情を育んでいく。
女子サッカー選手の知られざる趣味「パフェ巡り」を描いたスイーツグルメ漫画。地元の女子サッカー2部で1部昇格を狙うチームのキャプテン、伊勢裕香。彼女は自他共に厳しく、力強いプレーをする選手である。そんな伊勢選手には秘密の趣味があった。それは美味しいパフェを食べること。サッカーのことで悩み苦しんでも、美味しいパフェが癒してくれるのだった。
本作の「秘密の趣味を持つ人」はフランスでのサッカー経験もあり、一軍からも声のかかる有能な選手、伊勢裕香。しかし地元2部のチームで昇格を狙っているため、自分にもチームメイトにも厳しくサッカーに向き合っている。そんな伊勢選手は背も高く、体格もプレイも骨太なため、ファンから「ザ・ビースト」と呼ばれていた。チームメイトは伊勢選手が私生活でもストイックで、プロティンなどで栄養管理をしていると思っている。だが伊勢選手の趣味はパフェ巡り。フルーツやアイス、生クリームやクッキー菓子が可愛らしくデコレーションされたパフェを見るだけで思わず笑顔になってしまう。好きだけでは続けるのが厳しい女子サッカーの世界で、伊勢選手はパフェに癒されながらまたグランドへ戻って行くのだった。
特撮ヒーロー好きのOLと彼女の周りに集う「オタク趣味」の人々を描いた人間ドラマ漫画。OLの仲村叶(なかむらかの)は幼い頃から特撮ヒーローが大好きだった。しかし強く「女の子らしさ」を求める母親によって、その趣味は封じられていた。社会人になった叶は一人暮らしの部屋で趣味を満喫。叶は趣味を通じて様々な「オタク」の人に出会って行く。2019年実写ドラマ化。
本作の「秘密の趣味を持つ人」は主人公の叶。叶が子供の頃、「女の子らしさ」を何よりも女の幸せだと考える母親は、娘が男児向けの番組に夢中になるのを許さなかった。社会人になって実家を出た叶は、やっと特撮ヒーローを趣味として満喫出来るようになった。しかし、子ども向け番組ゆえに母親はもちろん、会社や周囲の人々にも秘密にしていた。そんな叶の理解者は、同じように母から趣味を否定されていた兄、望だ。さらに叶はヒーローショーで知り合った特撮好きの仲間「吉田さん」や、女の子向けアニメが好きな「任侠さん」と出会い、一緒に趣味を満喫する。また同じ会社の北代とは最初衝突するが、彼女がアイドルオタクと知って交流を持つようになっていく。
ボーイズラブ(BL)好きな「腐女子」、つづ井の日常を綴った爆笑エッセイ漫画。大学生のつづ井はひとり暮らし。腐女子仲間のMちゃんやオカザキさん、ゾフ田、橘など個性的な面々がそれぞれの「推しカプ(好きなキャラのカップリング)」を存分に語りあう。しかし時には「推しカプ」の違いや見解の違いから相撲勝負になることも!?
本作の「秘密の趣味を持つ人」は著者でもあるつづ井。つづ井は家族に腐女子であることは内緒にしている。そのため、一人暮らしになった途端に趣味を満喫するようになった。また友人の中には彼女が腐女子であることを知らない者もいる。そんなつづ井に恋の悩みを相談する友人も。友人に対し、つづ井は商業誌や同人誌のBL漫画から学んだ恋愛術で悩みを解決に導くのだった。ある時、腐女子仲間の友人と一般人の友人がつづ井宅に遊びにくることに。いつものようにオタクグッズを隠してから招きいれたのだが、その後隠し忘れたものを発見。それは一見するとただのマスコットアイテムにしか見えないのだが、腐女子であるつづ井と友人は一般人の友人にばれないか冷や汗をかくのだった。
仕事の合間に趣味の甘味処巡りをするサラリーマンのグルメ&コメディ漫画。吉朝社販売営業部に配属された飴谷甘太朗。彼は厳しいと評判の部長も認める有能な社員。しかしそんな甘太朗には秘密の趣味が。それは外回りの営業を素早く終え、空いた時間で甘味処巡りをして、その感想をブログにアップすることだった。2017年TVドラマ化。
本作の「秘密の趣味を持つ人」は配属されたばかりなのに営業成績トップとなった有能なサラリーマン、甘太朗。甘太朗が仕事を素早く完璧こなすのは、空いた時間で趣味の「甘いもの」を食べるためで、さぼっていることがバレないように努めている。甘太朗に営業成績を抜かれた財部豊は甘太朗がさぼっている現場を見つけるが、豊はプライドから仕事で甘太朗を抜くと宣言。また甘いもの好きなOL、土橋は、甘太朗のブログ「甘ブロ」の読者であった。土橋はふとしたことから甘太朗が「甘ブロ」の管理人でないかと疑う。しかし甘太朗は疑いを逸らすために奇想天外な手段を取るのだった。甘太朗は子供時代、歯医者である母親に厳しく甘味を制限されていたため、隠れてスイーツを楽しむようになったのだった。