こんな幽霊でしたら歓待します！オススメ漫画5選184 Pt.

美神令子除霊事務所で働くおキヌちゃんは幽霊だ。除霊を生業とする事務所で働く幽霊とはこれいかに、だが、悪霊の類ではない。300年前、山の噴火を鎮めるために人柱となって人生を終えた少女で、地縛霊としてこの世でさまよっていた。本人と一緒にふわふわと浮いている火の玉がトレードマークだ。彼女は、少々天然気味だが純粋で温厚誠実な性格で、家事全般や子守りが得意。事務所では、ゴミ出しやスーパーでの買い物までこなしているためか、一般人と交流する機会も多く、「幽霊なのに大変だねえ」などと声をかけられている。おキヌのような幽霊が近所にいたら、挨拶を交わしたついでに家の家事もお願いしたいものだ。

昔から学校と怪談話はワンセット。学校で起こる不思議な出来事が、日々まことしやかに生徒の間で囁かれている。しかし、貞一が通う私立誠教学園は、禁忌とされる曰く付きの土地に建てられた歴史を持つため、怪談話には事欠かない。そのうちの一つが「旧校舎の幽霊・夕子」だ。夕子は、切れ長の瞳にストレートの黒く長い髪、すらりと伸びた手足に恵まれた長身で巨乳の美少女。学園の外に出ることはできず、貞一と一部の人間、幽霊の存在を信じている人しかその姿を見ることはできない。自身の名前以外のことはよく覚えていない夕子は、とてもミステリアス。しかし、行動は時に大胆で茶目っ気にあふれている。享年15歳という年齢よりも大人びた容姿だが、白骨化した自分の遺体を貞一に見られて羞恥心を覚える姿は可愛らしく年相応。しばしば見せる幽霊らしい怖い顔とのギャップがたまらない。

幽奈は享年16歳。妖怪の類も住むゆらぎ荘の住人の中で古参のほうだが、幽霊歴は不明だ。赤い瞳と淡い桃色の髪が特徴的で、通常はふわふわと宙に浮いており、頭に三角の布が付いているので一目で幽霊だと分かる。とはいえ、幽霊らしからぬ豊満なナイスボディを持ち、かつ美形で、動揺するとポルターガイストを発生させるという少々厄介な能力も。同室のコガラシは、事あるごとにその被害に遭うが、純粋で泣き虫な幽奈であれば許せてしまうというものだろう。彼女は、何に未練を感じて成仏できずにいるのか、自分では分からない。それを探しながらも、曲者揃いのゆらぎ荘の住人たちとにぎやかな日常を楽しんでいる。たびたび見せるポロリシーンにはドキリとさせられるが、無垢な笑顔に癒される。

本作は、「主人公がアンドロイド」という設定だ。そんな世界に、幽霊が登場してもなんら不思議ではない。天野小夜子は、光画部が引っ越そうとした新しい部室に先に住み着いていた幽霊だ。光画部と部室を奪い合うことになるが、あ〜るが「共存共栄」を提案したことにより、部員として加わることに。気が強いところはあるものの、ボブカットが可愛らしく、クールでしっかり者な少女だ。彼女は幽霊だが、本体はまだ無くなってはおらず、交通事故により入院している身だ。事故当時在籍していた名門女子高に不満を抱いている彼女は、夜間はベッドに横たわっているも、日中は幽体離脱をし、生霊になって春風高校を訪れていた。「隣の芝生は青い」というが、楽しい学校生活を夢見たゆえの行動なのだろう。あ〜るから発生する磁場を好み、彼に引っ付いている姿は可愛らしく、気持ちが和む。

冬実は、冒頭シーンでは人間だ。しかし、1話の最中に死亡し幽霊になってしまう。幽体として魔界に止まることになってからは、幽霊のトレードマークである三角形の布を頭につけるようになる。派手さはないが愛らしい顔立ちをしている冬実は、作中で「薄幸そう」と評される。実際、迷い込んだ魔界で魔族に襲われて死亡してしまうのだから、もはや薄幸を通り越して不幸の域に達しているだろう。しかも、急に亡くなったせいか、彼女には幽霊としての自覚がほとんどない。不幸属性で健気な冬実は、スタズでなくとも守ってあげたくなる幽霊。実はかなりの巨乳の持ち主で、幽体になったばかりの頃は全裸になるが、後に服を着られるようになるのでご安心を。