人外と人間のコンビが活躍するアニメ5選333 Pt.

生まれ、種族、思考、文化、容姿など、人間とはまったく異なる存在「人外」と、彼らと関わることになった人間の2人組が登場するアニメを紹介する。

作成日時:2017-03-19 18:00 執筆者:マンガペディア公式

人外と人間のコンビが活躍するアニメ5選

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概要

人型に近い姿からまったく異なる姿をした、人間とは異なる存在「人外」。そして、ごく普通の人間とパートナー、またはコンビとして活躍するアニメを紹介する。

『魔人探偵脳噛ネウロ』/「脳嚙ネウロ」と「桂木弥子」

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「謎」を食べて生きる突然変異種の魔人「ネウロ」は、「魔界」の「謎」をすべて食べつくしてしまった。彼は新たなる「謎」を求め、「人間界」へ訪れる。そして、父親が不可解な死を遂げた女子高生「桂木弥子」と出会う。以後、「ネウロ」の「究極の謎」を探すための隠れ蓑として、「弥子」は探偵事務所を構え、渋々所長かつ「女子高校生探偵」となり、数々の事件に飛び込んでいくのだが……。2人の関係は、周囲から見れば「女子高生探偵とそれに付き従う謙虚な探偵助手」なのだが、実際「弥子」は「ネウロ」に奴隷扱いされており、よく酷い目に合っている。どんな酷い目に遭っているのかは、是非視聴して確認して欲しい。始めは人間を格下に見ている「ネウロ」だが、事件を通して人間に対しての見方が変わっていく。「弥子」自身も、事件に関わっていく中で「ネウロ」には理解出来ない分野にて成長しているので注目。ちなみに、ストーリーの根幹は「グルメ」「食事」である。「ネウロ」は食糧である「謎」にこだわりを見せ、「弥子」は非常に健啖家で美食家であり、実は2人の性質は似ている。「ネウロ」の使う「魔界777ツ能力(どうぐ)」や「謎」の捕食シーン、「弥子」への扱いなど、非常に見どころ満載のアニメだ。

『BRIGADOON まりんとメラン』/「メラン・ブルー」と「浅葱まりん」

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時は1969年、高度経済成長期の日本。よく知られている過去とはどこかが少し違う東京。下町の長屋に住む「浅葱まりん」は、家計を助けるために朝刊の配達に勤しんでいた。ところが、その日の学校の朝礼中、突如上空の蜃気楼から落ちてきた怪物体「モノマキア」に「まりん」は襲われる。必死で逃げ、辿り着いたのは「根津神社」。そして、「御神体」として祭られていたアンプルの中から別の「モノマキア」、「メラン・ブルー」が現れ「まりん」を守り始めたのだ。「メラン」曰く「まりんを助けるのが任務」だという。そこから「まりん」の受難の日々が始まっていく……。種族の違う「まりん」と「メラン」の2人は、初めは価値観や考え方が嚙み合わずに戸惑いばかりだった。だが、やがて「まりん」と「メラン」の間に絆と愛が芽生えていく。ストーリーはほのぼのとしているが、中盤から段々とシリアスになり、鬱な展開となるので視聴の際には注意が必要だ。それでも、最終話付近で明かされる数々の謎と爽快な結末、「まりん」の底抜けの明るさに救われる。本作は「米たにヨシトモ」が監督を務めたものでもあり、実に名作と言える作品。

『うしおととら』/「蒼月潮」と「とら」

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住職の父を持つ中学生「蒼月潮」は、ある日寺の蔵の地下室で「とんでもないもの」を見つけた。「潮」が「とら」と名付けた「とんでもないもの」は、かつて名の知られた恐るべき大妖怪であり、その腕には「封印の槍」と呼ばれる槍が、「とら」を500年も蔵に閉じ込めていたのだ。その凶暴性から槍を抜くことを拒んだ「潮」だったが、とある出来事から「とら」を封印から解き放ち、やがて襲ってくる妖怪を相手に戦いに巻き込まれていくことになる。始めこそ、「潮」を食べようとチャンスをうかがう「とら」と「とら」が人を食べないように「潮」が監視するという関係で喧嘩が絶えなかったものの、戦いの最中で、それぞれの心境に変化が起こっていく。正義感が強く、嘘が嫌いな「潮」と不良少年のような性格で子どもっぽい面がある「とら」は名コンビと言えるだろう。

『寄生獣 セイの格率』/「泉新一」と「ミギー」

ある晩、突如として地球に飛来した謎の生命体「パラサイト」。彼らは人間の脳を食べて寄生し、他の人間を捕食する性質があった。彼らは人間の鼻や耳から侵入して人間に成り代わり、密かに人間社会に紛れ込んでいった。ところが、真面目でごく平凡な「泉新一」の下に現れた「パラサイト」は、寝ていた彼を襲うが抵抗され脳への侵入に失敗し、そのまま彼の右腕に寄生してしまった。その「パラサイト」は「新一」によって「ミギー」と名付けられ、意思疎通が出来るようになる。こうして「ミギー」と「新一」の奇妙な共同生活が始まるのだが、それは過酷な運命の始まりでもあった。「新一」と「ミギー」の出会いは、最悪なものであり、命の危険があるかもしれない関係だ。当初、「ミギー」は淡泊で合理的な思考の持ち主で、自分が助かるためならば人間を盾にするような性格だった。一方、「新一」の方は自分の右手の主導権がほぼ「ミギー」にあるので疎ましく思っていた。だが、そんな彼らが他の「パラサイト」との交流や対立で、互いへの認識を変えていく。ストーリーは原作のマンガの時点で絶賛されており、哲学的な内容となっている。アニメ化にあたって、舞台を現代に設定し直し、原作にはないスマートフォンを登場キャラクターが持っていたり、主人公のデザインも少し違っていたりとアレンジされている。また、原作での残酷な描写も、映像ならではの演出がなされている作品に仕上がっている。

『キルラキル KILL la KILL』/「纏流子」と「鮮血」

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父親の仇討ちを誓う女子高生「纏流子」は、父親の殺害現場に残されていた「片太刀バサミ」の謎を追い、「本能字学園」に転校した。しかし、その学園は着た者に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会が支配していた。その絶対的な力と恐怖で学園の頂点に立つ生徒会長「鬼龍院皐月」が「片太刀バサミ」の謎を知っていると睨んだ「流子」は「皐月」に挑むが、「極制服」を着たボクシング部部長が立ち塞がり、敗北してしまう。傷付いた体で自宅跡に戻り、ひょんなことからその地下室で喋る黒いセーラー服を手に入れ「鮮血」と名付けるのだが……。「流子」は、最初こそ喋るセーラー服「鮮血」に驚き、不信感を露わにしていたが、数々の戦いの中で「相棒」と呼べるほどに信頼関係を築いていく。「私は流子に着られたい」と語った「鮮血」の言葉はその証明になるだろう。「キルラキル」は少年マンガのような熱いバトルとシャレの利いた技名、散りばめられたパロディーなど画面いっぱいにハイテンションなストーリーが展開される。個性的なキャラクターもまた魅力だが、やはり「流子」と「鮮血」の、戦略や冗談も言い合える2人のやり取りが特に心に残る。

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