面白いスポーツを描いたマンガ7選299 Pt.

超メジャーではないものの、珍しい競技だからこそ知られざる戦いがそこにはある。今回は

実写映画化でも話題沸騰中の、“薙刀”をモチーフにしたマンガ。運動音痴だが薙刀の魅力にとりつかれた主人公「東島旭」が、曲者ばかりの薙刀部に入部。そこで他の部員たちに負けじと切磋琢磨する姿を描いた青春スポーツマンガ。マイナー競技であっても、学生同士の熾烈な戦い、選手の努力や葛藤は他の競技と同じ。時代モノでもない、剣道でもない、薙刀。女子高生が薙刀を振るうことでその美しさが際立ち、青春のきらめきと共に輝きを放つ作品だ。

主人公「綾瀬千早」は小学生の時に出会った”競技かるた”に夢中になり、高校生になって部活設立を目指す。同級生たちとの友情、幼馴染との恋模様、そして競技に向かう思い。「千早」の競技へのひたむきな思いは誰にも止められない。こんなに夢中になれるものがあっただろうか、と胸を打たれる。一瞬たりとも気が抜けない、競技かるたの存在を世に知らしめたマンガだ。

インラインスケートをモチーフとした架空の競技「パーツ・ウォウ」によるバトルを描いたマンガ。喧嘩が強い主人公「南一樹」は、モーターを内蔵したインラインスケート「エア・トレック」と出会い、「飛ぶ」ことに魅了される。努力と才能の両方で彼は「ウイング・ロード」を走りこなせるようになり、「王」へと一歩一歩近づいてゆく。純粋な走行勝負から大ジャンプの魅せ合いまで、「ライダー」同士の様々な戦いはマンガならではの迫力とカッコよさだ。街を舞台としたバトルという点では、最近注目のパルクールにも通じるものがある。幼馴染「野山野林檎」たちの美しくカッコいい走行姿も見どころ。

最近では書道パフォーマンスなどが話題となり、自由で多様な作品が作られるようになった書道。そんなエンターテインメント性も取り入れながら、書道の伝統的な要素も楽しく、熱く描かれている作品。共に書道初心者の「大江縁」と「望月結希」は、なりゆきで書道部へ入部。歴史ある書道の世界に足を踏み入れ、楽しさを分かち合いながら実力をつけていく。帰国子女で人一倍日本人としてのアイデンティティが強い「縁」と、書道の他に元々柔道という特技がある「結希」。彼らは書道とどう向き合っていくのか?青春ストーリーとしても見どころ満載だ。

将来の夢も熱中できるものもない中学生の主人公「富士田多々良」が偶然出会ってのめり込んだ、社交ダンス（競技ダンス）を描いた青春マンガ。テクニックだけでなく感情表現も重要である競技ダンスにおいて、熱を持った「多々良」の放つ輝きが魅力的だ。優雅で迫力があり、時にスピード感溢れる競技ダンスシーンには引き込まれること間違いなし!!