まず初めに行うのが企画だ。いくら芸術的評価がされるようになってきたフィギュア産業とは言え、商売である以上売れなくては話にならない。
最初に、どういったフィギュアを、どれくらいのサイズで、どういった層に向けて、どのくらいの数製作するのか、などを綿密に話し合い検討する。
現在はさまざまな工程で行われているフィギュア制作の世界。
ここではフィギュアがどのように製品化されるのか、また自身で原型師の道を目指すにはどうすればいいのかを簡単に紹介しよう。
まず初めに行うのが企画だ。いくら芸術的評価がされるようになってきたフィギュア産業とは言え、商売である以上売れなくては話にならない。
最初に、どういったフィギュアを、どれくらいのサイズで、どういった層に向けて、どのくらいの数製作するのか、などを綿密に話し合い検討する。
どういった商品にするのか、その具体的な案がまとまったら、次は実際にフィギュアの元となる原型の制作に入る。
ここでは「原型師」と呼ばれる職人がパソコンなどを使い、イラストや構想などを基に立体的な姿を考えていく。
原型ができたら、量産するための型造りに入る。
レジンキャスト製のキットであればシリコンで、PVC(ポリ塩化ビニル)であれば金型がつくられる。
金型はデータでつくられることもあり、その場合は金属をそのまま型取りする。
実際にフィギュアの型ができたら、色彩などのサンプル案を打ち出し、パッケージや広告をつくっていく。その後、生産・販売というのが一連の流れとなる。
さて、フィギュアの原型師になるには、幾つかの方法がある。
フィギュア制作の専門学校に通うのが、もっとも堅実かもしれない。ただし、求人は予想以上に少なく、狭き門となっている。
王道とも言えるのがイベントに参加して自作のフィギュアやガレージキッドを出品する方法だ。
自作の作品を出品し、ここでメーカーの担当者の目にとまれば、商品化や専属の原型師として雇われるという可能性がある。
特に現在、国内最大級の規模を誇るワンダーフェスティバルをはじめとするイベントが盛んに行われ、力を注でいるフィギュアメーカーも少なくない。
興味のある人は、まずイベントに応募し出展してみると良いだろう。
そのような中で、幾つか注意したいポイントがある。
ひとつは、個性的すぎるものをつくらないということ。
メーカーによっては、奇抜なアイデアを重視するところもあるようだが、やはり基本に沿った制作をできる者が求められる。
こういったイベントでは、扱うキャラクターなども含めて、真っ向から勝負した方がアピールに繋がるといった傾向にあるようだ。
あとはフィギュアの見栄えがより良くなるように背面ボードにも工夫凝らしたり、展示する高さなども考えた方が良いだろう。
出品する際は、facebookやブログなど、インターネットを利用したプロモーションも行うと、より効果的だ。
原型師になるというのは狭き門だと思われる。
それでもなりたい!という人は、これらを参考にしてみてほしい。
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