【漫画で学ぶ】読めば好きになる古典の物語159 Pt.

学校で習う古典の難しさは、古文の読解に気をとられるあまり、文章をお話として読む暇がないということにあるのかもしれません。教科書で取り上げられるような名作古典は、現代でも通用する面白い物語ばかりです。よくわからないまま離れてしまうのは、正直勿体無い話。今回は名作古典を題材とした漫画をピックアップしてみました。文法は一旦置いて、まずはお話を楽しみましょう。

作成日時:2015-12-22 19:35 執筆者:マンガペディア公式

『あさきゆめみし』

一部、オリジナルのエピソードが挿入されていたり、省かれているところもあるが、おおむね忠実に、『源氏物語』を丁寧に描きあげている。『源氏物語』の人間関係や舞台を頭に入れるには格好の作品。『源氏物語』に登場するヒロインたちが、それぞれの性格に合わせてビジュアル化されているのも見所のひとつ。

『ざ・ちぇんじ!』

古典『とりかへばや物語』をベースにした作品。平安時代を舞台に、活発で男らしい姉と大人しく内気な弟が、性別と逆の装束をまとい、男女逆の立場で成長していく物語。コミカルな恋愛物としても楽しめる一作。

『とりかえ・ばや』

古典『とりかへばや物語』をベースにした作品。異母姉弟が、それぞれの性別と逆の装束を着て育ち、姉は男性として、弟は女性として出仕し、恋や苦悩を経験していく様が、さいとうちほの手により、艶めいた筆致で描かれている。

『あぶない丘の家』

主人公の少年が、タイムスリップをして源平の争乱時代へと飛ばされるエピソードがある作品。『平家物語』の人間関係などを理解する手助けに。

『輝夜姫』

古典『かぐや姫』をベースにしたSF作品。広く人口に膾炙した物語が、まったく違うテイストをまとって再生されている。古典作品に、いかに面白いエッセンスが含まれているかがわかる一作。

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