歴史に残る70年代古典名作集164 Pt.

漫画黎明期をへて歴史的名作や異色作が多く誕生したのが1970年代。そんな中でも特にきわだった古典的名作にして異色作を5作品列挙してみました。

作成日時:2015-12-22 19:36 執筆者:マンガペディア公式

『天才バカボン』

言わずと知れたギャグマンガの超名作『天才バカボン』。1967年の連載開始当初はバカボンのパパを中心としたナンセンス・ギャグ漫画でしたが、次第に実験的な要素が多くなり、1970年代からシュールな展開を見せ始めたことで伝説の作品に昇華していきました。左手だけで描いた漫画を掲載したり、突如絵柄を劇画調に変えたり、連載時に作者名を「山田一郎」に変更したりと、作者・赤塚不二夫は前例のないギャグ漫画を作りだします。そしてバカボンのパパの出身大学「バカ田大学」はこの漫画で一躍名を知られ、その校歌はある意味で元となった「早稲田大学校歌」よりも有名になったと言われていますね。

『男一匹ガキ大将』

創刊したばかりの「週刊少年ジャンプ」は、週刊少年漫画誌としては最後発だったため、なかなか有名漫画家に執筆してもらえなかったと言われています。そのため新人の発掘に力を入れ、積極的に連載をもたせました。1968年連載を開始した『男一匹ガキ大将』も新人作家の連載としてスタートしました。喧嘩の強さだけでなく器の大きさで日本の番長たちをまとめ上げた戸川万吉。1970年代に入ってからは、万吉は不良学生たちを動かすにとどまらず、日本の政局に影響を与え、諸外国とも戦う程の大きな男に成長していきます。荒々しいタッチながら、これまでにないスケールの大きな作品の出現は、多くの読者に新しい時代の到来を予感させました。

『ブラック・ジャック』

1973年から「週刊少年チャンピオン」で連載開始された『ブラック・ジャック』。実はこの時期漫画の神様・手塚治虫は最大の低迷期にあったと言われています。そんな中、「週刊少年チャンピオン」の壁村編集長は、手塚治虫に漫画家30周年企画を依頼。この企画が『ブラック・ジャック』となりました。いつでも連載が終了できるよう1話完結の読み切り連載形式をとり、手塚治虫はまさに背水の陣で制作に臨んだと言われています。そのかいあってか、『ブラック・ジャック』の人気は徐々に上昇し、超人気作品となります。こうして復活を印象づけた手塚治虫はその後亡くなるまで精力的に名作を生み出し続けることができました。『ブラック・ジャック』は天才・手塚治虫を復活に導いた作品としても漫画史に名を刻むべき作品といえるでしょう。

『デビルマン』

太古からの眠りより目覚めた異形の魔物たち・デーモン族と戦うため、デーモン族の勇者・アモンと合体しデビルマンとなった不動明の戦いを描く『デビルマン』。1972年から「週刊少年マガジン」で連載されたこの作品は、ストーリーが進行するにつれ、悪魔や神の戦いに由来する壮大な黙示録的展開に発展していきます。作者の永井豪は当時何本も連載を抱える売れっ子作家だったのですが、『デビルマン』を全力で完結させるため他の連載を全て終了させたと伝えられています。それほどまでに魂を注いで産み出された作品が『デビルマン』なのです。

『がきデカ』

少年警察官を自称する主人公・こまわり君がクラスメイトたちと巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画『がきデカ』。1974年から「週刊少年チャンピオン」で連載されたこの作品は関西漫才の基本「ボケ」と「ツッコミ」を漫画に取り入れたことで知られています。『がきデカ』の大ヒットはその後多くの模倣者を誕生させ、漫画界に大きな影響を残したとされています。また、「死刑!」「あふりか象が好き!」「八丈島のきょん!」「禁じられたぜっとぉ~」「にゃおんのきょうふ」「鶴居村にツルがくる~」などといった数々の伝説的なギャグを産み出した作品でもあります。

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