どれが好き？ フルーツがタイトルに入る漫画オススメ５選0 Pt.

武術の達人であるヒロインのもも子が、主人公である孝士のおしかけ女房となって繰り広げる格闘＆ラブコメ作品。孝士は古武術の家の後継者だが、過去のトラウマから暴力恐怖症となっていた。そんな彼の元に、最強の子を産むためにやってきたのが武術の達人であるもも子だ。彼女は幼い頃に悪ガキから孝士に助けられ、彼のことをずっと一途に思い続けていた。しかしそれはもも子の記憶違いで、その事件は実際は孝士がボコボコにされており、彼の暴力恐怖症の原因となっていた。そんなふたりに、とある武術勢力が刺客を送り込んでくる。

本作は女児ファッションブランド「RONI」（2019年に終了）とのコラボ作品。タイトルの『夢みるチェリーズ』は、生まれた時からいつも一緒でおそろいの「チェリー」のような双子の主人公から。双子の莉緒と思緒はRONI大好きな姉妹で、莉緒はいつか思緒と一緒にトップモデルになるのを夢見ている。そんな彼女たちはショップ店員の薦めでRONIのフィッテングモデルをすることに。その時、思緒はRONIのスタッフに「モデルではなくデザイナーになりたい」と話しているのを莉緒は聴いてしまう。一緒にモデルになることを夢見ていた莉緒はショックを受けるが、お互いに夢を追うことに。やがて莉緒はRONIのカタログモデルに、思緒はRONIでデザインの勉強を始めるのだった。

可愛い女の子たちのシュールなギャグを描いた本作。タイトルの『苺ましまろ』は、筆者が作業中に聴いていた「マシマロ」という曲名に「苺」を付けたもの。キャッチコピーの「かわいいは、正義！」が有名である。伊藤家に集う女の子たち。ズボラだが面倒見が良いところがあり、妹の千佳だけでなくその友人である美羽や茉莉、アナから「お姉ちゃん」と慕われる伸恵。お菓子作りが得意で仲間内ではしっかりものの千佳。ドジでおっとりした性格で可愛いものが大好きな茉莉。イギリス人だが日本の生活が長くて中身はすっかり日本人なアナ。そして本人は人気者と自認しているが、周囲から「トラブルメーカー」の呼び名が高い美羽がいつも騒動を起こすのだった。

未来からの手紙で、翔を喪う未来を回避するために主人公の菜穂は戸惑いながらも動き出す物語。また幕間に未来の世界も描かれ、徐々に真相が明らかになる謎解き要素もある。タイトルの『orange』の意味は明言されていないが、作中の重要なシーンで「オレンジ」が関わる場面がある。菜穂は手紙にあった通り転校してきた翔に恋するが、とあるすれ違いから翔が別の女性と交際をした際、菜穂は翔からもらったオレンジジュースを泣きながら飲むというシーンがある。また最終話で未来の菜穂たちがオレンジ色に染まる景色を見つめているというシーンも。菜穂は手紙の最後で翔の死が来年の2月15日だと知り、彼とすれ違いがあっても翔との未来を繋げようと奮闘する。

札幌のアパートで暮らしている（黙っていれば）美人姉妹の雁子と鴫子の日常を描いたコメディ短編集。タイトルの『林檎でダイエット』は、1980年代に流行したダイエット方法で、満腹感はあるがカロリーは低く、美容に良いとされる林檎のみを食べるダイエットである。ある日、鴫子はとあるファッション雑誌を購入するが、そこに書かれているのは林檎ダイエット特集。服を見たいのに目に入るのは特集、しかも実戦すれば林檎を見たくなくなると雁子は憤慨。しかし雁子は鴫子から「太った」と指摘されてしまう。そんなふたりのダラダラとした日常は、本来は何でもない出来事が少し感覚のずれたふたりのために大事件になってしまうこともあるのだった。