今なお色あせない魅力を持ち、読み継がれている「手塚」作品。作品の中では「生命の尊さ」が貫かれている。今回は筆者のオススメ順に、5作品紹介していく。
今なお色あせない魅力を持ち、読み継がれている「手塚」作品。作品の中では「生命の尊さ」が貫かれている。今回は、筆者のオススメ順に5作品紹介する。
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今なお色あせない魅力を持ち、読み継がれている「手塚」作品。作品の中では「生命の尊さ」が貫かれている。今回は筆者のオススメ順に、5作品紹介していく。
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1973年から「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に掲載された医療マンガ。
主人公は「間黒男」(はざまくろお)という天才外科医。しかし、彼は無免許医師であり、治療費にケタ違いの報酬を要求するので忌み嫌われている。しかし、その腕はまさに神業であることから日本中のみならず、海外からも手術の依頼が来る。
基本的に一話完結であるので、単行本のどの巻から読み始めても楽しむことが出来る。ただ、現在の医療の倫理観に反する話や差別用語が使われている巻があるため、改変もしくは未収録というかたちをとっている話がいくつか存在する。中には、単行本の種類によっては読むことが出来る作品もあるが、絶対掲載されない幻の話として「指」、「植物人間」、「快楽の座」などがある。
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この作品は、「手塚治虫」が初期から晩年まで書き続けたものであり「ライフワーク」と位置付けたマンガである。
「火の鳥」と呼ばれる鳥の血を飲むことで、永遠の命が得られる。登場人物は「火の鳥」とかかわることで、壮大なスケールの中、過酷な運命に翻弄されるのである。『火の鳥』は、複数の編から成り立っており、「エジプト編」、「ギリシャ編」、「宇宙編」、「復活編」などが、さまざまな出版社から出版され、また数多くの映像化やアニメ化などがされた。古代から遠い未来まで地球のみならず宇宙も舞台に、「手塚治虫」の独創的な思想を根底に描かれた「生命の本質、人間の業」を感じ取っていただきたい。
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「手塚治虫」による少女マンガ作品。天国にいるイタズラ天使「チンク」によって、「男の子の心」と「女の子の心」の両方を飲んでしまったことが原因で起こる物語である。
主人公は「サファイヤ」王女であるが、誕生の際に間違えて「王子」と伝わってしまったため、1日の半分を「王子」として、もう半分を「王女」として過ごさねばならなくなった数奇な運命の持ち主。物語の途中から仮面をつけた「リボンの騎士」として剣を振るう。
「手塚」は「宝塚歌劇団」の影響を受けており、実際に観劇した舞台で娘役の「淡島千景」がたまたま男役を演じ、それをヒントに「サファイヤ」を考え出した。「戦う少女」マンガは、現在のコスプレやツンデレなどの要素の先駆けともいえる。
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ジャングルを治めるライオンの王「パンジャ」とその息子「レオ」とレオの息子「ルネ」の三世代にわたる物語である。
三部作構成になっており、第一部の物語の最初で「パンジャ」は人間に殺され、「レオ」と「ルネ」が中心となる。「レオ」は紆余曲折を経て人間たちとの協力により亡き父「パンジャ」が治めていた時のような平和なジャングルを取り戻す。
第二部で息子の「ルネ」が誕生し、憧れのあまり人間界へと家出してしまう。
第三部は「ルネ」の人間界での暮らしと「ルネ」が森に帰るまでが描かれている。
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代役専門の役者でありながら本職は泥棒という主人公「七色いんこ」と、「いんこ」を捕まえようと奮闘する女刑事「千里万里子」の物語。
彼は変装と声色の名人でありその演技力は観客を総立ちにさせるほどである。依頼があれば、どんなにギリギリの状態でも完璧にやり遂げる。「いんこ」が出演する条件は、「観客から盗みを働くのを劇場と劇団が見逃すこと」である。
「モノマネがうまい素人役者、そしてドロボー」と自称する「いんこ」を追う「千里万里子」は、否定はするが実際は「いんこ」に好意を抱いている。
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