手洗い、うがいの大切さを子供たちに教えるための新コーナーで登場。胸に大きく「B」と描かれた黒のタンクトップに短パンと手袋、星型サングラス、頭に矢印の飾りを装着している。「ばい菌ウイルスで人類の心身を蝕み地球征服を企む悪者で、『多少の菌は必要悪である』という持論を展開する」といったキャラクター設定だ。
最初は「手を洗わずにおやつを食べてお腹が痛くなった」と話す詩乃に取りついたばい菌を退治するために現れた、池照扮する「ジョキンダー」の敵役として登場。「どこからでもかかってきなさい」と強気の姿勢で現れたが、子供たちやジョキンダーからボール状の武器「除菌シャボン」で攻撃されると、「今日のところはこれくらいで勘弁してやる」と捨てゼリフを残してあっさり退散した。初めて衣装デザインを見た裏道はその見た目に言葉を失ったが、「生きていくため」という極論で自らを納得させた。その後も番組にたびたび登場し、自我を持った分身「コバイキン」を駆使してジョキンダーに勝利したほか、進化形態「バイキンダーEX」も披露している。
番組新企画の工作コーナー「ママンとクラフト」で登場したミノムシのキャラクター。「ママンとトゥギャザー」の新企画会議にて、裏道と池照が見ている前で番組ディレクターたちによって笑いながら役割や衣装デザインが決められた。ぺたぺた貼り付けるのは得意だが、勝手なレッテルを貼り付けられるのは大嫌いという設定。上半身は細長く切られた大量の折り紙を付けているが、下半身は短パンのみの衣装で、子供たちから「脚さむくない…?」と心配されてしまい、「できることなら一生ミノに閉じこもってじっとしてたいよ」と真顔で本音を漏らした。
池照扮するカミキリムシのキャラクター「かみてるくん」といっしょに工作のアシスタントという立ち位置で登場。ハサミを使うのが苦手な池照が役を全うできず、プレッシャーに押し潰されて取り乱した際は、子供たちに向かって「自分の進む道は自分で選んでいいんだからね」「周りの人間は最後まで付き添ってはくれないんだよ」と人生のシビアさを説いた。
薬味をモチーフにした新企画「しのびのやくみ」のコーナーで登場。「ママンとトゥギャザー」の演出家、アモンが裏道の「この世から薬味がなくなる夢」の内容を聞いてインスピレーションが湧いたことから誕生した。「台風でダメになったシソの怨念から生まれし神」という設定で、「しのびのやくみ」のほかのメンバーには、池照扮する葱を持った「葱之助」、詩乃扮する大根と大根おろしを持ったくノ一「もみじ」らがいる。
ほかのメンバーの衣装はオーソドックスな忍装束だったが、なぜか裏道のみ、両目にシソの葉を貼り付け、シソのイラストが描かれた網柄のタンクトップに短パンという露出の多い姿で登場し、子供たちを呆然とさせた。そのあまりに個性的な姿は、リハーサル中にほかの出演者から「直視したら台詞とか全部飛ぶ」と言われたほどで、番組中でも目が合っただけで池照や詩乃を笑わせている。裏道の予想に反し、放送後はシリーズ化が決定するほどの大反響を得て、のちに販売企画部の木角半兵衛(きかくはんべえ)によってソフビフィギュア化された。
子供たちに“右左確認”の大切さを教えるためのコーナー「交通☆安全 右左マン」で登場したキャラクター。ストライプのタンクトップと短パン、ブーツという衣装で、右腕に「R」「横断中」、左腕に「L」「交通安全」の飾りを付け、両頬には「R」「L」をペイントした派手な外見が特徴。共演者からも「衣装のせいか話の内容が全然入ってこない」と言われるほどのインパクトを放った。
番組では、信号がわからないために信号無視をしてしまう、兎原跳吉(うさはらとびきち)扮する兎の着ぐるみのキャラクター「ウサオ君」に信号を教えるために、警察官のコスプレをした池照と詩乃に呼ばれて登場。信号機の赤、黄、青の意味を、人生の教訓を絡めながら子供たちに説明した。なぜか好評を博したため、のちに「シソの神」と同様、ソフビフィギュア化された。
世界各国のあいさつをモチーフにした「こんにちは隊」の一員。池照が扮する「ミスター・オーラ」、詩乃が扮する「ミス・ニーハオ」らと共に登場した。「保存袋を付け忘れられてパスパスになったフランスパンの怨念から生まれし神」という設定で、タンクトップにトランクス、手にはフランスパンを持っており、他のメンバーから浮いた簡素な外見によって、子供たちを沈黙させた。
誕生のきっかけは、演出家のアモンが新キャラクターのアイデアを生み出すために裏道の私生活を観察していた際、裏道がコンビニのくじで巨大なフランスパンクッションを当てる姿を目撃したこと。簡素ながら特異な出で立ちは、ほかのコスチュームと同様に池照、詩乃を笑わせてしまうインパクトがあり、真顔で「ボンジュール」とつぶやいた際には、池照から「目を合わせないでください!」と訴えられている。だが、アモンからは「これこそ僕の最高傑作だ」と絶賛を受け、実際に「こんにちは隊」は視聴者から「しのびのやくみ」を超えるほどの大好評を得た。