「細田守」が監督を務めた作品136 Pt.

『サマーウォーズ』などどこか懐かしい情景に定評のある「細田守」。彼が監督を務めた映画作品を紹介する。

作成日時:2017-11-05 20:00 執筆者:マンガペディア公式

「細田守」が監督を務めた作品

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概要

代表作の『サマーウォーズ』など、懐かしさを感じる日本の原風景や、人と人との繋がり、家族の絆などの描写に定評のある「細田守」監督。今回は彼が監督を務めた映画作品を6つ紹介する。

『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』

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2000年3月4日に公開された、「東映アニメーション」初のフルデジタル劇場映画。監督として「細田守」氏の名前を有名にした代表作の一つ。『デジモンアドベンチャー』の劇場版第一作となる『劇場版デジモンアドベンチャー』でも「細田守」氏は監督を務めており、それに引き続き見事な完成度から高い支持と評価を受けた。舞台は2000年の春休み。突如ネットに出現した新種「デジモン」をめぐる物語を描く。8人存在するレギュラーキャラの内、メインで活躍するのを4人に絞るなどの工夫を凝らすことによって、40分という短い上映時間ながら非常に濃密なストーリーが展開される。

『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』

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2005年3月5日に公開された「細田守」監督による長編アニメーション初監督作品。タイトルからもお分かりの通り、『週刊少年ジャンプ』にて連載中の大人気漫画『ONE PIECE』を原作としたテレビアニメの劇場版作品であり、その第6作にあたる。パラダイスだとされる島「オマツリ島」を舞台に、島の主「オマツリ男爵」から課される様々な試練に挑んでいく「麦わらの一味」の姿と、「オマツリ島」に隠された真実を描いた作品。

『時をかける少女』

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2006年7月15日に公開された、「細田守」監督の2作目となる長編アニメーション映画監督作品。ある日突然、時間を跳躍する「タイムリープ」能力に目覚めた女子高生「紺野真琴」を主人公に、能力を使用したことによって巻き起こる様々な出来事とそれに翻弄され苦悩する「真琴」の姿を描いた物語。「筒井康隆」氏の同名の小説を原作としたアニメーション映画であるものの、原作の物語を映画化した作品ではなく、原作から約20年後を舞台に次世代の登場人物が繰り広げる物語を描いた続編作品となっている。発表当初は全国で21館のみという非常に少ない上映規模だったが、その評判がインターネットの口コミなどで広がり、最終的には全国延べ100館以上で上映されるというヒット作となり、「細田守」監督の知名度を一気に高め彼の代表作となった。国内だけでなく国外でも高く評価され、国内外における映画・アニメ賞など合わせて23冠を受賞している。

『サマーウォーズ』

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2009年8月1日に公開された、「細田守」監督初となる長編オリジナル作品。引っ込み思案で内気な性格ながら、国際数学オリンピックの代表候補となるほど数学が得意な主人公「小磯健二」と、その想い人であり学校のアイドル的存在であるヒロインの「篠原夏希」を中心に、「OZ」と呼ばれるインターネット上の仮想世界を舞台にした、人工知能「ラブマシーン」との戦いを描いた熱い夏の物語。「日本の原風景」のイメージを投影することを考えたとされる通り、古き良き日本の風景や家族の絆、温かな人と人の繋がりといったものが作中でも大きなウェイトを占めている。長野県上田市を舞台にしており、多くのファンが聖地巡礼に訪れている。4ヶ月の興行で123万人を超える観客動員数を記録し、「第42回 シッチェス・カタロニア国際映画祭 アニメーション部門(Gertie Award)最優秀長編作品賞」や「第41回星雲賞メディア部門」を受賞するなどのヒット作となった。公開から8年以上が経った現在でも夏を代表するアニメ映画の一つとして親しまれており、夏場にテレビ放送されることもある。

『おおかみこどもの雨と雪』

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2012年7月21日に公開された「細田守」監督の第2作目となる長編オリジナル作品。「細田守」監督は、この作品で初めて自ら脚本も手掛けている。「親子」をテーマとした作品であり、女子大生の「花」を主人公に、彼女が「おおかみおとこ」と恋に落ち彼との間に産んだ2人の子供――、「おおかみこども」の姉弟、「雪」と「雨」が成長して自立するまでの13年間を描いた物語。「第67回 毎日映画コンクールアニメーション映画賞」や「第16回 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞」など、数々の賞を受賞している。

『バケモノの子』

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2015年7月11日に公開された「細田守」監督の第3作目となる長編オリジナル作品。「細田守」監督は、前作に引き続き自ら脚本も手掛けている。「人間界(渋谷)」と「バケモノ」たちの生きる世界にある都市「渋天街」を舞台に、「渋天街」に迷い込んでしまった人間の少年「蓮(またの名を九太)」と、その師匠であり父親代わりとなった熊顔の「バケモノ」「熊徹」の親子の絆を描いた物語。公開から45日で観客動員数が400万人を突破し、累計興行収入は51億円を超えるなど大ヒットを記録、「第39回 日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞」など多数の賞も受賞した。

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