テレビアニメ『NARUTO -ナルト-』のオープニングテーマ「GO!!!」でのアニメタイアップ以降、多くのアニメソングを手掛け、作品の雰囲気づくりの一翼を担ってきた「FLOW」。彼らがアニメ作品へ提供してきた、作品への愛情が詰まりに詰まった楽曲たちを、アニメの内容と共に紹介する。
男性5人組バンド「FLOW」がオープニングテーマ曲を手掛けたアニメを紹介する。
出典:Amazon.co.jp
テレビアニメ『NARUTO -ナルト-』のオープニングテーマ「GO!!!」でのアニメタイアップ以降、多くのアニメソングを手掛け、作品の雰囲気づくりの一翼を担ってきた「FLOW」。彼らがアニメ作品へ提供してきた、作品への愛情が詰まりに詰まった楽曲たちを、アニメの内容と共に紹介する。
出典:Amazon.co.jp
世界の3分の1を支配する大国「神聖ブリタニア帝国」の植民地「エリア11」に住む学生「ルルーシュ・ランペルージ」の、国を相手取った戦いを描いた本作。普通の学生として暮らしていた頭脳明晰の少年「ルルーシュ」が、謎の少女「C.C.」によって与えられた異能の力「ギアス」を用いてある復讐を遂げようとする。あらゆる手段で帝国に立ち向かっていき、帝国により植民地化され、「エリア11」と呼称された、元日本を舞台に物語が進む。「ルルーシュ」の復讐心は非常に強く、根深く、憎悪とすら呼べるほどのもので、復讐という目的を成し遂げるためならば多くの人間を利用することもいとわないほどである。その信念は悪役にも通ずるところがあるものであるが、境遇や過去などが主人公らしく掘り下げられているため、単純な正義と悪の話で片付けられない点も多い。「FLOW」が手掛けた本作のオープニングテーマ「COLORS」は、異能の力を手に入れ、世界を変えようと奮起する本作の物語序盤を表現した、爽やかながらも後半の展開をじんわりと匂わす楽曲となっている。
出典:Amazon.co.jp
原作ゲームから世界観やキャラクターなどの一部要素を引き継ぎ、アニメオリジナルの展開で物語が進む本作は、災厄を薙ぎ払う救世主と語り継がれながらも幻とされてきた存在「導師」が、災厄に見舞われた世界を救う物語である。世界には、人の形を成してはいるが人ではなく、人間の信仰の対象となっている霊的存在「天族」と、その「天族」にとっては毒となる負のエネルギー「穢れ」を生む人間の、2つの種族がいる。「穢れ」は「天族」を苦しめ、災厄の原因ともなり、「穢れ」を生み出した人自身の生活をも脅かす。場合によっては「天族」の天敵ともなりうる人間だが、それらが共存できる世界を、人と天族が幸せに暮らせる世界を作りたいという夢の為に、主人公「スレイ」が世界の救世主「導師」として、世界に混乱を招く災いの源となる存在「災禍の顕主」を鎮めるために奔走する。「FLOW」の手がける本作のオープニングテーマ「風ノ唄」は、「導師」の足跡をなぞった歌詞に、「スレイ」の意志を後押しするかのような、勢いのある力強い楽曲だ。また「風ノ唄」のみならず、「BURN」「INNOSENSE」の楽曲をエンディングテーマとして提供しており、これらも本作の物語を体現したかのような熱い楽曲となっている。
出典:Amazon.co.jp
東京・池袋を舞台として、群像劇の手法で各々のキャラクターたちの日々の様子を描いた『デュラララ!! 』の、シリーズ完結作となる『デュラララ!!×2 結』。本作は、都会の非日常に憧れる男子高校生「竜ヶ峰帝人」や、本作の主人公で都市伝説の「首なしライダー」、カラーギャングやストーカー、果ては殺し屋が本業の人たちまでと様々なキャラクターが登場し、全ての人物に起きた全ての出来事が、1つの物語を構成する大事な要素になっているのである。一見他愛ない場面のように思えて、のちにそれは大事な意味を持っていた場面だったのだと気付かされたときの衝撃は、群像劇ならではのものだろう。物語も佳境に差し掛かり、ただでさえ波乱万丈な池袋がさらに不穏な空気に包まれる『デュラララ!!×2 結』のオープニングテーマを務めるのは、「FLOW」の「Steppin’ out」。まさに「竜ヶ峰帝人」の非日常を渇望するさまを表現した歌詞は、本編の展開と合わせて視聴者をぞくりとさせることだろう。
出典:Amazon.co.jp
世界的英雄「アドロック・サーストン」を父に持つ14歳の少年「レントン・サーストン」は、辺境の街で極めて退屈な毎日を過ごしていたのだが、ある日、ヒト型ロボット「ニルヴァーシュ」が自宅に墜落し、「レントン」の部屋を半壊させてしまう。なんとも迷惑極まりないロボットだが、機体から出てきた操縦士は、神秘的な美少女「エウレカ」だった。「レントン」と「エウレカ」の出会いから始まる本作は、地球を離れた人類が、果てしない宇宙の旅の末にたどり着いた惑星「約束の地」を舞台としており、冒険をし、多くの人に触れ、世界の秘密を知り、苦難を乗り越えていく「レントン」含む少年少女の成長を描いた物語である。「FLOW」の手掛ける本作のオープニングテーマ「DAYS」は、ノリの良い爽やかなメロディに、「レントン」の迷いや決意といった、作中での心情を描いた歌詞を乗せた楽曲となっている。
出典:Amazon.co.jp
人々の生活を「任務」という形で陰ながら支える忍たちの世界を描いた本作は、火の国「木ノ葉隠れの里」に住む落ちこぼれ忍者の主人公「うずまきナルト」が、里長の呼び名であり里1番の忍の称号でもある「火影」を目指すべく、日々鍛錬し、命を危機にさらす事件に巻き込まれながらも仲間と困難を乗り越えて成長する姿を描いた物語である。本作はかなり多くのキャラクターが登場するが、1人ひとりにそれぞれの考え方があり、成長があり、人生があり、個性がハッキリとしているため、魅力溢れるキャラクターの多い作品となっている。物語の核心が明かされ始め、「うずまきナルト」とライバル「うちはサスケ」のそれぞれの因縁が佳境に差し迫る。本編が熱い盛り上がりを見せる中でオープニングテーマに起用されたのは、「FLOW」の「Sign」。本編の展開や映像もさることながら、歌詞に込められた強いメッセージ性とここ1番の盛り上がりに、もれなく涙必至の楽曲となっている。
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!