『けものフレンズ』図鑑!「オオアルマジロ」編75 Pt.

TVアニメ『けものフレンズ』に登場するキャラクターをご紹介。今回ピックアップするフレンズは、被甲目アルマジロ科オオアルマジロ属オオアルマジロの「オオアルマジロ」。生物学上の物も紹介しながら、彼女の生態をご紹介していこう。

和名：オオアルマジロ
学名：Priodontes maximus
分類：被甲目アルマジロ科オオアルマジロ属
分布：アルゼンチン北部、コロンビア南部、ブラジルなど
体長：約75cm～100cm
食べ物：アリ、シロアリ、昆虫、クモ、ミミズ、ヘビなど

名前の通り、アルマジロ科の中で最大の大きさを持っている種で、全身を体毛が変化した鱗甲板で覆われ、頭部にもまた卵型の鱗甲板がある動物。生息地は標高500m以下の地域にある森林やその周辺のサバンナなどで、地面に巣穴を掘って生活しており、夜行性の為日中は穴の中で休んでいるのがほとんど。元々は昼行性だったが、乱獲が原因で夜行性に変化したのではとも言われている。
2日に一つというペースで掘られる「オオアルマジロ」の穴は、深さ5m以上にも達するとされており、主に採食や寝床、休憩場所といった使われ方をしている。更にそれらの穴は他の動物にとっても良い隠れ家や休憩場所、採食場所となっているそうで、「オオアルマジロ」は様々な生き物にとって重要な生息環境を作り出している種であるとも言われている。

「へいげんちほー」に住まう「ヘラジカ」率いるチームの一員で、鱗甲板を模した帽子や肩のプロテクターが特徴的なフレンズ。明るく元気な性格の女の子で、会話の端々からも無邪気さが伝わって来るが、同時に「ヘラジカ」といった目上の相手に対して敬語を使うといった常識も持ち合わせている。
元々の動物が「オオアルマジロ」であるだけに、戦闘においては攻めよりも守りの方が上である彼女。しかし、ライバルの「ライオン」チームとの戦いでは、リーダーである「ヘラジカ」が馬鹿正直に真正面から相手に突っ込んでいく戦法しか持ち併せていなかった為、それまでその防御力が披露される事は全くもって無かった。また当人も自身の特性については全く気が付いていなかったようで、作中「かばん」から得た作戦を実行する中でようやくその事を知り、「守りに徹するとこんなに頑丈だったのか!」と驚きを露わにしていた。