友情と恋愛、どちらかだけなんて選べない!オススメ青春漫画5選53 Pt.

誰もが過ごしてきたであろう、あるいは過ごすことになるであろう青春。友人関係で悩んだり、恋愛問題で悩んだりと、青春の中で苦悩しながらも人は成長を遂げていく。今回は、そんな友情にも恋愛にも一生懸命な主人公たちが登場する漫画を紹介していく。

作成日時:2019-10-18 10:00 執筆者:マンガペディア公式

友情と恋愛、どちらかだけなんて選べない!オススメ青春漫画5選

出典:集英社


『思い、思われ、ふり、ふられ』

『思い、思われ、ふり、ふられ』

出典:集英社

市原由奈(ゆな)と山本朱里(あかり)という、正反対の恋愛観を持った2人のヒロインの恋模様を描いた青春ラブストーリー。由奈は、幼い頃に見た絵本の王子様のような容姿をしている朱里の義弟・山本理央に恋をしていた。一方の朱里は、自分の好みのタイプではないのに由奈の幼馴染・乾和臣(いぬいかずおみ)のことが気になって仕方がない。同じ高校に入学した4人の友情と恋心は、思春期真っただ中で複雑に絡み合っていく。2020年5月に劇場版アニメ化、2020年8月に実写映画化。

恋愛経験ゼロで夢見がちな少女・由奈と、現実的かつ積極的に恋をする朱里。2人はひょんなことから友達になったのだが、由奈の初恋相手である理央は、同い年の義姉である朱里に恋心を抱いていた。理央は中学生の時から朱里が好きだったが、親同士の再婚で家族になってしまったために、告白できなくなったのだ。その経緯を知った由奈は理央を応援することに決めるが、朱里はどんどん和臣に惹かれていく。そこへ元カレが登場し、波乱の展開に。恋愛や友情、家庭問題で悩みながら、お互いの考えを認め合い、徐々に仲を深めていく4人をずっと見守りたくなる作品だ。


『日々、青春。』

『日々、青春。』

出典:小学館

主人公の大道由利(だいどうゆり)と、かつての親友・一葉(かずは)との友情を生々しく描いた青春漫画。由利と一葉の関係は、“ある真実”が明らかになったことで、完全に壊れてしまった。ある事件から由利の心には、一葉からの「赦してほしければ、高校三年間で赦すほどの価値がある人間なのか証明してみせろ」という言葉が刺さったままでいる。一葉の赦しを得たい由利は、入学した櫻谷(さくらたに)高等学校で、善良そうな友達を作ろうと奮闘する。

自分の価値を証明したい由利は、真面目で正しそうな友達を作ることに励む。由利はいわゆる元ヤンキーで、中学3年生の時にバイクで事故に遭い、1年留年しての高校進学だった。そのことを隠さずに自己紹介して、最初は受け入れられていたのだが、新しい友達は一瞬で由利から離れていってしまった。入学式翌日の校内案内の際に、屋上で授業をサボっていたクラスメイトの男子・地尾(ちお)に腕を掴まれ、とっさに声を荒らげてしまい、周囲から怖がられてしまったのだ。しかし、この地尾という存在が物語を大きく動かしていく。うまくいかない日々に悩みもがき苦しむ由利と、自分が傷つけてしまった一葉と、自分を信じてくれる地尾。3人が紡ぐ青春の結末を、その目で見届けてほしい。


『あたしの!』

『あたしの!』

出典:集英社

幼馴染の“あここ”こと関川あこ子と充希(みつき)の2人が、同じ人を好きになってしまう学園恋愛青春漫画。あここと充希が惚れたのは、同じ高校のトップグループに属する超人気者で、ミスターコンテストでも優勝するほどのイケメン・御供(みとも)直己。1学年先輩だったが、サボりと期末試験日の交通事故のために留年し、2年生に進級したあここのクラスメイトになった。憧れの直己が身近な存在になり、恋心がヒートアップしたあここは、充希に直己に本気で恋をしたことを告げる。

主人公のあここは、元気者で隠し事を嫌う何にでもまっすぐな女の子。小学3年生からの付き合いの充希とは一緒にいて楽な相手であり、たまにイラッとしたりもするが、一番気を遣わずに過ごせる関係だ。充希はあここと正反対の性格をしており、「ノリが軽い人は好みじゃない、モテる人は信用できない」と言い、「直己のことは好きではない、あここの恋を本気で応援する」と言い張っていた。しかし、実は直己に恋をしており、2人はライバル関係に。そして激しい火花を散らしていくこととなる。直己はあここと充希のどちらを選ぶのか、あここと充希は友情と恋愛のどちらを取るのか。女の本音が炸裂し、ぶつかり合う姿が恐ろしくも面白い。


『ともだちのうた』

『ともだちのうた』

出典:講談社

アカネこと山岸茜と、フミこと水野ふみの友情を軸に、夢や恋心を描いた青春少女漫画。女子高生・アカネは、幼い頃から歌手を夢見てトレーニングに励むなど、努力を重ねてきた。ある日、屋上で発声練習をしようとしたアカネは、同じクラスに転校してきたフミが歌っているところに遭遇し、その歌声に聞き惚れる。おとなしそうでアカネとは真逆のタイプに見えたフミだったが、好みのタイプや趣味が合致した2人はすぐに意気投合。親友になった。

純粋に、フミの声をもっとたくさんの人に聞いてほしいと思ったアカネは、自分の通っているボイストレーニング教室にフミを誘い、「一緒に歌手を目指して頑張ろう」と励ます。フミにとってアカネは、どんな時でも勇気をくれる掛け替えのない存在となり、また、歌の練習ばかりで深く人と付き合ってこなかったアカネにとっても、フミは大切な人となった。ところが、そんな2人は皮肉にも同じ人に恋をしてしまう。歌手になるという同じ目標に向かって切磋琢磨していた2人なのに、恋によって亀裂が生まれ、どんどんと夢への道にも大きく差が開いていってしまう展開がつらい。キラキラ輝く青春時代がまぶしくも、別の方向へ歩んでいくことになる2人が切ない作品だ。


『恋降るカラフル~ぜんぶキミとはじめて~』

『恋降るカラフル~ぜんぶキミとはじめて~』

出典:小学館

主人公の小川麻白(ましろ)と結城青人(はると)の恋愛を描いた少女漫画。麻白が生まれ育った瀬戸内海に浮かぶ島と、高校生になってから転校してきた東京都を舞台に、甘酸っぱい恋愛が繰り広げられる。小学6年生の頃、島へ遊びに来ていた青人と偶然出会った麻白は、運命を感じて恋に落ちる。その4年後、祖母と暮らすために東京へ引っ越してきた麻白は、彼と同姓同名の美少年を見かけてとっさに声を掛けるが、「人違いだ」と冷たくあしらわれてしまう。

島育ちの麻白は、転校先である東京の彩高(いろこう)で浮いてしまっていたが、ひょんなことから桜居姫乃という友達ができた。姫乃を通じて、青人やその友人の自由(みゆ)、大也(だいや)とも交流するようになった麻白。どんどん青人に惹かれていき、しかも4年前に出会った初恋の相手とやはり同一人物だったことが判明する。麻白と青人の関係はどんどん良い方向へ進展していき、麻白は浮かれるも、実は姫乃も青人のことが好きだったことが発覚。姫乃が振られるところを偶然見てしまった麻白は、友情と恋愛感情の板挟みに。その上、自由も麻白に惚れてしまい、それぞれの恋心が複雑に絡み合っていく。少しずつだが確実に距離を縮めていく麻白と青人に、胸キュン必至の作品だ。


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