グランメゾンむらさきばし

グランメゾンむらさきばし

東京都三鷹市にあるアパートグランメゾンむらさきばしを舞台に、住人たちの日常や恋愛を描いた群像劇。

正式名称
グランメゾンむらさきばし
ふりがな
ぐらんめぞんむらさきばし
作者
ジャンル
日常
関連商品
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概要・あらすじ

息子の光が生まれてすぐ離婚し、父子家庭で光を育ててきた青亀。彼の住むアパートグランメゾンむらさきばしは気のいい住人が多く、震災を契機に皆がよく集まって交流を持つようになっていた。そんなある日、新しく引っ越してきた山吹美穂に好意を持つ青亀だったが、彼女はシングルマザーで、20歳の息子竜丸がいた。

登場人物・キャラクター

青亀 理 (あおがめ )

グランメゾンむらさきばし103号室に、息子の光と二人で住む38歳の男性。「ハナミュージック」という会社で働いている。息子の面倒を見るため、短時間勤務を行い、家事や炊事等もこなしている。104号室に引っ越してきた山吹美穂にはほぼ一目惚れをし、遠回しながらアタックを繰り返す。年をとった猫を二匹飼っている。

山吹 美穂 (やまぶき みほ)

グランメゾンむらさきばし104号室に引っ越してきた39歳の女性。外見はとても若々しい。フラワーデザインを職業にしている。19歳の時にシングルマザーのまま竜丸を産み、育ててきた。息子が20歳になり、子離れしようと考えて独り暮らしをはじめた。竜丸の父親であるゴローとは、ある程度連絡を取っている様子。 青亀に好意を寄せられるが、やんわりと拒絶し続けている。料理は上手くない。

竜丸 (たつまる)

山吹美穂の息子。20歳。大学を辞めて働いていたが、その仕事も辞めてグランメゾンむらさきばしに転がり込んできた。当初は母親のところにいたが、光と遊んで仲良くなったことから、青亀の103号室で同居を始める。料理が上手い。光の通っていた「学童保育くりの木」で働き始める。

青亀 光 (あおがめ ひかる)

青亀の息子。小学1年生。放課後は「学童保育くりの木」に通っている。サッカーの練習をきっかけに、竜丸と仲良くなり、彼に懐く。

藤井 (ふじい)

グランメゾンむらさきばし105号室に娘のみはると二人で住んでいる女性。夫は単身赴任に出ている。世話好きな性格。酒好きで、宴会好き。よく太極拳をしている。

藤井 みはる (ふじい みはる)

藤井の娘。中学二年生。髪の毛をツインテールに結んでいる。運動神経がよく、料理もできる。竜丸に思いを寄せている。トーべ・ヤンソンの小説が好き。

メルセデス

グランメゾンむらさきばしに住むフランス人男性。51歳。語学教師。テラスが広い部屋に住んでいることや、料理が上手でもてなし好きであることから、アパートの住人たちがよく彼の家に集まっている。

胡桃沢 はるみ (くるみざわ はるみ)

グランメゾンむらさきばし101号室に住む男性漫画家。34歳だが、外見は非常に老けている。描いているのは少女漫画で、恋愛ものを得意としている。代表作は『星降る夜のドーナツアドベンチャー』。よく玄関先で煙草を吸っては吸殻をそのままにしてしまい、藤井に怒られている。

紅葉谷 貴子 (もみじだに たかこ)

22歳の女性。青亀が務めている「ハナミュージック」という会社でアルバイトをしている。会社の上司である日野と不倫関係を持っていた。青亀に興味を持ち、青亀に積極的に迫るようになったことから、グランメゾンむらさきばしの住人たちと交流を持つようになる。胡桃沢はるみのファン。

赤星 マコト (あかぼし まこと)

青亀の友人男性。美大の講師をする傍ら、画家としても個展を開くなどの活動をしている。息子の翔馬が1歳の時に妻を亡くしている。「学童保育くりの木」のイベントで山吹美穂と出会い、彼女に惹かれる。煙草はゴロワーズを吸っている。

ゴロー

竜丸の父親。山吹美穂に妊娠を告げられるが、「ひとりで育てられそうだから」と言って籍を入れることもなく別れた。日本に家はなく、カメラマンとして世界を周っている。美穂からは「ゴローくん」と呼ばれているが、病院に入院した際は看護師等から「黄(ファン)さん」と呼ばれている。

光の母 (ひかるのはは)

光の母親で、青亀の元妻。光を産んですぐ、青亀と別れた。影ながら光の成長を見守っており、家を買って光を引き取るための部屋を用意していた。

日野 (ひの)

青亀が務めている「ハナミュージック」という会社の社員。既婚者であるが、アルバイトの女性に次々と手を出している。紅葉谷貴子とも付き合うが、青亀に惹かれた貴子が離れていったことに怒る。

場所

グランメゾンむらさきばし

東京都三鷹市むらさきばし交差点から少し入ったところにあるアパート。

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