あずみ

あずみ

江戸時代初期に泰平の世の築くため、暗殺集団の一人として育てられた少女あずみと、その仲間たちの闘いと苦悩を描いた長編時代劇漫画。小山ゆうの代表作の一つ。第43回小学館漫画賞青年一般部門受賞。

概要

戦国時代、内乱を起こそうとする者たちを暗殺するため、密命を受けた小幡月斎(爺)の手によって、少女あずみを含む10人の子どもたちが刺客として養成されていた。そして、剣の達人となったあずみは、共に育てられた仲間たちと、純朴なまでの従順さで小幡月斎(爺)に仕向けられるまま殺戮を繰り返していく。だが、自らの過酷な運命に疑問を抱き、苦悩しながら刺客としての使命を全うしていく。

登場人物・キャラクター

主人公

『あずみ』の主人公で、師である小幡月斎(爺)によって凄腕の刺客に育てられた少女。無垢で無邪気な性格で、師の言うことは絶対とまで信じる純粋さを持つ。それゆえ、暗殺者として人を殺すという使命と役割は淡々と... 関連ページ:あずみ

主人公あずみを含む10人の子どもたちを、精鋭の刺客として育て上げた老人。幾多の戦を生き抜いた剣の達人でもある。天下太平の名の下に、南光坊天海から受けた命をあずみたちに指示していく。南光坊天海への忠誠心... 関連ページ:小幡 月斎

徳川家康に仕える、天台宗の大僧正。天下泰平のため、小幡月斎(爺)に密命を送っていたが、小幡月斎(爺)の死後はあずみに直接命を与え、庇護する。詳しい素性は謎に包まれており、生年もハッキリしていない。一目... 関連ページ:南光坊 天海

小幡月斎(爺)によって育てられた少数精鋭暗殺集団の一人。小柄で二刀を器用に使いこなす。明るい性格だが、口が悪い。繋がった眉毛が特徴的。性のことに関心を持っているが、それらを教わらず生きてきたゆえ、悶々... 関連ページ:ひゅうが

小幡月斎(爺)によって育てられた少数精鋭暗殺集団の一人。常に冷静に物事を判断できることから、小幡月斎(爺)から理想の戦士になるだろうと期待されていた。あずみに好意を抱いていた。 関連ページ:うきは

小幡月斎(爺)によって育てられた少数精鋭暗殺集団の一人。性格は素朴で素直。加藤清正暗殺の際、甲賀忍者より受けた毒により息絶えてしまう。 関連ページ:あまぎ

井上勘兵衛に仕えていた忍者。鼻がとても利き、血の臭いも嗅ぎ分けることができる。あずみとは敵対関係にあったが、井上勘兵衛の死後、南光坊天海に出会い、あずみと共に働くことを決意する。 関連ページ:飛猿

加藤清正の側近。幼少期、徳川家康によって両親と姉を惨殺されたことにより、復讐を生涯の目的としている。大坂城落城の際、徳川本陣に単独で斬り込んだことで半身に火傷を負ってしまう。同名の実在人物をモデルにし... 関連ページ:井上 勘兵衛

柳生宗厳の五男。徳川三代に仕え、柳生新陰流を伝授する。二代目将軍徳川秀忠の参謀として仕える。あずみを利用して徳川家康を暗殺させようと目論んでいたが失敗。以後はあずみを暗殺するため、次々と刺客を差し向け... 関連ページ:柳生 宗矩

柳生の里では有名な剣士。柳生江戸道場の師範代たちに一本も取らせず、すべてを打ちのめしたほどの天才。終生の宿敵と思っていた松井凛太郎、竜虎、貢喬助に打ち勝ったあずみに興味を抱く。肺の病により命が残り僅か... 関連ページ:倉石 左近

弟を殺されたことにより、一時期あずみらと共に旅をすることとなった少女。控えめで優しく、常に他人を優先する性格。あずみらと別れた後は母親の住む丹後へ行く行き、女郎として働くこととなる。 関連ページ:やえ

真田幸村が放った刺客。居合抜きの達人で、暗殺集団の一人ひゅうがを殺害し、小幡月斎(爺)にも重傷を負わせる。女装をし、言葉遣いも女性のように振る舞う。自惚れている相手をじわじわ痛めつけて殺すという非情な... 関連ページ:最上 美女丸

武家に生まれた次男。剣よりも学問を志し、師である烏丸天山と共に諸国を旅する夢を持つ。あずみに心惹かれ、あずみも思いを寄せていた。 関連ページ:真弓 俊次郎

道々の輩の中心人物で、真弓俊次郎が師としている人物。技術や知識を交流させて産業を発展させるため諸国を渡り歩く。一行からは先生と呼ばれている。 関連ページ:烏丸 天山

柳生宗矩が放った刺客。騙し討ちが得意であずみに近付き共に旅をすることとなったが、徐々にあずみに心を惹かれていく。男の体だが、女の心を持っている。 関連ページ:きく

南光坊天海の部下としてあずみらの仲間に加わった男性。一度顔を見た人間を絶対に忘れないという特技を持っており、その人間がどんなに変装をしていても瞬時に見破ることができる。この特技を生かし、伊達政宗らの謀... 関連ページ:兵介

南光坊天海の部下で、あずみと共に働く青年。故郷の道場では敵なしの腕前だが、人を斬った経験はない。あずみと共に生活することで徐々に好意を抱くようになり、使命を全うすることよりも彼女を守ることを優先するよ... 関連ページ:金井 虎之助

南光坊天海の部下で、あずみらと共に働く青年。金井虎之助とは幼馴染で、剣の腕前も引けを取らないが、実際に人を斬った経験は全くない。あずみに思いを寄せつつも、南光坊天海からの使命を全うする。 関連ページ:立花 彦四朗

雪国の領地で暮らす宣教師の落とし子。雪国の領地ではキリスト教の教祖として崇められており、普段は断絶された山谷の地に住んでいる。雪国の領地では彼に逆らう人間は一人としていないほどの信頼を得ている。人を殺... 関連ページ:小西 静音

小西静音の双子の兄弟。雪国の領民たちは彼らが双子であることを知らないため、どちらのことも静音様と呼んでいる。これを利用して、奇跡に見えるトリックを仕掛けたりし、領民からの信頼を得ている。性格は残虐で、... 関連ページ:小西 忠音

奥州の雄として勇名を馳せた戦国武将。独眼竜とも呼ばれている。天下統一の野望を持ち、黄金を持っていることで豊臣秀吉や徳川家康に抗っていたことで有名。徳川による天下泰平に不満を持っていたため、自軍の忍たち... 関連ページ:伊達 政宗

作州宮本村で生まれた高名な剣士。飯屋で偶然出くわしたあずみを剣技したことから興味を引かれ、以降はあずみと立ち合うことを目的として追いかける。どこかへ士官するすることも目的としており、一時は伊達政宗に仕... 関連ページ:宮本 武蔵

十二歳の時、小幡月斎に声をかけてもらい、以来六年間傍で仕えていた男性。南光坊天海からあずみを無事甲斐までお連れせよとの命令されたことによりあずみと出会う。身体が大きく、餅が大好物。紋という馬と共に行動... 関連ページ:豪山

豪山を追いかけてきた女性。豪快な性格で、巨乳。強い男性と結婚し、父の営む剣道場を継ぐことを使命としている。道場の腕の立つ者をことごとく投げ飛ばしたことから豪山のことを気に入り、子を作ることを決めた。 関連ページ:万様

場所

下谷の村

かつて忍者として働いた者たちが暮らす村。あずみらの忍び技は、ここに住む弥衛門に教わったもの。忍びの訓練場もあり、忍びたちが家族を作って暮らしていたが、あずみら暗殺集団によって一人残らず抹殺された。 関連ページ:下谷の村

大坂城

太閤秀吉の遺児である豊臣秀頼が城主として治める城。徳川家康の孫娘である千姫や、太閤秀吉の側室である淀の方もここに滞在していた。後に徳川家康らによって焼き払われる。 関連ページ:大坂城

京都

あずみが毘沙門天らを一掃した後に訪れた地。小幡月斎(爺)を師と仰ぐ西田弁蔵と出会い、寺にかくまわれながら刺客と戦うこととなる。ここであずみは初めて南光坊天海と出会う。 関連ページ:京都

雪国の領地

街道から遠く離れ、深い山々に囲まれている領地で、冬は厳しい雪に閉ざされている。徳川幕府に知られてはならない秘密を抱えていたため、他国から侵入しようとする者や、領地から出ようとする者を厳しく詮議し阻んで... 関連ページ:雪国の領地

庭内

荒くれ者たちが集まる巣窟。食いつめ浪人が集まり、また逃げ出していく場所でもある。女郎屋や博打場などがあり、ここ一帯をお鏡なる女親分が取り仕切っている。 関連ページ:庭内

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