概要・あらすじ
あまから城のお姫様あんみつ姫は、お転婆ではねっかえりな元気な女の子。時に茶坊主のまんじゅうをお供にお城を抜け出したり、家庭教師のカステラ先生をからかって授業をさぼろうとしたり、姫の行くところ騒動が絶えない。
登場人物・キャラクター
あんみつ姫 (あんみつひめ)
あまから城に住むまだ幼いお姫様。お転婆ではねっかえりで、少々わがまま。運動は得意だが、勉強、お裁縫は苦手。城下へお忍びで遊びに行くのが楽しみ。いつも振袖を着用している。
あわのだんごの守 (あわのだんごのかみ)
あんみつ姫の父であり、あまから城の城主。のんびりとした温和な性格。鬚が薄いのを気にしている。三色串だんごの紋入り羽織を着用している。
しぶ茶 (しぶちゃ)
あんみつ姫の母。良妻賢母ではあるが、少し口うるさいところもある。お転婆なあんみつ姫に手を焼いている。
甘ぐりの助 (あまぐりのすけ)
あわのだんごの守の小姓。あんみつ姫と年が近く、遊び相手でもある。真面目で努力家。栗の紋入り裃を着用している。
まんじゅう
茶坊主。あんみつ姫の遊び相手であり、騒動に巻き込まれることが多い。城下に父が住んでおり、休みには親孝行をしに家へ帰る。姓は「甘井」。
しお豆 (しおまめ)
まんじゅうの弟で、茶坊主見習い。召し抱えられてからまだ間もないため行儀作法がなっておらず、まんじゅうに気を遣わせる。
カステラ先生 (かすてらせんせい)
あまから城城下に滞在するアメリカ人で、あんみつ姫の英語の先生として迎え入れられる。英語を教えるだけでなく、本国から送られた品々で異国の文化を教えることも。金髪と高い鼻が特徴。勉強のみならず運動も得意で、実は腕力も強い。
せんべい
あまから城の門番。大柄で腕っ節が強い。いつもは城門で見張りに立っているが、力仕事の際には駆り出されることもある。
おはぎの局 (おはぎのつぼね)
あまから城の腰元を束ねるお局。まんじゅうの父に頼まれ、しお豆を茶坊主として迎え入れるなど、面倒を見ている。
きなこ
あまから城の腰元の一人。あんみつ姫がお忍びで城下へ抜け出す際に、身代わりにされることもある。腰元は他に、だんごしるこかのこあんこ等が存在する。
小倉ようかん (おぐらようかん)
あまから城城下に住む行儀見習いの先生で、かつてはあわのだんごの守も教えていた。立派なひげが特徴。妻おこしとともに、あんみつ姫に行儀作法を教える。
イタチョコ
パルパルン国からやって来た異国の発明家。嵐によりあまから城城下に流れつき、国から迎えの船が来るまでの間、しばらく城下に滞在する。不思議な発明品であまから城に騒動を起こす。日本語は話せず、通訳兼助手のカリントウを連れている。
場所
あまから城 (あまからじょう)
あんみつ姫らの住む、架空の城郭。漢字表記は甘辛城。モデルは江戸城。
あまから城下 (あまからじょうか)
あんみつ姫らの住むあまから城の城下町。だんご屋やおしるこ屋などの甘味処が多く登場する。モデルは江戸城下。