うたかたダイアログ

うたかたダイアログ

とある街のショッピングモールを舞台に、ドラッグストアでアルバイトする女子高生の宇田川あずさと、そのアルバイト仲間である男子高生の片野優太を中心とした人々が繰り広げる、青春日常ラブコメディ。「ザ花とゆめ」2016年12月1日号に第1話が掲載されたのち「花とゆめ」と「ザ花とゆめ」の2誌とWEBコミック「マンガPark」の合計3媒体で不定期に連載され、最終話は「マンガPark」で2019年1月2日に公開された。

正式名称
うたかたダイアログ
ふりがな
うたかただいあろぐ
作者
ジャンル
ラブコメ
 
日常
関連商品
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あらすじ

第1巻

ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」にあるドラッグストア「ドラッグわかば」で働く高校1年生の宇田川あずさは、ある日盗撮に遭い、困っていたところを、アルバイト仲間の片野優太に助けられる。優太は長身で金髪という派手な容姿に加え、接客態度があまりよくないため周囲から恐れられていた。しかし、実際は正義感が強く、心優しい性格の持ち主だったのである。ぜひお礼をしたいと考えたあずさは優太を食事に誘い、二人はこれをきっかけに親しくなっていく。しかし、あずさは気づいていなかったが、優太はかねてからあずさに思いを寄せていた。優太はあずさとの何気ない会話を深読みしては自分達の将来を妄想して一人盛り上がる、非常にロマンチックな性格だったのである。そんなある日、優太はモール内の店舗「コロッケのももせ」の経営者の百瀬愛子から、店の「コロッケ大使」となり、宣伝活動を手伝ってほしいと頼まれる。あずさは愛子が優太に思いを寄せているのではと思うあまりつい反対してしまうが、実は愛子は既婚者であった。こうして優太は晴れて「コロッケ大使」に就任し、あずさはなぜこんなに自分が焦ったのかは理解できないまま、愛子が優太狙いではなかった事に、内心安堵するのであった。

第2巻

宇田川あずさ片野優太が高校2年生になった夏のある日、あずさは、初めて友人とカラオケに行くという優太の練習に付き合う事になった。二人は楽しい練習時間を過ごすが、当日、優太はそのカラオケが友人達だけで遊びに行くのではなく、実際は他校の女子達との合コンであった事を知る。さらに優太は、その現場をあずさに目撃されてしまう。翌日のあずさは冷たく、優太はあずさに嫌われたのではないかと落ち込む。しかしあずさは、優太が初対面の女性と盛り上がれるとはとても思えず、失敗して落ち込んでいるに違いないと、気を遣っていただけであった。優太はこれに安堵しつつも、異性として意識されていない事に悲しむのだった。そんな中、「ドラッグわかば」は緑丘中学校の職場体験授業に協力し、あずさの妹である宇田川たまみを迎える事になる。きまじめで不良嫌いのたまみは、派手な容姿の優太を見て警戒するが、いっしょに働くうちに心を開き、職場体験が終わる頃には、優太とたまみは少しだけ親しくなる。さらに優太は同時に、あずさとたまみの弟である宇田川いつきとも距離を縮めるのだった。

第3巻

春になり、宇田川あずさ片野優太は高校3年生に進級した。そんなある日「ドラッグわかば」に、新しいアルバイトとして、大学生の加賀美颯人がやって来る。颯人はいわゆる意識の高いタイプで、あずさと優太は、颯人の上から目線な発言に辟易しつつも、先輩アルバイトとして彼を指導していく。その直後、二人は颯人が母親と電話しているところを目撃する。颯人は地方出身だが、新しい知り合いの前では標準語で話して格好をつけていた。しかし実は、家族とは方言で話し、好きな食べ物は地元の名産である芋けんぴという、庶民的な男性だったのである。これによって二人は颯人に対する理解を深め、素の自分を知られた颯人もまた、以前より自然に接して来るようになるのだった。こうして春は過ぎ、あずさと優太は受験勉強に集中するため、夏休みを機にしばらくアルバイトを休む事になる。あずさと優太はアルバイト以外の接点がないため、優太はしばらく梓に会えないのだろうかと寂しくなる。しかし、それはあずさも同じであった。二人はたとえ勉強で忙しくとも、時間を見つけていっしょに過ごそうと約束し、二人の本命である、丘市立大学合格に向けて、必死に勉強するのだった。

コラボレーション

本作『うたかたダイアログ』の第2巻には、室井大資の『秋津』との描きおろしコラボレーションコミックが収録されている。こちらは、『秋津』の主人公である秋津薫が、漫画制作のネタを仕入れに宇田川あずさ片野優太が働く「はなマート 緑丘モール」にやって来るが、強面で服装も一風変わっているせいで二人に不審者と勘違いされてしまうというもの。漫画は室井大資が手掛けており、薫はもちろん、室井大資が描いたあずさと優太も見る事ができる。

登場人物・キャラクター

宇田川 あずさ (うたがわ あずさ)

高校1年生の女子。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っているドラッグストア「ドラッグわかば」で働く。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、青みがかった黒のショートカットにしている。中性的な雰囲気のため、男性と勘違いされる事がある。清水カヨ子からは「宇田ちゃん」、同級生には「宇田やん」と呼ばれている。落ち着いた性格のしっかり者で、感情があまり表に出ない。しかし、とっつきにくいというわけではなく冗談好きで、片野優太とはよく漫才のような会話を繰り広げている。また、時に予想もつかない行動を取る事があり、優太からは几帳面と破天荒の両極端を行き来していると評されている。仕事は非常に丁寧で接客態度もよく、ほかの店員達からの評判もいい。高校1年生のある日、アルバイト中に客から盗撮され困っていたところを優太に助けられたのを機に親しくなり、よくいっしょに過ごすようになる。次第に優太に思いを寄せるようになっていくが、宇田川あずさ自身にはその自覚がない。そのため、優太がほかの女性と親しくしているとつい焼きもちを焼いてしまうが、なぜ自分がそんな気持ちになるのかは理解できずにいる。家はあまり裕福ではなく、あまり贅沢なものや華美なものは好まない倹約家。

片野 優太 (かたの ゆうた)

高校1年生の男子。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っているドラッグストア「ドラッグわかば」で働く。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした金色のウルフカットにしている。背が高く、髪も金髪という派手な容姿に加え、アルバイトを始めたばかりの頃は接客態度がやや乱暴だったために、周囲から恐れられていた。しかし、実際は正義感が強く親切で、傷つきやすい繊細な性格をしている。また妄想癖があり、ロマンチストでもある。客に攻撃的な態度を取ってしまうのも、客がお一人様1点までの商品を2点以上買おうとしていたり、店員が強く出られない事を利用して盗撮したりしているなどの行為をとがめた、正当な理由があるものだけである。さらに、実はアルバイトに無遅刻無欠席という、模範的な一面もある。高校1年生のある日、父親の片野康孝が再婚に向けて自宅のリフォームを始め、あまりにも工事の音がうるさくて家にいられないという理由で「ドラッグわかば」でのアルバイトを始める。そのため、リフォームが終わり次第やめるつもりだったが、周囲から浮いていた自分に唯一ふつうに話しかけてくれた宇田川あずさに思いを寄せるようになり、続ける事にした。あずさと親しくなった頃は家族仲が芳しくなかったが、次第にコミュニケーションを取るようになり、改善されていく。ファッションセンスには欠け、いつも変な服装をしている。

宇田川 たまみ (うたがわ たまみ)

緑丘中学校に通う女子。宇田川あずさの妹で、宇田川いつきの姉。前髪を目の上で切り、肩につくほどまで伸ばしたセミロングヘアを、頭の低い位置で二つに結んだおさげにしている。あずさからは「たまちゃん」と呼ばれている。まじめで正義感の強い性格。男子全般があまり好きではなく、特に不良男子には容赦がない。あずさ達が高校2年生の秋、学校の職場体験授業で3日間「ドラッグわかば」で職場体験をする事になる。その際、あずさからよく話を聞いていた片野優太とついに出会うが、あずさが特に性別を明言していなかったためにずっと優太を女性と勘違いしており、実際は男性であった事に驚く。さらに、優太を自分が毛嫌いする派手で不まじめな男性ではないかと思い込み、警戒する。しかし、3日間いっしょに働くうち誤解が解け、少し優太と親しくなって「ドラッグわかば」を去った。その後も優太とはあずさといつきが親しいのもあり、よく顔を合わせるようになる。中学では生徒会役員も務めており、校則の緩和などに向けて非常に積極的に活動している。そのため、優太には維新志士のような働きぶりだと評されている。

宇田川 いつき (うたがわ いつき)

小学生の男子。宇田川あずさと宇田川たまみの弟。前髪を目の上で切った短髪にしている。明るく元気な性格。片野優太とも、すぐになかよくなった。あずさ達が高校2年生の秋、ちょうどたまみが「ドラッグわかば」で職場体験をしていた頃は、学校のお楽しみ会のためにあやとりの練習をしていた。これが優太やたまみにも伝播し、宇田川いつきの周囲で一時期ちょっとしたブームとなった。

片野 康孝 (かたの やすたか)

片野優太の父親。前髪を目の高さまで伸ばして真ん中で分けた短髪で、眼鏡をかけている。まじめで凝り性な性格で、感情があまり表に出ない。優太が幼い頃に母親と離婚し、それからは優太と二人暮らし。しかし、優太が高校1年生の頃に朝倉真澄との再婚を決意し、自宅のリフォームを始める。この工事の音があまりにもうるさく、とても家にいられないという理由で、優太はアルバイトを始めた。優太とは仲が悪く、真澄と再婚したあともどうコミュニケーションを取ればいいのかわからずにいた。そのため、優太が「ドラッグわかば」で働いている事も、しばらくのあいだまったく知らずにいた。しかし、優太が宇田川あずさと親しくなり、アルバイトにもなじめた事で精神的に成長したのをきっかけに、少しずつ関係を修復していく。一度妻に逃げられてしまっている経験から、真澄とはいい関係を築きたいと考えている。そのため、真澄が越して来る際は自宅のリフォームに力を入れすぎたり、再婚後も真澄が気に入ったパンケーキを自作しようとしたりするなど、非常に気遣っている。

片野 真澄 (かたの ますみ)

片野康孝の再婚相手の中年女性。片野優太の義母にあたる。旧姓は「朝倉」で、再婚したあとも優太からは「朝倉さん」と呼ばれている。前髪を長く伸ばして左寄りの位置で分けて額を見せた、顎の高さまで伸ばしたボブにしている。明るくおっとりした性格の持ち主。やや天然気味なところがあり、優太が持っているダメージジーンズを、誤って破ったものだと思い込み、縫い合わせてしまうという、とぼけた一面がある。再婚当初は優太となかなか打ち解けられずにいたが、優太が宇田川あずさと出会い、アルバイトを通じて精神的に成長した事もあり、次第に親子らしくなっていく。

清水 カヨ子 (しみず かよこ)

女子大学生。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っている百円均一ショップ「can☆GO」で働く。文学部に在籍している。宇田川あずさとは同じモールで働く者同士仲がいい。前髪を目の上で切り、ロングヘアを頭の高い位置で一つに結んだポニーテールにしている。美人で親しみやすい性格だが、ややズレた天然気味なところがあり、スマートフォンで自撮りをするための自撮り棒を買おうとして誤ってさすまたを買い、その後買い直そうとして、今度は突っ張り棒を買ってしまうといった、ドジな一面がある。そのため、周囲からは残念な美人と評されている。片野優太とはあずさが優太と共に「can☆GO」に来店したのがきっかけで知り合い、すぐに優太があずさに思いを寄せている事を知る。二人の恋路を一歩離れて見守りつつも、優太があずさにアプローチできるように、たびたびちょっかいをかけている。

加賀美 颯人 (かがみ はやと)

大学1年生の男子。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っているドラッグストア「ドラッグわかば」で働く。宇田川あずさと片野優太が高校3年生の春に「ドラッグわかば」に入ったため、学年はあずさ達の一つ上だが、店では後輩にあたる。前髪を目の上で切って左寄りの位置で分けた短髪にしている。視力が悪く、時々眼鏡をかけている。あだ名は「かがみん」。大学進学を機に別の都市から緑丘に引っ越して来ており、それと同時期に「ドラッグわかば」で働くようになった。本来は土佐弁で話しているが、緑丘に来てからは標準語を使うようにしており、あずさと優太は、しばらく方言を話す事を知らなかった。美形でスマートな雰囲気なのに加え、何事に対しても意識が高く、流行に敏感で多趣味。しかし、そういった自分の強みをアピールしようとするあまり、上から目線での発言が多かったり、横文字言葉を多く使いたがったりと、格好つけすぎてしまうところがある。そのため、あずさ達は加賀美颯人が「ドラッグわかば」に入った当初は、どう接していくべきか困っていた。しかしある日、颯人が方言で母親と電話しているのを目撃したのをきっかけに、素の颯人を知られた事で親しくなった。

百瀬 愛子 (ももせ)

年齢不詳の女性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っているコロッケ店「コロッケのももせ」の経営者。前髪を眉が見えるように斜めに切り、ロングヘアを頭の低い位置で1本の三つ編みにしてまとめている。容姿が非常に若々しく、一見十代に見えるが、既婚者。穏やかでおっとりとした性格ながら商魂たくましく、商品そのものにも店の宣伝にも、日々さまざまな工夫を行っている。宇田川あずさ達が高校2年生の春、夫がモール内で見かけた片野優太を気に入り、ぜひ店の宣伝キャラクター「コロッケ大使」にしたいと言い出す。そこで百瀬愛子が「ドラッグわかば」まで直接交渉へ行った事で、あずさと優太と知り合った。その際、愛子の容姿が若々しすぎるために、あずさには優太に思いを寄せているのではと誤解されてしまった。しかし、既婚であるのを明かした事により誤解が解け、優太を正式に「コロッケ大使」として起用できる事になった。その後もあずさと優太との交流は続いており、二人が大学に合格した際には、特別なコロッケを振る舞った。

ZAPの店員 (ざっぷのてんいん)

若い男性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入った洋服店「ZAP(ザップ)」で働く。「ZAP」はなマート 緑丘モール店は宇田川あずさ達が高校1年生の冬にオープンしたため、モールの従業員としては、あずさ達よりも後輩にあたる。前髪を目が隠れないように左寄りの位置で斜めに分けたショートカットにしている。店がオープンしてすぐの日、買い物にやって来たあずさと片野優太と知り合う。そこで、服を選ぶのに苦戦している優太にアドバイスをした。その際あずさと優太が交際していると勘違いするが、優太は否定しなかったものの、あずさははっきり否定したため混乱した。優太の事は金髪の男性という形で認識しており、その後受験のために髪を黒く染めた優太に会っても、あずさに説明されるまで気づかなかった。

料理教室の先生 (りょうりきょうしつのせんせい)

中年の男性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」で行われた料理教室「親子で楽しむ! ふたりでいっしょにオムライス作り体験」の先生を務める。前髪を額が見えるほど短く切った短髪にしている。穏やかだが、面倒事を避けたがる性格。しかし、宇田川あずさの言った冗談に柔軟に合わせるといった、ノリのいい一面もある。料理教室当日、親子ペア限定のはずの教室に、どう見ても親子ではないあずさと片野優太がペアで参加している事に困惑する。そこで二人から、この教室が親子ペア限定であるとは知らない知人が、代わりに申し込んでしまった事を知り、仕方なく参加を認めてそのまま指導する事になる。

岡本 (おかもと)

既婚の女性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っているドラッグストア「ドラッグわかば」で働く。宇田川あずさと片野優太のアルバイト仲間でもある。前髪を長く伸ばして真ん中で分けて額を全開にし、ロングヘアを頭の低い位置で一つに結んでいる。あずさと優太が高校2年生の夏、夫と離婚してひとまず実家に戻る事になる。そこで店長に「ドラッグわかば」も退職する事を伝えるが、退職の理由をはっきり伝えなかったため、同僚達には夫の転勤が理由だろうと勘違いされてしまう。そのため一度は、餞別に急遽ペアで使うものをプレゼントされそうになるが、機転を利かせた優太が、個人的に買った別のものを急遽餞別として渡した事で問題は起きずに済んだ。

Charlie'sの店員 (ちゃーりーずのてんいん)

若い女性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」に入っている雑貨店「Charlie's(チャーリーズ)」で働く。前髪をカチューシャで上げて額を全開にし、顎の高さまで伸ばしたボブにしている。宇田川あずさと片野優太とは、同じモールで働いているが面識はなかった。しかし、あずさ達が高校2年生の夏、退職する岡本の餞別を買うために「Charlie's」に来店したのがきっかけで知り合う。そして、おしゃれな雑貨には疎い二人のために既婚女性向けのアイテムを勧めるが、二人が岡本が離婚した事を知らなかったため、夫婦ペアで使うものを勧め、買わせてしまった。優太の事は金髪の男性という形で認識しており、その後、受験のために髪を黒く染めた優太に会っても、あずさに説明されるまで気づかなかった。

早乙女 (さおとめ)

若い男性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」で働く。前髪を眉の高さで切った短髪にしている。爽やかで親しみやすい性格。モール内で数少ない美形の独身男性従業員であるため、女性従業員達から人気がある。宇田川あずさと片野優太が高校2年生の冬に開催されたモール内の定期清掃会では、参加者に焼き芋を振る舞おうと、焚火で焼き芋を焼いた。しかし失敗してしまい、それにいち早く気づいた部長がこっそり店で売っている焼き芋とすり替えた事で、真相を知らないまま事なきを得た。しかし、部長が買った焼き芋の本数が早乙女が最初に焼いた数よりも1本足りなかったために、少し混乱が発生する事となった。

部長 (ぶちょう)

中年の男性。ショッピングモール「はなマート 緑丘モール」のスーパー部門の部長を務める。前髪を目の上で切り、真ん中で分けた短髪にしている。体型はやせており、頰がこけている。穏やかで他人に気を遣う性格だが、羽目を外してはしゃぎすぎては身体を痛めている。「はなマート 緑丘モール」の節分イベントの鬼役を張り切りすぎて腰を痛めるなど、宇田川あずさが知るだけでも2回ケガをしている。あずさの祖父とは仲がよく、あずさの祖父がボランティアで開催している、子供に昔の遊びを教える会にも参加している。あずさと片野優太が高校2年生の冬に開催されたモール内の定期清掃会では、早乙女が参加者達に焼き芋を振る舞おうと焚火で焼き芋を焼いているのを目撃。しかし失敗した事に気づき、このままだと早乙女の厚意が台無しになってしまうと考え、スーパーで買った焼き芋とこっそりすり替えた。しかし、これにより結果的に部長が買った焼き芋の本数が早乙女が最初に焼いた数よりも1本足りない事となり、少し混乱が発生する事となった。

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