概要・あらすじ
大学の学食、うどんコーナーで働く35歳でバツイチの女性・村田チカは、毎日のように素うどんを食べていく男子学生・キノのことを意識していた。同時に、キノも自分に対して過剰なサービスをするチカのことが気になっていく。やがて二人は奇妙なすれ違いを通して徐々に近づいて行くが、ある日キノは所属するゼミの教師・田中真臣がチカの元旦那であることを知ってしまう。
登場人物・キャラクター
村田 チカ (むらた ちか)
大学の学食で働く女性。担当はうどん。美人でスタイルも良いが、35歳という年と周囲にいる女性が50歳代ということで、自分が「おばちゃん」ように見られているのではと気にしている。毎日のようにうどんを食べにくるキノが自分に気があるのではと思い、彼の前ではミスすることが増えてしまう。キノの担当教授・田中真臣は元旦那であり、彼のことをおみ君と呼ぶ。
キノ
大学で油絵を学ぶ21歳の青年。学食で毎日のようにうどんを食べ、そこで働く村田チカ と出会う。やがって自分を意識するチカに惹かれていくようになる。好物はうどんではなくカレー。
田中 真臣 (たなか まさおみ)
キノが所属する油絵科の教授。飄々とした性格で、元妻・村田チカとの仲も悪くなく彼女に学食の仕事を紹介した。
その他キーワード
素うどん (すうどん)
『うどんの女』に登場する料理。キノが通う大学の学食で提供されているメニュー。具は少ないが、味が良くボリュームもそこそこで94円と安価。