ローズ ローズィ ローズフル バッド

ローズ ローズィ ローズフル バッド

長いあいだ、恋愛から遠ざかり、すっかり枯れてしまった中堅女性漫画家の神原正子。40歳にして「自分が本当に描きたかったのはキラキラした少女漫画だった」と数十年以上離れていた少女漫画に再挑戦する。ある青年との出会いをきっかけに、イケメン男性と少女漫画のような展開が繰り広げられていく、アラフォー女性漫画家の仕事と恋の物語。正子が生み出した人気キャラクターのファブ郎が進行役を務める。集英社「Cookie」2018年11月号から連載。

正式名称
ローズ ローズィ ローズフル バッド
ふりがな
ろーず ろーずぃ ろーずふる ばっど
作者
ジャンル
作家・漫画家
 
ラブコメ
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概要・あらすじ

40歳の神原正子は、「神原薔子」というペンネームで漫画を書いている。一軒家を借りて妹と二人で暮らしていたが、身の回りの世話をしてくれていた妹はもうすぐ結婚して家を出ていく。正子は少女漫画でデビューしたものの、その後なかなか売れず、相撲好きのケーキ職人見習いのファブ郎というコミカルなキャラクターを生み出した。それが大当たりし、以来17年、ほぼファブ郎一つで食べてきた。40歳にして、ふと昔の夢だった「キラキラした少女漫画を書きたい」と思い立つ。なかなかネームができず、お気に入りのカフェに向かう時、19歳の青年の鷹野廉と出会う。雑居ビルのエレベーターでまちがえて違う階で降りてしまう正子。すると、正子につられていっしょにエレベーターを降りてしまった若いイケメンの廉と、カフェのカウンターでとなりの席になる。廉はすぐに文庫を取り出し、読書を始めた。正子は「エンガディナー」というお菓子を食べ、コーヒーを堪能。廉と少しだけ会話をし、店の外へ出た。漫画のネタを考えながら、散歩や買い物をし、疲れてベンチで休んでいると、また、さっきの青年である廉と会う。廉は軽く会釈をして立ち去るが、すぐに戻ってきて「口にエンガディナーがついてます」とほほ笑みながら教えてくれた。その一件に少しときめきを感じた正子が、妹にその話をすると「なぜ何かしらの行動に出ないのか」と責められる。19歳の彼とはなんともならないかもしれないが、兄弟とかイトコとか、つながっておけば何か新しい展開があったかもしれないのにと。そんな中、正子の漫画「日々是ファブ郎」が漫画賞を受賞したとの連絡が入る。いまさらなぜ自分が脚光を浴びるのか、不思議に思いながらも着飾って授賞式に向かう正子。おめでとうと言いながらも、失礼なことを言ってくる輩もいて、少し落ち込んでいた正子の前にドラマ制作をしている、渋くて男前の男性の鷹野怜が名刺を持ってあいさつに来た。「さっきの評論家は失礼ですね」と初対面ながら、正子の気持ちをわかってくれる怜。怜といっしょに授賞式に来ていた彼の息子の廉もあいさつに来た。正子は廉とどこかで会った気がしたものの思い出せない。また、廉の方も、着飾っていた正子がカフェで話した女性と同一人物だとは思わなかった。しばらくして廉と会っていたことを思い出した正子は、思い切って怜に一通のメールを送る。すると怜からホームパーティの誘いが来て、何を着ていけばいいのかと慌てて友達に相談する正子。正子は忘れていた胸のときめきを取り戻していく。

登場人物・キャラクター

神原 正子 (かんばら しょうこ)

アラフォーの女性漫画家。初登場時は40歳の独身で、ペンネームは「神原薔子」。18歳で少女漫画家としてデビューしたが、なかなか売れずに23歳の時、ファブ郎という人気キャラクターを生み出す。以来コミカル路線に変更し、ずっとファブ郎を描いてきた。恋愛もだいぶご無沙汰で、色気より食い気。麵類が好きでうどんはふにゃふにゃ派。お酒も大好き。一軒家を借り、妹に身の回りの世話をしてもらっていたが、妹の結婚が決まり、一人暮らしになる。少しウエーブのかかった長い髪で、前髪はなくおでこを出している。ひっつめ髪にしていることが多い。過去付き合ってきた男性の数も容姿もふつう。

ファブ郎 (ふぁぶろう)

漫画家の神原正子が生み出した人気キャラクター。この物語のナレーションを務める。相撲取りにあこがれるケーキ職人見習い。相撲取り体型で、まげを結い、まわしをつけている。首にシェフスカーフを巻き、顔は丸く、いつも舌を出している。一人称はアテクシ。

鷹野 廉 (たかの れん)

かわいらしい顔をした、物おじしない青年。初登場時の年齢は19歳。サラサラヘアで前髪は目にかかるくらいの長さにしている。父の鷹野怜と二人で暮らしており、父からもらったファブ郎のストラップを鞄につけている。素直で思っていることをすぐ口にしてしまう。

鷹野 怜 (たかの れい)

渋くて男前な中年男性。バツイチの独身で、19歳の息子の鷹野廉と暮らしている。「ルルマックス」という会社でドラマ制作をしている。キザなセリフで女性を褒めてしまうが、女慣れしているわけではない。自然な気遣いができる大人の男性。漫画賞の授賞式で会った神原正子が気になっており、ホームパーティに誘う。

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