概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
青年 (せいねん)
路地裏の下宿に引っ越してきた会社員。会社の帰りに「きなこ屋」で駄菓子を買う常連。下宿のおばさんに「きなこ屋」の歴史やばあさん、孫娘の国子のことなどを聞く。
ばあさん
駄菓子屋「きなこ屋」を営むおばあさん。孫の国子と2人暮らし。店先の木箱に正座し店番をしている。皺が深くて表情に乏しく、起きているのか眠っているのか、笑っているのか怒っているのかよくわからない。
国子 (くにこ)
小学三年生ぐらいの女の子。学校から帰ると、お使いや店番をするどこか大人びた少女。父を交通事故で亡くし、母は他の男と駆け落ちしてしまったため、ばあさんと2人暮らし。
場所
きなこ屋 (きなこや)
元はばあさんの夫が考案したきなこ菓子を売っていたが、時代の移り変わりと表通りにできた新しい店のために、現在は子供向けの駄菓子屋になっている。店を引き継いだ長男は交通事故で死亡、その妻は娘・国子を置いて菓子問屋の男と駆け落ちしてしまったため、ばあさんと孫娘が2人で店をやっている。